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ケーススタディ | 食品 & 飲料
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ハワイアンホースト・グループは、たった1台の機械で多フォーマット、高スループット包装の課題を克服

Cama Group社は、包装形態に関係なく、デリケートなお菓子を慎重かつ正確に、大規模かつ高速に包装するカスタム技術を開発しています。

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Hawaiian milk chocolates on a plate
Hawaiian Host Group logo
課題

ハワイアンホースト社は、包装業務の自動化とデジタル化の必要性を認識していましたが、幅広い包装レシピの必要性は、従業員の慎重な考えと「未知の世界に足を踏み入れる」ことでさらに高まっていました。

ソリューション

の製品を備えたロックウェル・オートメーションのソリューションを導入

  • 統合安全を搭載したControlLogix® 5580 PAC
  • POINT I/O™
  • Kinetix® 5700サーボドライブ
  • Kinetix 5300サーボドライブ
  • Stratix™ 5700スイッチ
  • PanelView™ Plus 7 HMI
  • PowerFlex® 525可変周波数ドライブ
結果
  • エンドユーザと世界有数の包装機械の機械装置メーカ(OEM)との緊密な協力関係
  • 自動化アーキテクチャにより、バッチ間のダウンタイムを最小限に抑え、1台の機械で複数の包装レシピに対応することが可能
  • 成長とさらなるデジタルトランスフォーメーションのためのスケーラブルなオートメーション基盤
  • 電子アーキテクチャがインダストリ4.0主導のARアプローチを支える。
  • ARとデジタル化が、限られた/孤立した集団から若い人材を引き寄せる。

消費者にとって、これほどうれしいことはありません。あらゆるシーンに対応するパッケージサイズとフォーマットで、ありとあらゆる製品と利便性をお届けします。シングル、ペア、複数のフレーバー、スナックサイズ、ファミリーサイズ、ジャンボサイズなど、どんなものでも見つけることができます。この多様性に加えて、季節限定、ギフトパック、量に応じたプロモーションなど、マーケティングとブランド認知があります。

製造の観点からは、この多様性がバッチランとスループットを決定しますが、二次包装と三次包装においてこそ、本当の課題が始まります。製品タイプ、製品量、箱・パケット・販促スタイルによって、包装レシピは多岐にわたります。さらに、多くの大手エンドユーザは、1台の機械にこれらのマルチロール機能を求めています。包装機械の機械装置メーカ(OEM)は、本当に大変なのです。

課題

その一例が、ホノルルを拠点とするハワイアンホースト社の挑戦です。ハワイアンホースト社は、北米を代表する製菓会社であり、チョコレートで覆われたマカダミアナッツの世界最大のメーカです。

ハワイアンホースト・グループは、マカダミアナッツ製品の一次包装のオートメーションソリューションを開発するために、イタリアのCama Group社に依頼しました。

ハワイアンホースト・グループは、ハワイでのチョコレート製品の生産に特有の課題を管理しながら、チームを成功に導くための段階的なアプローチとして、自動化に興味を持っていました。

オートメーションは効率化を助け、より高い生産率を促進する一方で、将来の製品革新に対応する柔軟性を欠く可能性があります。Cama Group社のチームは、ハワイアンホースト・グループと協力して、将来の製品革新に対応できるモジュール式アプローチを提供しながら、オペレーションを最大化するソリューションを設計し、この難題に立ち向かいました。

ソリューション

Cama Group社がハワイアンホースト・グループのために構築したラインは、このユニークな包装の課題に特化したもので、ロックウェル・オートメーションのデジタル化された制御アーキテクチャを中核としています。

デルタロボットは、高度なレーザスキャナから送られてくる品質、形状、位置情報に従って、特別に設計されたグリッパーでインフィードコンベアからチョコレートをピッキングし、デネスターから並行して送られてくるポリエチレンテレフタレート(PET)樹脂製のトレイに静かに入れます。

充填されたトレイは、1枚ずつ、またはクッションシートを挟んだ2枚1組でカートントレイに入れられ、蓋が形成され、挟み込まれます。最終的には、4個から32個のチョコレートが入った箱が完成します。

