アクセル･インダストリーズ社はチョコレート成形とスパイスブレンドの精度を向上

生産におけるより高いレベルの精度、効率、安全へのニーズ

プロセスオートメーションの分野は常に進化しており、OEM (相手先ブランド製造)メーカであるアクセル･インダストリーズ(Axtel Industries)社にとって、最新の技術を常に把握しておくことは極めて重要でした。より効率的、安全、そしてサステナブル(持続可能)な方法で生産性を向上させるためには、チョコレート成形ラインのプロセスと技術を常に更新する必要がありました。

アクセル･インダストリーズ社が使用していた従来のプロセスオートメーション技術では、単一のチョコレート成形ラインで、固形バー、インクルージョン入りシェル、ワンショット成形、リボンなど、異なる在庫管理単位(SKU)を成形する必要があり、その能力には限界がありました。単一の成形ラインで複数のSKUのフィリングとブック成形を行なう複雑なチョコレート成形プロセスには、高い精度、精密さ、そして効率性が求められます。

スパイス加工においては、進化する市場動向により、より優れたコンプライアンス、運用効率、品質管理、安全が求められるようになったため、アクセル･インダストリーズ社ではレポート機能を強化する必要がありました。

完全自動化チョコレート成形ラインとスパイス加工機の開発

アクセル･インダストリーズ社は、チョコレート成形ラインの完全自動化をロックウェル･オートメーションに依頼しました。この協業は、市場の需要と製品イノベーションに対応し、生産性、精度、効率性を向上させ、安全の向上と持続的な成長を実現することを目指しました。

アクセル･インダストリーズ社は2009年から、ロックウェル･オートメーションのKinetix® 6500多軸サーボドライブを使用し、完全自動化チョコレート成形ラインを自社開発しました。これにより、アクセル･インダストリーズ社は加工ラインの精度と正確性を向上させることができました。

2019年に、アクセル･インダストリーズ社はロックウェル･オートメーションと再び提携し、完全自動化された原料管理システムを構築することを決定しました。ロックウェル･オートメーションの高度なControlLogix®プロセッサとPlantPAx®システムを活用することで、アクセル･インダストリーズ社はスパイス処理における効率と精度を大幅に向上させました。

オペレーショナルエクセレンスを実現するために、アクセル･インダストリーズ社は2021年に、GuardLink® 2.0とKinetix® 5700サーボ･ドライブ･システムで構成されるロックウェル･オートメーションの統合アーキテクチャを活用して、成形ラインの安全と効率性を向上させました。

2019年に、アクセル･インダストリーズ社はControlLogix®プロセッサとPlantPAx®システムを活用し、スパイス･ブレンド･ソリューションの効率と精度を向上させる完全自動化された原料管理システムを構築しました。