ロックウェル・オートメーションは、コンパクトで耐久性があり、手頃な価格のパッケージでコンピューティングパフォーマンスを提供する、新しいAllen-BradleyのVersaView 6300ボックスPCとシンクライアントの発売を発表しました。
VersaView 6300ボックスPCとシンクライアントは手のひらに収まり、ロックウェル・オートメーションのこれまでで最小の産業用コンピュータになっています。コンパクトなデザインは、ユーザにとって貴重なパネルスペース長玄以役立ち、コスト削減を実現します。
これらの製品は、過酷な産業環境にも耐えられるように設計されています。ヒートシンクが内蔵されており、0~50°Cの動作温度で動作し、衝撃や振動から保護されています。信頼性を向上させるために、接続を減らし、可動部品を使用しないように設計されています。
ロックウェル・オートメーションのハードウェア・ビジネス・ディレクタであるダン・デヤングは、次のように述べています。「これらの新しいボックスPCとシンクライアントはAllen-BradleyのVersaView 6300ファミリーの産業コンピュータの最初のものであり、今年初めにASEMを買収した際の設計とテクノロジを活用しています。VersaView 6300ファミリーの独自の設計により、手頃な価格の柔軟なプラットフォームで、産業環境に非常に高いレベルの耐久性が提供されます。」
どちらの製品もロックウェル・オートメーションのThinManagerソフトウェアと連携し、一元管理されたセキュアなアプリケーション管理を可能にします。
シンクライアントはThinManagerに対応しており、ボックスPCはThinManagerと互換性があります。つまり、Windows 10 IoTオペレーティングシステムで実行するか、ThinManager環境で実行するように切換えて、事実上シンクライアントになります。このデュアルユースオプションにより、ユーザは次のような新しい自由と柔軟性を得ることができます。
- 1つの製品を使用して中央サーバまたはローカルPCからアプリケーションを配信する機能。これにより、企業のサプライチェーンを簡素化できます。
- 中央サーバがダウンした場合にPLCからアプリケーションをロードするオプション。これにより、可用性を向上できます。
- 最初にPCをスタンドアロンマシンのHMIとして、一連の接続されたマシンのシンクライアントとして、または運用データを収集および共有するためのデータアグリゲータとして使用する機能。
どちらの製品も、高解像度コンテンツディスプレイ用の4KビデオをサポートするDisplayPortを使用しています。また、2つのUSB 3.0ポートと2つのイーサネットポートを備えているため、高速データロギングやIIoTゲートウェイアプリケーションに最適です。
ロックウェル・オートメーションについて
ロックウェル・オートメーション(NYSE:ROK)は、産業用オートメーションおよびデジタルトランスフォーメーションのグローバルリーダーです。人々の創造力とテクノロジの潜在力を結びつけることで人の可能性を広げ、お客様の生産性を高め、地球に優しい技術を提供します。米国ウィスコンシン州ミルウォーキーに本社を置き、約23,000名の従業員が、世界100カ国以上の営業拠点でお客様をサポートしています。製造業におけるコネクテッドエンタープライズ実現の詳細は、当社ホームページをご覧ください。
公開 2020/08/30