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Automation Today第80号 | 経営陣の視点

スマートテクノロジで生産性を向上

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Factory workers examine digital twin model for machinery optimization in manufacturing plant.
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Amit U. Wadaskar, Senior Technology Consultant, Plex by Rockwell Automation, Asia Pacific
アミット・ワダスカル

ロックウェル・オートメーション  エンタープライズ・ソフトウェア・コンサルティング  地域マネージャ

1. お客様の期待と規制要件の高まりの中で、アジア太平洋地域の製造メーカが直面している課題とは?

アジア太平洋地域の製造企業は、お客様の期待の高まりと厳しい規制要件に後押しされ、複数の面で大きな課題に直面しています。

柔軟性の欠如

市場の変動やお客様の要求の変化を察知し、対応するためのアジリティ(俊敏性)と柔軟性。企業は応答性の高いサプライチェーンと統合された計画システムを必要としています。

ダウンタイム

製造業はサプライチェーンの「心臓部」であるため、計画外のダウンタイムが発生すると、生産スケジュールが大きく狂い、コストが増大することになります。これはサプライチェーン全体に悪影響を及ぼします。企業は、機器の故障を予見し、予防するために、IIoTとリアルタイム分析を用いた予知保全戦略を導入せざるを得なくなっています。

サステナビリティ&規制順守

厳しい品質基準を遵守し、サステナブル(持続可能)な製造方法を採用することも重要な課題です。これらは、国内外の規制や、環境に配慮した製品を求めるお客様の嗜好によって左右されます。製造メーカは、サステナブルなプロセスを導入し、廃棄物を削減し、エネルギー効率を向上させなければなりません。これらは、多額の先行投資を伴う可能性がありますが、長期的に存続するためには極めて重要です。

マスカスタマイゼーション

B2C製造業の分野では、ロット/バッチ・サイズ・ワン、つまりマスカスタマイゼーションの需要が飛躍的に伸びることでしょう。このため、規模の経済を犠牲にすることなく、カスタマイズされた製品を効率的に生産することを可能にする、高度な製造技術とモジュール式生産ラインへの投資が必要となります。

技術投資

アジア太平洋地域のような労働集約的な市場において、高い投資対効果を目指しながら、こうした需要とコスト感応度のバランスをとることは、さらに複雑さを増し、製造メーカは技術麻痺状態に陥ってしまいます。収益性と競争優位性を維持しながら、こうした課題に対応するためには、テクノロジへの戦略的投資と継続的な労働力意識が必要です。

2. 生産オペレーションの最適化において、テクノロジどのような役割を果たすのでしょうか?

製造技術は、効率性、生産性、柔軟性を高めることによって、生産オペレーションを最適化する上で極めて重要な役割を果たすことは間違いありません。生産自動化、ロボット工学、無人搬送車(AGV)、製造実行システム(MES)、サプライチェーンプランニング、AIを活用したデータ分析によるリアルタイムモニタなどのテクノロジを活用することで、業種を問わず製造企業のプロセスを合理化し、全体的な業績を向上させることができます。製造業各社は、これらの導入後、収益と利益の両指標の大幅な改善を見ています。

Industrial robot, inspecting products for quality control, automated guided vehicles

OEE、サイクルタイム、生産リードタイム、ダウンタイム、ファーストパス歩留まり、スループット、歩留まり率、在庫回転率、エネルギー効率などの主要な指標を追跡することは、製造企業が継続的な改善を推進するために、これらの製造技術の有効性を測定することを可能にする重要なパフォーマンス指標です。

3. 製品品質と顧客満足度を維持しながら、製造メーカはコスト削減のバランスをどのようにとるべきですか?

品質には間違いなくコストがかかります。しかし、予防のコスト、つまり最初から良い品質を確保するコストは、後で欠陥を修正するコストよりも常に低いものです。

私は技術者時代、田口玄一博士の「設計による品質」という概念に深く影響を受けました。この原則は、研究開発および製品設計(APQP、PPAP、FMEA、HACCPなど)に品質管理を組み込むことを強調し、製造現場に投入された時点で不良品ゼロを達成する製品を生み出すことを目指すものです。

生産が開始されれば、修正する必要がないほど製品が綿密に設計される世界を想像してください。これが「設計による品質」の本質です。

今日の技術の進歩により、この理想は現実のものとなりました。デジタルエンジニアリング、デジタル生産オートメーション、デジタル生産オペレーション(MES、QMS、データ分析など)の技術に投資することで、田口博士のビジョンを費用対効果と拡張性をもって実現することができます。

このような投資により、正確で一貫性のある生産工程が可能になり、人的ミスを減らし、効率を高めることができます。品質が最初から製品に組み込まれていることを保証し、コストのかかる修正の必要性を減らし、最終的にお客様を満足させるのに役立ちます。予防と評価を通じてこのアプローチを採用することで、製造メーカは一流の製品を効率的に提供しながら、より大きなスケールメリットを達成し、競争力を維持することができます。

4. 競争力を維持するために、製造工場にはアジリティ(俊敏性)と柔軟性が必要だとおっしゃいましたが、MESと強力なアナリティクスを組み合わせることで、どのように役立つのでしょうか?

