IntelliCENTERモータ・コントロール・センタ用ソフトウェア: MCCへの究極の窓口
IntelliCENTERソフトウェアは、データセットを使用してモータ・コントロール・センタのデジタル表現を作成し、チームにモータ・コントロール・センタ全体のグラフィカルな立面図を提供します。構成可能なビューにより、システムの状態を一目で把握でき、フォルトデータ、リモート診断、電子ドキュメントなどに簡単にアクセスできるため、ダウンタイムの削減に役立ちます。
- FactoryTalk® Design Studio™を使用すれば、接続されたモータ制御システムをセキュアなWebブラウザから可視化し、管理できます。
- 直感的で視覚的な立面図により、MCCラインナップがグラフィカルに表示され、接続されたすべてのデバイスのリアルタイムデータも表示されるため、エンジニアは状況を容易に把握できます。
- ステータスインジケータは各モータ制御装置の状態を表示し、稼働中、障害発生中、またはアラーム発生中かどうかを確認できます。
- このディスプレイにより、問題を特定し、先を見越した積極的なメンテナンスをサポートできます。多くの場合、直接出向く必要はありません。
すべての機能を利用するには、MCCと同時に2つのIntelliCENTERデータセットを注文し、アップロードする必要があります。
統合前データセット: モータ・コントロール・センタの立上げの迅速化
デバイス構成は、多くの場合、手作業で時間がかかり、エラーにつながる可能性があります。ロックウェル・オートメーションは、作業を自動化するソリューションによってこのプロセスを効率化します。
IntelliCENTERテクノロジを搭載したCENTERLINE®またはFLEXLINE™モータ・コントロール・センタと併せてデータセットをご注文いただくと、デジタルダウンロードとして統合前データセットが提供されます。このデータセットには、MCCラインナップに含まれる機器の種類(例えば、E300またはPowerFlex 753 VFD)などのデバイスの詳細など、お客様のMCCに合わせてカスタマイズされた重要な詳細情報が含まれており、モータ・コントロール・センタの立面図とレイアウトを作成できます。これにより、エンジニアはMCCデバイスをLogixコントローラと統合することができ、大規模プロジェクトにおけるエンジニアリング時間を数百時間も節約できる可能性があります。
出荷後データセット: 重要なデバイスの詳細とドキュメントをロード
ラインナップが構築されると、出荷後IntelliCENTERデータセットには、実際に納品されたハードウェアの詳細(シリアル番号、ファームウェアバージョン、その他のデバイスレベルのデータなど)が含まれます。さらに、モータ・コントロール・センタ内の各スマートデバイスの完全な図面とマニュアルも含まれます。これらの情報をアップロードすると、以下の情報を確認できます。
- 各MCCバケット内のコンポーネント: 過負荷リレー、可変周波数ドライブ(VFD)、およびイーサネットスイッチなどのスマートコンポーネント
- MCCバケット構成: モータ・コントロール・センタのレイアウト(個々のモータ制御ユニットの銘板情報を含む)
- 動作デバイスデー: 接続されたスマートモータ制御機器のリアルタイム・モニタ・データ。スタータとVFDの状態、メンテナンスアラート、システムパフォーマンスなどが含まれる。
- 保護設定: 過負荷リレーの設定と、フォルトおよびアラーム状態の可視化に関するパラメータ
- 図面: MCCラインナップの全ユニットの完全な電気回路図
- ドキュメント: MCCラインナップのユニットのトラブルシューティングに役立つマニュアルとスペアパーツリストのライブラリ
- 制御ロジック: FactoryTalk® Design Studio™の一部として、ロックウェル・オートメーションのコントローラとの容易な統合が可能