このラインでは、ロボットがチョコレートを直接カートンに詰めるバルク包装(袋や箱にまとめて大量に入れたもの)も行なうことができます。バルク包装のレシピは、ラインに問題が発生した場合の予備としても使用され、大幅なダウンタイムを防ぐことができます。工程を終えた箱はX線検査され、ラインの最後にあるケース包装機に運ばれます。

結果

ハワイアンホースト・グループは、自動化への強い願望を持ちながら、その裏には健全な警戒心があるという点で、特別な存在ではありません。ハワイアンホースト・グループの製造ディレクターであるクリス・ラバゴ氏は最近のROKStudiosのセッションで次のように説明しています。「私たちがこのプロジェクトを進める理由はいくつもあります。私たちの孤立した島は、ユニークな課題を抱えています。私たちがオートメーションへの移行を検討したとき、これらの課題は、私たち自身を成功に導くために取り組むべき重要なものでした。」

「私たちのスタッフの中には、オートメーションは自分たちに取ってかわるものだという、理解できるけれどもステレオタイプな考えを持った慎重な者も当然いました。しかし、それは私たちの焦点ではありませんでした。私たちは、従業員を補い、力を与えるテクノロジに投資することで、オペレーションを最適化したかったのです。私たちは、従業員がロボットとどのように接するかを重視しました。私たちは、よりデジタル化された職場環境を好む従業員の増加に合わせ、親しみやすく、直感的なユーザインターフェイスを活用したかったのです」と、彼は続けました。

Cama North Americaのマネージングディレクターであるビリー・グッドマン氏はそのプロセスをこう説明します。「私たちは、常にコンサルティング・チーム・ベースのアプローチを採用しています。実際、このプロジェクトにおけるCamaの仕事は、2023年世界菓子会議で評価され、チーム・オブ・ザ・イヤーを受賞しました。」

グッドマン氏はさらに続けます。「最初のステップは、お客様の正確なニーズを分析し、監査することです。そして、当社の「サンドボックス」と呼ばれる機械とモジュール(トップロードとサイドロードの技術を含む)を、サードパーティーのソリューション(ビジョン、グリッパー、そしてもちろんこの場合はオートメーション)と組み合わせて使用することで、アプリケーションの正確なニーズにマッチするカスタマイズされたソリューションを生み出します。たとえ機械の動作原理が比較的標準的なものであっても、すべてのプロジェクトは本当にユニークです。この例では、人員、工場スペース、不動産、運用上の要求など、複数の考慮事項のバランスをとる必要がありました。」

グッドマン氏は次のように説明します。「この種のプロジェクトでは、パートナシップは、最初のコンセプトを開発するだけでなく、パッケージの実現に至るまで、そして初日だけでなく365日、さらにその先まで、重要な鍵となります。私たちのインダストリ4.0ツールのいくつかは、携帯電話やタブレットで育った若い世代に適しています。」

「トレーニング、交換、メンテナンスのために拡張現実(AR)を導入し、人々を興奮させ、夢中にさせるだけでなく、機械をより効率的に稼働させることができます。」

ロックウェル・オートメーションの南ヨーロッパ担当リージョナル・バイス・プレジデントであるエリック・チャレンゲアスは次のように結論づけています。「このプロジェクトの技術的な課題の大半が、パンデミックの流行期と流行後の期間に完了したことは印象的でした。幸運なことに、Cama Group社とはすでに非常に緊密な関係にありました。同社はゴールドレベルのOEMとして当社のPartnerNetwork™のメンバーであるだけでなく、研究開発や製品テストでも提携しており、このプロジェクトの成功とその結果得られた技術はその証です。」

チャレンゲアスはさらに続けます。「私たちは、未知の世界に飛び込むことに神経をすり減らすことがあることを知っています。そのため、エンドユーザのニーズに共感しています。この場合、ハワイアンホースト・グループは、拡張性の高いデジタルトランスフォーメーションの基盤を手に入れました。この機能によって、圧倒されすぎることなく、徐々にその能力を高めていくことができます。これは、クリスがROKStudiosのインタビューで「トレーニングホイール(補助輪)」と表現した機能です。」

公開 2024年5月31日

トピック: デジタルトランスフォーメーションを促進 食品&飲料 食品包装 サーボドライブ センサおよびスイッチ ControlLogix I Oモジュール
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