産業用オートメーションおよびデジタルトランスフォーメーションのグローバルリーダであるロックウェル・オートメーション(NYSE: ROK)と、ZEVx, Inc. (旧ゼロ・エレクトリック・ビークル)社は、先進技術を活用して電気自動車(EV)の普及を加速させるため、3年間の戦略的提携を行なうことを発表しました。ZEVx社は、小型・中型車両の電動化を専門としており、お客様がカスタマイズした内燃エンジン(ICE)を1日でEVに変換することができます。ロックウェル・オートメーションのソリューションと、従来の自動車サービスパートナのネットワークを活用することで、ZEVxはお客様の車両に特化したキットを組み立て、変換のペースを加速させることができるようになります。
ZEVxは、従来の自動車サービスパートナが同社のICEからEVへの変換キットを最も効率的に利用するために必要な社内専門知識を最大限に活用するため、FactoryTalk Innovation Suite solution powered by PTCソリューションであるVuforia Expert Captureの活用を戦略的に決定しました。この技術により、ZEVxのパートナに知識を迅速に提供し、ICEからEVへの変換率を高め、市場投入までの時間を短縮することが可能になります。さらに、Vuforia Expert Captureを活用することで、ZEVxは、パートナ各社がお客様のために変換を行なう際の一貫性を確保することができるようになります。
さらに、拡張現実(AR)リモート支援アプリケーションであるVuforia Chalkは、進化し続けるEV環境におけるZEVxのコラボレーションを支援します。この革新的なソリューションは、複雑な課題や不慣れな課題に直面する技術者をリアルタイムで支援する、強力なコラボレーションおよびコミュニケーションツールです。Vuforia Chalkは、専門家の出張や技術者が繰り返し訪問することにかかる時間や費用をかけずに、より迅速な解決を実現します。
ロックウェル・オートメーションの自動車&タイヤ部門のエンタープライズアカウントでありバイスプレジデントであるジョン・カッサーは次のように述べています。「電気自動車の革命はここにあります。そして、ロックウェル・オートメーションはZEVxのような革新的な新興企業に、安全と生産効率を最大限に高めながら、EVパワートレインキットの製造と流通を加速するために必要な先進技術を提供できることを誇りに思っています。Vuforiaソリューションは、スタートアップから大手自動車メーカまで、情報主導型業務の強化に必要なツールと技術を提供し、それによって生産の迅速化、ダウンタイムの低減、貴重なリソースの節約を実現します。」
ZEVxの創設者兼最高データ責任者であるチャールズ・モーリー氏は次のように述べています。「ロックウェル・オートメーションのチームと共に働くことは、ZEVxの生産チームにとって非常に有益なものでした。ロックウェル・オートメーションは、パワートレインキットの生産と構成性をさらに最適化する先進的な製造技術を採用するZEVxのビジョンを理解しています。私たちは、パワートレインキットのグローバルな納入を急速に拡大する中で、ロックウェル・オートメーションとの協力と学習を続けていきたいと考えています。」
ロックウェル・オートメーションの電気自動車生産ソリューションの詳細は、こちらをご覧ください。
公開 2022/04/20
ロックウェル・オートメーションについて
ロックウェル・オートメーション(NYSE:ROK)は、産業用オートメーションおよびデジタルトランスフォーメーションのグローバルリーダーです。人々の創造力とテクノロジの潜在力を結びつけることで人の可能性を広げ、お客様の生産性を高め、地球に優しい技術を提供します。米国ウィスコンシン州ミルウォーキーに本社を置き、約24,500名の従業員が、世界100カ国以上の営業拠点でお客様をサポートしています。製造業におけるコネクテッドエンタープライズ実現の詳細は、当社ホームページをご覧ください。https://www.rockwellautomation.com
ZEVxについて
ZEVx, Inc. (旧ゼロ・エレクトリック・ビークル)は、アリゾナ州に拠点を置き、小型・中型フリート車両の電化における世界的なリーダとなることを目指したエンジニアリングを行なう会社です。ZEVx独自のパワートレイン(バッテリーと駆動モータ)構成と、既存のフリート車両の迅速な転換により、世界的に電気自動車の普及を加速させ、持続可能な目標達成に向けたフリート業務の変革に必要なサポート基盤、フリートサービス、知識をお客様に提供します。ZEVxの主なミッションは、既存の自動車およびモビリティのエコシステム全体へのEVの参入を可能にし、フリートの電化の実現をサポートしながら、民主化されたパートナシップによって規模を拡大し、すべての人にEVという「夢」を提供することです。