魚介類の世界生産量は過去50年間で4倍に増加し、魚介類を養殖するアクアカルチャーは天然漁獲量を上回っています。このような背景の中、魚介類に対する消費者の嗜好も変化しており、最適な味だけでなく、より倫理的でサステナブル(持続可能)な生産方法が求められています。
この消費者需要の変化を捉えるため、ノバスコシア州を拠点とするサーモン養殖場であるサステナブル・ブルー社は、繁殖と育成のプロセスの品質と持続性を最適化する新しい養殖方法を開拓してきました。フェアフィールド・コントロール・システムズ社、ブルーテック・システムズ社、ロックウェル・オートメーションの協力を得て、サステナブル・ブルー社は高度な制御ソリューションを統合し、養殖場のネットワーク全体で水処理と純度を向上させました。
ロックウェル・オートメーションとフェアフィールド・コントロール・システムズ社は、保守が容易な制御環境で、極限状態に対応できる標準化された制御システムを開発することに取り組みました。
この制御ソリューションでは、水の使用を最小限に抑えるため、ろ過後に水をリサイクルして再利用する再循環養殖システム(RAS)を使用して、1時間に5,000トン以上の水を処理しています。
ロックウェル・オートメーションのプロセス制御システムは、温度、pHレベル、酸素レベル、水圧など、各システムの環境変数をクローズドループで制御し、問題があれば迅速に対応するためのアラームを提供します。
ブルーテック・システムズ社のテクニカルディレクターとサステナブルブルー社のCTOを兼任するジェレミー・リー博士は、このソリューションは「私たちのチームはサステナビリティ(持続可能性)に情熱を持っているので、士気の面でも大きなメリットがあります。魚の福祉や環境への影響を気にするお客様を惹きつけるのに役立ちます」と、述べています。
ロックウェル・オートメーションの制御システムにより、サステナブル・ブルー社の自立的な運営を支えている、この業界ではユニークな機能についてはこちらをご覧ください。
ロックウェル・オートメーションについて
ロックウェル・オートメーション(NYSE:ROK)は、産業用オートメーションおよびデジタルトランスフォーメーションのグローバルリーダです。人々の創造力とテクノロジの潜在力を結びつけることで人の可能性を広げ、お客様の生産性を高め、地球に優しい技術を提供します。米国ウィスコンシン州ミルウォーキーに本社を置き、約28,000名のサポート要員が、世界100カ国以上の営業拠点でお客様をサポートしています。製造業におけるコネクテッドエンタープライズ実現の詳細は、当社ホームページをご覧ください。
ロックウェル・オートメーションのPartnerNetworkついて
ロックウェル・オートメーションは、共に歩めばより良くなると考え、市場をリードするテクノロジ、優れたサポートとサービス、ビジネスへの統合された合理的なアプローチを提供する広範でグローバルなパートナエコシステムを提供することでその役割を担っています。革新的なテクノロジとサービスを幅広く提供するパートナネットのネットワークを活用することで、国際的に成功することができます。PartnerNetwork™がどのようにコネクテッドエンタープライズの価値の実現に貢献しているかについては、PartnerNetworkプログラムをご覧ください。
公開 2023年6月14日