さらに、二次包装プロセスは、以前ガルブセラ社が使用していたアメリカの箱と比べていくつかの利点がありました。アメリカの箱は寸法が決まっていましたが、厚紙の打ち抜きでは異なったトレイモデルを作ることができるためより柔軟になりました。また、背板や内部の厚紙の仕切りも必要がないので、二次包装に使用される材料を節約することもできます。
ガルブセラ社はその二次包装のコンセプトを根本的に変えることにしました。プロジェクトの最も困難なステップは、ガルブセラ社の営業所が必要とする適切なバッチを実現し、パレタイジング要件を満たすラインの能力に関するものでした。「販売単位およびパレットごとの数量を尊重する必要がありました」と、スコルナイエンキ氏は説明します。完成品の操作は、リヴテック社とガルブセラ社が次の要件を満たす必要のある別の特性でした。ロンコーニ氏は次のように述べています。「二次包装および輸送手順に従って製品を移動する際に、厳しい制約を遵守する必要がありました。形状や外観の点で、パッケージ内で製品を劣化させることはできません。トレ・マリエ社のパネトーネやコロンブは高品質であると高く評価されており、それらを選択するお客様は包装にも同じ品質を期待しています。」
ロボットはカートン梱包製品をトレイに載せるだけでなく、直販店で販売される予定のフローパックされた製品もトレイに載せる必要があります。スコルナイエンキ氏は次のように説明を続けます。「この2番目のケースでは、フローパックの袋の中の製品はカートンボックスに比べ保護されていないので、移動と取り扱いをもっと慎重に行なう必要があります。最初は、オペレータの手と同じようにロボットが繊細に取り扱うことができるだろうか?という不安がありました。特別な把持具と高度な制御設定のおかげで、ロボットは製品を繊細に取り扱うことができ、袋でもカートンボックスでも両方のケースで製品をガードできます。」