製造業のスタートアップを支援するパートナシップの力

パボコ社の成長期から得た教訓と洞察

現代の製造業には、変化の文化を受け入れることが求められています。

そのため、新しい状況や情報に素早く、より効果的に対応できるよう、あらゆる階層に適応力を身につける必要があります。パボコ社は、独自のプロセスを構築し、ロックウェル･オートメーションによる一貫した自動化プロセスのサポートを受けながら、本質的に柔軟な方法で施設とプロセスを設計することができました。この経験を通じて、製造業の新興企業にとって有益な指針となるいくつかの洞察が得られました。

1. 終始一貫した誠実なブランドストーリーを展開する。パボコ社の製品が環境的にサステナブルであることをお客様はご存知ですが、製造に関しても同じアプローチを取ることが重要です。ロックウェル･オートメーションとの協業により、エネルギー効率と、潜在的な環境問題を軽減するクリーンなサプライチェーンの維持に焦点を当て、製品について語るストーリーを強化することができました。
   
   
2. コアビジネスに集中する。スタートアップ企業は通常、特定の顧客ニーズに対して既存企業よりも優れたサービスを提供できるような、専門性の高い分野で成り立っています。スタートアップ企業はすべてのことに精通できるわけではありませんし、精通しようとすると手薄になりがちです。私たちは、パッケージングの革新、製品開発、製造に注力したいと考えています。そのため、自動化コンポーネントの細かい部分にリソースを過剰に割り当てる余裕はありません。この分野でロックウェル･オートメーションの専門知識を活用できたことで、私たちは中核となる焦点を維持することができました。
   
   
3. 業務上の混乱に備える。スタートアップ企業は、製品開発においてより即興的で失敗の許されないアプローチをとることで知られています。私たちは、製品レベルでの実験的な試みを受け入れる一方で、技術レベルでの信頼性によってそれを補強する必要があります。機械の堅牢性でリスクを負うことは許されません。状況の変化に対応できる柔軟なプラットフォームと、部品の不具合など機械の障害に迅速に対応できることが必要でした。この点で、ロックウェル･オートメーションの自動化コンポーネントの専門的なサプライチェーンに頼ることができたのは、非常に貴重なことでした。
   
   
4. 規模を考慮した計画。包装業界は巨大なスケールに依存しています。サンプルを作るのでさえ、何十万、何百万という単位で作成することになります。私たちは小規模からスタートしましたが、大きな計画を立てる必要がありました。堅牢なコンポーネントと再現性のあるプロセスをベースにした、拡張性とカスタマイズ性のある機械が、私たちの野望を素早く達成するのに役立ちました。
   
   
5. パートナに提供できる価値を明確にすること。スタートアップ企業である私たちにとって、老舗企業との協業から得られるものはたくさんあります。定評ある経験、提供する製品への深い理解、機械や自動化の経験、規制に関する知識、グローバルネットワークなどです。しかし、パボコ社が長期的な関係を築くためには、他の企業が当社から何を得ることができるかを明確にすることも重要です。ロックウェル･オートメーションとの協力関係において、私たちはアジャイルなオペレーション、イノベーション、サステナビリティに対する新鮮な視点やアプローチも提供することができ、それが共生関係を築くのに役立っているのです。

将来の抱負をサポート

グローバルなサプライチェーンの課題が明らかになるにつれ、企業も消費者も同様に、現地生産の価値を認識するようになっています。このアプローチは、供給の信頼性を高めるだけでなく、製品のサステナビリティの信頼性を高めることにもつながります。

パボコ社は、製品を現地で流通させることができる国際的なネットワークを構築することに意欲的です。製品の性質上、現地での流通は不可欠です。製造レベルで標準化と再現性を確保することは、コペンハーゲンの青写真を新しい国へ持っていくのに役立ち、顧客基盤が拡大しても一貫性と品質を維持することができます。

両社は、パボコ社の生産工程を自動化するための継続的な取り組みとロックウェル･オートメーションの中核的な能力が、すべての手に紙製ボトルを届けるというスケールの大きな旅に向けた理想的な組み合わせになるというビジョンを共有しています。

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