ロボットを使用したアルミニウムプロファイルの機械加工
アルミニウム押出業者の付加価値業務部門がプロファイル機械加工の際にもっと柔軟性が欲しいと思っていました。
それまでCNCシステムによる面の機械加工は手作業で向きを変え、ひとつずつ正しい位置に置き直す必要がありました。
コンセプトを出し合い時間をかけてシミュレーションと証明テストを行なった結果、TPS社は費用効率と柔軟性に優れたソリューションはロボット式CNCシステムだと唱えました。
無事、高度な機械を設計製作し納入することができましたが、それを支えたのは大手ソリューションプロバイダらの専門知識と技術の結集でした。
製品選択のサポートとエンジニアリング設計、技術サポートの依頼はロックウェル・オートメーションの認定代理店であるNHPエレクトリカル・エンジニアリング(NHP)社が受けました。
TPS社ではこの用途に合った統合機能のあるハードウェアを選ぶ必要がありました。そこでシニア・システム・エンジニアのダニエル・オーチャード氏がNHP社の自動化アプリケーションエンジニアであるデビッド・ケニー氏とポール・ジョーンズ氏のサポートの下で適切なハードウェアを選びました。
このプロジェクトでは、必要なパラメータがNHP社のモーション専門家に伝えられましたが、それを設定するには特殊な速度制御と位置制御が必要でした。
「NHP社の計算ソフトウェアで指定通りのギア比とサーボ、ドライブが得られ、非常に望ましい結果となりました」と、オーチャード氏は語ります。
スペースを最適化するため、これをもとにAllen-Bradley® Kinetix® 5500サーボドライブに適切なアクセサリを加えたものが実装されました。
最終的に長さ調整裁断システムができあがりましたが、その標準およびモーションコントローラとして指定されたのが周辺機器のゲートウェイそして監視制御システムとして機能するAllen-BradleyのCompactLogix™でした。このコントローラには開発環境ごとに共通の制御エンジンを提供し拡張可能であるという大きな特長があります。