- リアルタイムデータと診断機能により、操業状況の可視化と意思決定が向上
- ダウンタイムの削減と操業効率の向上を実現
- プラントを離れた場所からモニタ、トラブルシューティング、最適化が可能に
- Revere Goldプロジェクトの将来的な拡張に対応可能なスケーラブルなプラットフォーム
エベレスト・メタルズ社 (Everest Metals Corporation)は、ASX (オーストラリア証券取引所)に上場する西オーストラリア州の資源企業であり、世界有数の鉱業地域(ティア1地域)において、金、卑金属、重要鉱物の探査・開発事業を展開しています。
- 西オーストラリア州の遠隔地にある現場において、現場常駐スタッフを最小限に抑えつつ、信頼性の高いプラント全体制御システムが必要とされた。
- 金市場の好況を受け、迅速な立上げが求められた。
- 電気技術者が常駐しない環境下で、リアルタイムの診断および遠隔地からの故障診断・特定を行なう必要があった。
- PlantPAx®分散制御システム(DCS)
- ロックウェル・オートメーションのシステム・インテグレータ・パートナであるEQ Logic社が設計・導入
- CompactLogix®プロセッサ、PowerFlex®ドライブ、POINT I/O™モジュールとの統合
- リモート立上げおよびロックウェル・オートメーションによる強力な技術サポートを実現
課題
西オーストラリア州マーチソン地域に位置する171平方キロメートルもの広大かつ遠隔地にあるRevere Gold (リビア・ゴールド)プロジェクトにおいて、エベレスト・メタルズ社は、効率的な金生産を支えるための、堅牢かつプラント全体を網羅する制御ソリューションを必要としていました。
金価格の高騰により迅速な対応が求められる中、同社には、早期の稼働開始が可能でありながら、長期的な運用価値と拡張性も備えたシステムが必要とされていました。
また、遠隔地という立地条件から現場に常駐の電気技術者を配置できないため、現場での絶え間ないサポートなしでも、遠隔地からの障害特定やリアルタイム診断が可能であり、かつ信頼性の高いプラント稼働を実現できるシステムが不可欠でした。
ソリューション
エベレスト・メタルズ社は、Revere Goldプロジェクト向けに特別に最適化されたロックウェル・オートメーションの分散制御システム(DCS)であるPlantPAx®を導入しました。このシステムは、ロックウェル・オートメーションのシステム・インテグレータ・パートナであるEQ Logic社によって提供されました。
EQ Logic社は、鉱業および海洋分野の自動化における経験をいかしてエンド・ツー・エンドのソリューションを設計・導入し、迅速かつ統合的な展開を実現しました。
このソリューションの主な構成要素は以下の通りです。
- プラント全体の制御および情報プラットフォームとしてロックウェル・オートメーションのPlantPAx DCSを採用
- CompactLogix®プロセッサ、PowerFlex®ドライブ、およびPOINT I/O™モジュールとの統合
- リモート立上げ機能で導入スケジュールの短縮を支援
- 迅速な立上げ期間中におけるロックウェル・オートメーションからの強力な技術サポート
- 将来の操業拡大に対応可能なスケーラブルなシステムアーキテクチャ
PlantPAxプラットフォームは、制御と情報のための統合環境を提供し、現場全体にわたる一貫したリアルタイムの可視化を実現しました。
ロックウェル・オートメーションの南太平洋地域担当バイスプレジデントであるエイドリアン・ギエッコは次のように説明しています。「PlantPAxは、プラント全体を網羅する拡張性の高い統合制御および情報プラットフォームであり、生産者がより適切かつ迅速な生産上の意思決定を行ない、効率を向上させ、運用リスクを低減できるよう支援します。」
「今回のような金鉱山事業では、柔軟性と変化への適応力が求められると同時に、ダウンタイムを最小限に抑える必要があります。生産が行なわれていない時間は、すなわち収益が得られない時間を意味するからです。」
「さらに、PlantPAxは実証済みの手法を採用しており、人的ミスの低減に寄与します。安全機能はシステムに組み込まれており、バイパス(無効化)することはできません。」
結果
PlantPAxの導入は、エベレスト・メタルズ社のRevere Goldプロジェクトにおいて、すでに目に見える成果をもたらしています。
可視性の向上と意思決定の迅速化: リアルタイムのデータと診断機能により、オペレータはプラントの稼働状況をより的確に把握し、より迅速かつ情報に基づいた生産に関する意思決定を行えるようになっています。
EQ Logic社のディレクターであるハリクリシュナン・スビアン氏が説明するように、「こうしたシステムにおいて、鍵となるのは情報です。手元にある情報の質がそのまま成果を左右するため、リアルタイムで質の高いデータを活用することが、効率性の向上とより良い結果の創出につながるのです。」
ダウンタイムと運用リスクの低減: 標準化された制御機能と統合された安全機能により、人的ミスの低減、信頼性の向上、および計画外ダウンタイムの最小化が図られます。
リモート操作機能: 現場が遠隔地にあるという特性上、以下の機能の実現が不可欠でした。
- システムを離れた場所から立上げ
- 現場外からのリアルタイム診断
- 常駐の電気技術者を必要としないトラブルシューティング
「使いやすく直感的なインターフェイスのおかげで、オペレータはすぐにシステムに慣れ、業務の最適化に着手できます。立上げはすべて遠隔で行なうことができましたし、継続的な診断や修正作業も同様に遠隔で実施可能です。現場が遠隔地にあることを踏まえると、これは極めて重要な機能です」と、スビアン氏は付け加えました。
将来の成長に向けた拡張性のあるプラットフォーム: Revere Goldプロジェクトが鉱物資源量推定やその先の段階へと進む中、PlantPAxシステムは、操業を中断することなく拡張可能な柔軟な基盤を提供します。
エベレスト・メタルズ社の事業開発・IR担当であるサイモン・フィリップス氏は次のように述べています。「エベレスト・メタルズは、価値の最大化を目指してあらゆる資金を投じています。今回の制御システム統合はすでに価値をもたらしており、当社の事業にさらなる価値を付加し続けるための機能を備えています。」
「EQ Logicとロックウェル・オートメーションは、野心的な立上げの期限を遵守し、卓越した成果を達成するために、私たちと一丸となって尽力してくれました。」
「Revere Goldプロジェクトが初期の鉱物資源量推定、そしてその先の段階へと進む中で、拡張性に優れたPlantPAxプラットフォームは、操業を中断させることなく、制御システムを事業の拡大に合わせて発展させていくことを可能にします。」
公開 2026年6月12日
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