リアル･ペット･フード社は製造を自動化および統合

バラバラのシステム、データと視認性の欠如

ダニエル･バエズ氏は、オーストラリア最大のペットフード製造メーカであるリアル･ペット･フード社のアナリティクス･ケイパビリティ･マネージャです。同社の企業成長の大部分は、さまざまな国での買収によるものです。

バエズ氏は次のように説明しました。「買収による成長の結果、工場にはさまざまな部品や機器があり、その一部は時代遅れとなっていました。施設全体でさらなる標準化が必要でした。

さらに、私たちが入手した情報は断片的で、手作業で収集されたものでした。特に効率、廃棄物の削減、製品品質の改善を促進するために、これらすべてのデータソースを統合して、より良い情報を得る必要がありました。」 

デジタルトランスフォーメーションの専門知識とミドルウェアプラットフォーム

リアル･ペット･フード社は、ロックウェル･オートメーションの事業会社であるカリプソと契約し、目標を達成するための計画を策定しました。カリプソは、デジタルトランスフォーメーションのコンサルティングを専門としており、ロックウェル･オートメーションの製品を活用してお客様の施設でデジタルトランスフォーメーションを推進しています。

カリプソは、リアル･ペット･フード社の複数のシステムおよび資産を接続し統合する、ミドルウェアプラットフォームを提供しました。ミドルウェアプラットフォームは、FactoryTalk® InnovationSuite上に構築されています。IIoT (産業用モノのインターネット)プラットフォームは、RFP (提案依頼書)、ERP (エンタープライズ･リソース･プランニング: 企業資源計画)、MES (製造実行システム)、QMS (品質管理システム)、CCMS (コンポーネントコンテンツ管理ソリューション)、ETL (Extract (抽出)、Transform (変換･加工)、Load (格納))システムを接続および統合し、オペレーションチームとマネジメントチームに信頼できる単一のソースを提供します。

また、Allen-Bradley®のプログラマブルコントローラとPowerMonitor™電力モニタ上に構築されたエネルギー･インテリジェンス･ソリューションも含まれていました。このソリューションは、ユーティリティ消費量、生産量、およびエネルギー効率とコストに関連するその他のKPI (重要業績評価指標)をモニタして報告します。

リアル･ペット･フード社は、導入後すぐにデータを収集、視覚化、分析できるようになりました。

バエズ氏は次のように述べています。「この分野に関する専門知識があまりなかったので、カリプソチームに助けてもらって助かりました。まだ初期段階ですが、状況に沿った情報をほぼリアルタイムで確認できることで、最大価値の推進のために次に注力すべき点を理解するのに役立ちました。」