Generic ASCII Receiveビュー

シリアルモジュール経由でASCIIデータを受信するようにパラメータを構成するには、Generic ASCII Receiveビューを使用します。
Generic ASCII Receiveビューの例
Generic ASCII Receiveビューのパラメータ
パラメータ
定義
選択肢
Swap Mode (スワップモード)
シリアルポートから受信されるデータの配列を指定します。 スワップは、モジュールが入力データを受信した後に実行されます。
  • No Change (変更なし) (デフォルト)
  • Word Swap (ワードスワップ) (ABCD → CDAB)
  • Byte Swap (バイトスワップ) (ABCD → BADC)
  • Word and Byte Swap (ワードおよびバイトスワップ) (ABCD → DCBA)
ヒント: A、B、C、Dは、受信/送信データ内の4つの隣接するバイトを表しています。
Handshake Mode (ハンドシェイクモード)
シリアルモジュールが、シリアルポートから受信したデータをコントローラに渡すかどうかを指定します。
  • Master/Slave Handshake (デフォルト) - ASCII.RxData入力タグに次のデータパケットを受信するために、ユーザロジックによってASCII.RxID出力タグを増分します。
  • Immediate - ASCII.RxID入力タグが増分して、 受信したデータの次のパケットがASCII.RxData入力タグで使用できることを示します。
Message Timeout (メッセージタイムアウト)
受信タイムアウト値(msec)を指定します。 モジュールがシリアルポートから新しいバイトを受信するたびに、タイマがリセットされます。
  • 0 = 無効(デフォルト)
  • 1~32,767msec
Pad Character (パディング文字)
バッファが満杯でないときに、残りの受信データバッファを埋める文字を指定します。
  • 7ビットデータの場合 – $00~$7F
  • 8ビットデータの場合 – $00~$FF
Start Mode (開始モード)
データ内の開始デリミタの使用を指定します。
  • Ignore Start Delimiter (デフォルト) – 開始デリミタは 無視され、シリアルインターフェイスのすべてのデータが通常のデータとして扱われます。
  • Exclude – このオプションを選択すると、 開始デリミタを使用してシリアルインターフェイスから受信したデータの先頭を検出します。 開始デリミタはASCII.RxData[]入力タグに格納されません。
  • Include – このオプションを選択すると、 開始デリミタを使用してシリアルインターフェイスから受信したデータの先頭を検出します。 開始デリミタはASCII.RxData[]入力タグに格納されます。
Start Delimiter (開始デリミタ)
データの先頭を示す文字を定義します。 この値より前にシリアルポートから受信したデータは、すべて破棄されます。
  • 7ビットデータの場合 – $00~$7F
  • 8ビットデータの場合 – $00~$FF
Termination Mode (終端モード)
データ内のTermination Delimiterの使用を指定します。
  • Ignore End Delimiter (デフォルト) – 終了デリミタは 無視され、シリアルインターフェイスから受信したすべてのデータは、通常のデータとして扱われます。 ASCII.RxData[]入力タグに格納される文字数は、Ox.ASCII.RxDataLengthまたはRead Buffer Size (Ox.ASCII.RxDataLengthが0の場合)に 基づきます。
  • Exclude – このオプションを選択すると、 終了デリミタを使用してシリアルインターフェイスから受信したデータの末尾を検出します。 終了デリミタはASCII.RxData[]入力タグに格納されません。
  • Include – このオプションを選択すると、 終了デリミタを使用してシリアルインターフェイスから受信したデータの末尾を検出します。 終了デリミタはASCII.RxData[]入力タグに格納されます。
各レコードについて受信したデータの末尾は、以下のいずれかによって決定されます。
  • Read Buffer Sizeに達した。
  • Ox.ASCII.RxDataLengthが0ではなく、 Ox.ASCII.RxDataLengthに達した。
  • Termination ModeがIgnore End Delimitersではない場合に、 終了デリミタが検出された。
  • メッセージタイムアウトが経過した。
Termination Delimiter 1 (終端デリミタ1)
チャネルの最初のTermination Delimiterを指定します。 Termination Delimiterは、データの末尾を示すために使用されます。
  • 7ビットデータの場合 – $00~$7F
  • 8ビットデータの場合 – $00~$FF
Termination Delimiter 2 (終端デリミタ2)
チャネルの2番目のTermination Delimiterを指定します。
  • 7ビットデータの場合 – $00~$7Fおよび$
  • 8ビットデータの場合 – $00~$FEおよび$
$を入力すると、Termination Delimiter 2は 使用されません。
XON/XOFF
チャネルのフロー制御を有効または無効にします。 機能を有効にするには、チェックボックスをオンにします。
シリアルポートの受信バッファの空き容量が20%になると、XOFF (0x13)文字が送信されます。 シリアルポートの受信バッファの空き容量が80%になると、XON (0x11)文字が送信されます。
XOFF (0x13)文字を受信すると、XON (0x11)を受信するか、または60秒のタイムアウトが経過するまで、シリアルポート送信は中断されます。
ヒント: XON/XOFFは、以下の組合せでのみサポートされています。
  • RS-232C
    • No-Handshake
    • Full Duplex
  • RS-422
  • 0 = 無効(デフォルト)
  • 1 = 有効
Echo Mode (エコーモード)
文字エコーを有効または無効にします。 モジュールがシリアルポートから受信したすべてのバイトをすぐに送信元のデバイスに戻すには、このチェックボックスをオンにします。
ヒント: Echo Modeは、以下の組合せでのみ サポートされています。
  • RS-232C
    • No-Handshake
    • Full Duplex
  • RS-422
  • 0 = 無効(デフォルト)
  • 1 = 有効
Delete Mode (削除モード)
Delete文字のモードを決定し、リモートデバイスにエコーバックされる文字に影響を及ぼします。
  • Ignore (デフォルト) – Delete文字は無視され、 読取られる他の文字と同様に扱われます。
  • CRT – Delete文字が検出されると、モジュールは 3文字(バックスペース、スペース、およびバックスペース)をデバイスにエコーします。
  • Printer – Delete文字が検出されると、モジュールは スラッシュ文字に続けて直前の文字をエコーします。
Read Buffer Size (読取りバッファサイズ)
読取りバッファの最大長(バイト単位)を指定します。
1~256 (デフォルト = 256)
Diagnostics (診断)
コントローラステータスがオンラインの場合は、Diagnosticsダイアログが開き、汎用ASCII通信のパフォーマンスとエラーを管理するための診断カウンタが表示されます。
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