産業オートメーションおよびデジタルトランスフォーメーションのグローバルリーダであるロックウェル・オートメーション(NYSE: ROK)は、全社的なデジタル化プログラムの一環として、ロッテンドルフファーマ社が包括的な電子バッチ記録ソリューションであるロックウェル・オートメーションのFactoryTalk PharmaSuite®製造実行システム(MES)を導入することを発表しました。
ドイツのエニゲローに本拠を置くロッテンドルフファーマ社は、固形製剤の開発・製造受託を得意とするグローバルCDMO (開発・製造受託機関)です。Total Process Ownership (TPO)とTotal Technological Mastering (TTM)の理念のもと、顧客管理のリソース要件とコストを削減し、サプライチェーンと製品品質を向上させるべく活動しています。
FactoryTalk PharmaSuite MESの導入は、ロッテンドルフフファーマ社がより高い精度、品質、効率性、再現性を享受できるだけでなく、さらなるデジタル化活動のための強固な基盤を構築することにもなります。このシステムを中央計量業務に導入することで、一貫性があり簡単にアクセスできる計量・分注データが提供され、ロッテンドルフファーマ社のバリューチェーン全体にわたるエンド・ツー・エンドの電子バッチ記録の第一歩となります。
ロックウェル・オートメーションのピエール・テスナー中欧・東欧地域担当副社長は、次のように述べています。「ロッテンドルフファーマ社は、受託製造業者として、複数の顧客バッチと製剤を同時に進行させるという新たな課題に直面しています。プロセスの初期段階から着手することで、同社は変革を拡大するための強力な基盤を手に入れることができます。その後の段階はすでに開発中であり、当社の製薬とソフトウェアのスペシャリストが手厚くサポートしています。」
ロッテンドルフファーマ社のITアプリケーションマネージャであるアルネ・グローニック氏は次のように説明します。「私たちはグローバルに多くの顧客を抱えており、検証は私たちの生産活動において大きな役割を担っています。私たちの観点からは、製薬業界に特化しているだけでなく、広範で多様な、そして進化するグローバルな法規制に直面しても完全な検証を実証するソフトウェアプラットフォームが必要でした。また、このソフトウェアがもたらす効率化によって、高度な訓練を受けたオペレータを、より人間同士のやりとりに適した付加価値の高い活動に投入することができるようになります。」