- 需要拡大に対応する生産量の増大
- サイクルタイムの短縮と運用効率の向上
- パレタイジング作業における手作業の削減
- インシデントリスクの低減とゾーンベースの安全保護による、測定可能な安全の向上
- デジタル基盤の確立(制御、モーション、データを単一のプラットフォームに統合)
Greenfields社は、「幸せな牛が良質な牛乳を生み出す」というシンプルな信念のもと設立された、現代的な乳製品生産企業です。同社は、高品質で自然な乳製品の提供、徹底したサービス基準の維持、そして地域全体にわたる信頼できる販売パートナとの連携に尽力しています。また、責任ある酪農と環境保全活動を通じて、人材への投資や地域社会への貢献も行なっています。
- 大幅な需要拡大に伴う生産能力増強への対応
- 処理速度の遅さやサイクルタイムの制約といった、半自動パレタイジング工程の課題を克服
- ダウンタイムを最小限に抑えつつ生産性を最大化する、高性能なシステムを実現
- 国際的に認められた機械・安全規格への適合を達成
- 既存の包装ラインにスマート・パレタイジング・マシンを統合
- Integrated Architecture® (統合アーキテクチャ)と世界的な安全規格の採用により、さらなる性能、安全、拡張性を実現
- 統合制御と安全を実現するGuardLogix®
- スマートな可視化を実現するFactoryTalk® View
- 精密なモーション制御を実現するPowerFlex®
Greenfields Indonesia社は、インドネシア最大級の乳製品メーカであり、東南アジア全域で展開する主要な生乳ブランドです。同社は、生乳、UHT (超高温殺菌)牛乳、ヨーグルト、チーズ、クリーム製品を生産する一貫体制の酪農場および乳製品加工施設を運営しています。
同社の乳製品に対する需要は堅調に推移しており、その拡大する需要に対応するためにはシステムの最新化が必要とされていました。求められたのは、機械システムや安全に関する国際的な規格に準拠しつつ、高いパフォーマンスを発揮できるソリューションでした。特に課題となっていたのは、パレタイジング(積み付け)工程が半自動化にとどまっていたことであり、その結果、生産速度が上がらず、目標とするサイクルタイムの達成に制約が生じていました。
Greenfields社は、生産効率と生産量の向上を目指し、ロックウェル・オートメーションおよびエンジニアリング・自動化の専門企業であるUnggul Semesta社と連携して、スマート・パレタイジング・ソリューションを導入しました。Unggul Semesta社は、ロックウェル・オートメーションの複数のソリューションを組み合わせ、統合アーキテクチャソリューションを構築しました。
ロックウェル・オートメーションの東南アジア地域担当のバイスプレジデントであるマルセロ・タルキエルタウブは次のように述べています。「東南アジアの製造業が需要の拡大に対応する中で、効率性と安全を維持しつつ生産規模を拡大できる能力は極めて重要です。本プロジェクトは、統合アーキテクチャがいかにして制御、安全、リアルタイムデータを統合し、運用パフォーマンスを向上させることができるかを示す好例です。システムを接続し、業務全体の可視化を実現することで、当社はGreenfields社のようなお客様が、よりデジタル化され、相互接続された製造環境に向けた強固な基盤を構築できるよう支援しています。」
課題
業務上の制約を克服しつつ生産性を向上させる
事業拡大と需要の増加に対応するため、Unggul Semesta社は、既存の半自動パレタイジング工程における制約を解消しつつ、Greenfields社の生産能力を増強する必要がありました。
同時に同社は、ダウンタイムを最小限に抑えながら生産性を最大化できる、高性能なシステムを求めていました。さらに、機械システムおよび安全に関する国際規格(ISO 12100やISO 10218など)への適合性を確保しつつ、システム統合の柔軟性や将来的な拡張性も維持できるソリューションであることが求められました。
ソリューション
性能と可視性を実現する、スマートで統合されたパレタイジング
Unggul Semesta社は、効率性、安全、および運用状況の可視性を向上させるスマート・パレタイジング・ソリューションを導入するため、ロックウェル・オートメーションと提携しました。
「Greenfields社の需要拡大に対応するためには、ボトルネックを生じさせることなく、パレタイジング業務を改善し、生産能力を増強する必要がありました。制御と安全機能を統合したスマート・パレタイジング・システムを導入することで、高い安全規格を維持しつつ、サイクルタイムと運用効率を向上させることができました。このシステムは既存の生産ラインと円滑に統合され、リアルタイムでの可視化を実現するため、より一貫性のある信頼性の高い運用が可能になります。」
このソリューションの中核を成すのは、制御、モーション、可視化の機能を単一の統合システムにまとめたIntegrated Architecture® (統合アーキテクチャ)です。GuardLogix®は、単一のプラットフォーム上で機械制御と安全機能の両方を実現し、PowerFlex®ドライブはパレタイジング作業において高精度かつ効率的なモーション制御を提供します。また、FactoryTalk® View and PanelView™は機械の稼働状況をリアルタイムで可視化し、直感的なダッシュボードを通じて、オペレータが生産状況や機械の健全性を監視できるようにします。
このスマート・パレタイジング・マシン(パレタイザ)は既存の包装ラインにシームレスに統合され、ボトルネックを生じさせることなく、より円滑な運用を実現しました。IoT対応の接続機能を活用することで、システムはリアルタイムの生産データや知見を提供し、意思決定の改善や予防保全を可能にします。
技術コンサルタントおよびパートナとしてのロックウェル・オートメーションの役割は、技術的に堅牢であるだけでなく、Greenfields社の長期的なデジタル化の目標にも合致したソリューションの実現に貢献しました。
結果
効率性、安全、および生産能力の向上
Greenfields社は、スマート・パレタイジング・ソリューションの導入により、高まる市場需要に対応するための生産能力向上を実現しました。同時に、手作業の工程を削減することで、サイクルタイムの短縮と全体的な業務効率の改善も達成しています。この統合システムは、高い稼働効率を維持しつつ、インシデントリスクの低減やゾーンベースの安全保護機能の導入など、安全面での確実な向上をもたらしました。
このソリューションは、生産ダッシュボードや設備の稼働・健全性に関する情報をリアルタイムで可視化するとともに、制御、モーション、データを単一のプラットフォームに統合するデジタル基盤を構築し、同社のデジタル化された製造環境への移行を支援しました。
「スマート・パレタイジング・ソリューションの導入により、手作業の削減とパレタイジング作業の高速化が実現し、生産効率全体が向上しました。また、この統合システムは、高い稼働性能を維持しつつ、ゾーンベースの安全保護機能によって安全を高めています。さらに、生産状況や設備の健全性をリアルタイムで可視化できるようになったことで、監視体制が強化され、生産現場におけるより効果的な意思決定が可能になりました。」
将来の製造に向けたデジタル基盤の構築
本プロジェクトは、制御、モーション、データを単一のプラットフォームに統合することでデジタル基盤を構築し、Greenfields社がよりスマートかつ完全なデジタル化が進んだ製造環境へと移行することを可能にします。
同社は、このソリューションを他の生産ラインにも展開する計画を進めており、生産性、安全、システム性能を維持しつつ、事業規模を拡大できる体制を整えています。
公開 2026年9月11日
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