MESは、あらゆる工場フロアの製造オペレーティングシステムとして機能します。MESは、組織がトップラインとボトムラインに影響を与える重要な戦術的決定を下すのに役立つデータを保持しています。

MESは「記録システム」として、データ分析システムは「文脈解析エンジン」として機能し、両システムを組み合わせることで、企業は実用的なインテリジェンスを得ることができます。
  • アジリティ(俊敏性)と柔軟性の向上: 生産プロセスを即座に可視化し、迅速な調整を実現
  • ダイナミックなスケジューリング: 市場の需要に適応する柔軟な生産スケジューリング
  • 予知保全: 機器の故障を予測し、計画外のダウンタイムを削減
  • 予測品質管理: 品質問題の早期発見と修正
  • デボトルネッキング: 非効率を特定して対処し、オペレーションを改善する
  • コスト変動の最適化: ムダとオペレーションコストを削減するための転換コストの分析
     

一例として、エネルギー管理システムから入手したエネルギー強度(WAGES使用データ)を、MESの生産データと照らし合わせることができます。この分析により、エネルギー使用量が特定のSKUの変換コスト、欠陥分析、収益性に与える影響について、驚くべき知見を得ることができます。

MESとアナリティクスを統合することで、製造工場は業務効率を高め、高品質を維持し、市場の変化に対応し続けることができ、競争優位性と顧客満足を確保することができます。

5. ロックウェル・オートメーションは、製造業が卓越したオペレーションを推進し、ビジネス価値を生み出すためにどのような支援をしていますか?

ロックウェル・オートメーションは、センサやコントローラから、SCADA、MES、ERP、SCM、産業用Data Ops、サイバーセキュリティに至るまで、包括的なテクノロジ・ソリューションの提供を通じて、製造企業の卓越したオペレーションを推進し、ビジネス価値を創出する強力な立場にあります。ロックウェル・オートメーションは、これらの各分野のプロバイダとして、現在から将来にわたって、製造業のテクノロジに対するニーズに対するワンストップのビジネストランスフォーメーションのパートナとしての役割を果たしています。

2つの事例をご紹介しましょう。

インドの大手自動車部品メーカであるお客様は、100%紙ベースの工場運営のため、効率性と生産性に大きな課題を抱えていました。トレーサビリティは、コンプライアンスと新規ビジネス獲得のために非常に重要でした。ロックウェル・オートメーションのクラウドベースのMESであるPlex Smart Manufacturing Platform™は、このような課題を解決するために採用されました。プロセスを自動化し、地理的にインド全土に広がる4つの工場オペレーションにリアルタイムのデータインサイトを提供することで、効率性の向上と生産性の向上を実現します。また、包括的なトレーサビリティを確保することで、規制遵守要件を満たし、新たなビジネスチャンスを確保することができます。

別のお客様である東南アジアの大手電気自動車(EV)バッテリメーカは、急速に拡大するビジネスに適応できない頑強な旧式MESに苦慮していました。彼らは、より拡張性が高く、セキュアで、市販のMESプラットフォームを必要としていました。ロックウェル・オートメーションのMESプラットフォームは、同社のニーズを満たす理想的なソリューションでした。同社の成長を支えるのに必要な拡張性と、変化するビジネスニーズに適応する俊敏性を備えていました。MESプラットフォームによって、スムーズなオペレーション、ダウンタイムの削減、全体的な効率の向上が可能になり、同社の成長軌道に直接貢献しています。

いずれのケースでも、時代遅れの手作業プロセスや柔軟性に欠ける旧式のシステムといった具体的な課題に対処することで、メーカが特定の課題を克服し、将来に向けて業務を強化できるよう支援しました。

Amit Wadaskar
Amit Wadaskar
Regional Manager, Enterprise Software Solution Consultant, Asia Pacific, Rockwell Automation
Amit brings over two decades of extensive experience in hands-on shop-floor manufacturing engineering projects, plant operations management, and manufacturing systems consulting. His expertise extends to manufacturing systems R&D, commercialization and Implementation. He has spearheaded numerous digital transformation projects, emphasizing adaptability to Industry 4.0, Smart Manufacturing, Connected Enterprise, and Smart Connected Operations. Amit has co-patented inventions in operations management systems and holds a degree in Industrial Engineering.
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