包装オートメーションOEM向けソリューション

HMIソリューションをより動的で使いやすくし、顧客の運用環境とより良く同期できるとしたらどうでしょうか？ FactoryTalk® Optix™は、HMIに対する新しいアプローチ方法です。柔軟性とオープン性を最優先しており、オペレータは重要な情報に簡単にアクセスし、データに基づいて迅速に行動できるようになります。プラットフォームに依存しない、このクラウドベースのモジュール式HMIプラットフォームにより、設計ワークフローの生産性を高め、機械の価値を最大化する可視化を実現することができます。FactoryTalk Optixで、どのように以下のことを実現できるかご確認ください。

• クラウドを介してウェブブラウザから直接、HMIプロジェクトを設計・テストする。デスクトップにインストール可能な設計ソフトウェアを利用することもできます。
• 事前にビルドされたライブラリと包括的なグラフィックオブジェクトのセットでプロジェクトをすばやく構築する。ロジカルライブラリフォルダに格納された業界標準のオブジェクトやロックウェル・オートメーション標準のライブラリも利用できます。ライブラリの検索ツールでオブジェクトをすばやく検索・フィルタする。
• アプリケーションプログラムを作成して任意のデバイスに展開する。完全オブジェクト指向のグラフィック設計であるため、すべてのオブジェクトがエッジに対する定義済みの相対位置でコンテナに格納されており、画面サイズや比率が変わってもオブジェクトの位置が自動的に再調整されます。

お客様のお取引先は容量を拡大する方法を模索する一方で、需要の変化に生産を適応させる能力を高めようとしています。ロックウェルの独立型カートテクノロジポートフォリオにより、お客様は従来型のコンベアが持つ制約を克服し、かつてないスピードと柔軟性を持つ機械を提供できます。あらゆるシステムをお使いの機械制御システムにシームレスに統合することができ、モジュール式であるため、お使いの包装機のニーズに合わせて正確にカスタマイズしたソリューションを構築できます。

• 高速かつ高密度の移動(最大5m/sec)によりボトルネックを解消し、全体の生産性を向上できます。
• ボタンを押すだけですばやく簡単に切換え可能な、柔軟なモーションソリューションにより、短時間運転の収益性を高めることができます。
• ソリッドステート推進方式を採用したシステムにより設計寿命および信頼性を向上させることができます。
• ソフトウェア定義のモーションコントロールとゼロ圧力の自動コンベヤで製品の品質を維持できます。

データのマッピングやロボットと機械動作のアラインメントに多くの時間を費やしていませんか？ 熟練したロボットプログラマの手が空くまでプロジェクトの進行が滞ることに不満を持っていませんか？ 統合ロボット制御ソリューションなら、これらの問題を解決して新しい、よりシンプルな設計プロセスに移行できます。統合ロボット制御ソリューションは、専用のロボットコントローラやソフトウェアを必要とせず、代わりにLogixコントローラやKinetix®ドライブでロボットアームを直接制御します。Logixコントローラによってロボットキネマティクスがホストされ、ロボットのすべての動作を指示するプログラム全体がStudio 5000®環境で構築されているため、単一の環境で包装ソリューションを完全に制御できるようになっています。統合ロボット制御により以下を実現できます。

• すべてのシステム制御のハブとしてStudio 5000環境を利用して設計、検証、試運転を行うことで、システムをより迅速に起動する。
• すでにStudio 5000環境に精通している熟練チームを活用することでワークフローを円滑化し、よりサポートしやすい機械を構築する。
• 専用のロボットコントローラを不要にすることでマシン設計を簡素化し、全体的な設置面積を削減する。
• データ交換、およびロボットと、独立型カートテクノロジなどの周辺デバイスとの同期性を向上させる。

On-Machine™ポートフォリオにより、分散型モーションコントロールの特性を利用して包装機設計に革命をもたらすことができます。分散型制御アーキテクチャを採用することで、巨大な中央エンクロージャは不要になり、すべての電気コンポーネントのハウジングに移行することで、ユーザにとってより便利、かつお客様の用途に最適な場所にデバイスを現場で設置することができます。また分散方式により、使用するコンポーネントがずっと少なくなるため、機械の性能をアップグレードしながら次回の部品表を縮小できます。

• 機械配線と終端処理の最大90%削減
• 設置費用の平均30%削減
• 使用コンポーネントを減らし、エネルギー効率を改善することによるサステナビリティ目標の推進
• 電気エンクロージャの削減または排除による平方フィート当たりの生産性向上
• 簡単に拡張・調整可能なモジュール式設計によるスケールアップと柔軟性の維持

どんな設計の変更にも何らかのリスクは伴います。通常、制御テストは、機械を物理的に構築し、機械で製品を加工できるようになって初めて実施できます。テストによって、予想外の結果やエラーが出たり、コストのかかる再設計や再製造につながったりする場合もあります。包装オートメーションOEMでは、デジタル環境で設計を仮想的に立上げることで、コンポーネントを注文する前に後期段階の問題がないか診断、修復できるようにすることでリスクを低減し、スタートアップの信頼性を高めることができます。当社のデジタル設計ソフトウェアで、以下のことができます。

• 重要な制御プログラミングタスクをプロジェクトの早期段階に前倒しすることにより、設計時間とコストを削減する。
• 仮想的な立上げで後期段階の問題を早期に診断、解決することでリスクを低減する。
• デジタル環境でシステム性能をシミュレートすることでデータに基づいた意思決定を行えるようになる。
• システムを稼働する前に、オンラインでシステムの様々なシナリオをテスト、検証する。

これまで包装オートメーションOEMは、必要なサポートを提供するためにスタッフを常駐させたり、ファイアウォールを使用しないスタンドアロン式のダイアルアップアクセスなどの手法に頼ったりしてきました。こうしたアプローチは非効率でコストがかかり、本質的にセキュリティリスクを伴います。FactoryTalk® Remote Access™を利用することで、一番離れている機械にも簡単にアクセスでき、物理的な場所を問わず適切なスキルとリソースを適切なタイミングで展開することができます。

• 世界のどこからでも必要とされる専門家を必要とするシステムに接続することでサポート能力を向上できます。
• サポートスタッフを現場に常駐させるのにかかる出張費や待機時間、長期コミットメントはすべて不要になります。
• 今日のデータ要件をサポートすると同時に、拡張または仮想現実(AR/VR)環境でのリモートサポートのような新しいアプリケーションに対応していくこともできます。
• ソリューションに迅速にアクセスする一方で、エンドユーザのサイバーセキュリティ要件にも応えることができます。