- ロックウェル・オートメーションが委託した独自調査によると、サプライチェーンの意思決定者の57%が、サプライチェーンの無駄を削減する取り組みをすでに実施、または拡大中であることが明らかになりました。
- シリアル化手法に投資した企業の45%が、シリアル化によって31%以上の売上増を達成しています。
産業用オートメーションおよびデジタルトランスフォーメーションのグローバルリーダであるロックウェル・オートメーション(NYSE: ROK)は、フォレスター・コンサルティング社が実施した新しい調査により、企業の新しいサプライチェーン戦略の策定を推進する最優先事項として、デジタルトランスフォーメーション、サステナビリティ(持続可能性)イニシアチブ、カスタマエクスペリエンス(CX)の改善を挙げていることが判明しました。
フォレスターコンサルティング社の調査研究「Increase Brand Loyalty and Generate ROI with Improved Traceability (トレーサビリティの改善によるブランドロイヤリティの向上とROIの創出)」は、ロックウェル・オートメーションの委託により、環境、社会、ガバナンス(ESG)に対する取り組み、外部規制の要求、ブランドの評判が、サプライチェーンのトレーサビリティソリューションに対する民間企業の関心をどの程度促すかを理解するために行なわれたものです。
コンプライアンスは依然としてサプライチェーンマネジメントへの新たな投資の主要な推進力ですが、サステナビリティとカスタマエクスペリエンスに関連する要求がこうした戦略的なシフトを後押ししています。実際、サプライチェーンの意思決定者の57%は、サプライチェーン内の無駄を削減するための取り組みをすでに実施、または拡大中です。
本調査の主な結果は以下の通りです。
- サステナビリティと可視性が、より良いカスタマエクスペリエンスを実現するための原動力となります。
デジタルトランスフォーメーションに深く取り組んでいる企業がある一方で、こうした取り組みは現在の状況に合わせて進化しています。企業は、サステナビリティと可視性に関連する新たなCXの取り組みを可能にするために、トレーサビリティに注目しています。回答者の62%が、トレーサビリティデータを利用してカスタマエクスペリエンスや製品の改善を行なっていると回答しています。 - トレーサビリティの取り組みは、偽造や横流しを是正するものです。
回答者の約半数(47%)が、偽造により毎年売上収入の11~60%を失っており、89%がグレーマーケットでの横流しが問題であると回答しています。しかし、明確なROIがないため、回答者の45%はこれらの課題を軽減できるトレーサビリティとシリアル化の導入を阻んでいます。 - 企業の成功は、サプライチェーンの完全な可視化、迅速な製品リコール、ブランドロイヤリティの向上にかかっています。
回答者の79%は、サプライチェーン上の製品の位置を完全に把握することが企業の成功に不可欠または重要であると回答し、78%は正しい製品を迅速に回収する能力についても同じことを述べています。さらに、77%が製品管理の改善によるブランドロイヤリティの向上を挙げています。
ロックウェル・オートメーションのシステム&ソリューション担当副社長兼ゼネラルマネージャであるマット・フォーデンウォルトは次のように述べています。「この調査は、企業がトレーサビリティによってブランドロイヤリティの育成やサプライチェーンの最適化、主要市場における偽造品の影響緩和などの優先事項を経験していることを確認するものです。」
ロックウェル・オートメーションの委託を受けたフォレスター・コンサルティング社の調査は、2022年1月に世界のサプライチェーンの意思決定者307名を対象に行なった、サプライチェーンを最適化するためのトレーサビリティおよびシリアル化ソリューションの利用または関心についての調査に基づいています。レポートの全文をダウンロードするには、こちらをクリックしてください。
ケズラー社のCEOであるクリスティン・アクセルセン氏は、次のように述べています。「企業はすでにシリアル化の取り組みで一定の成功を収めていますが、より包括的なトレーサビリティソリューションに投資した企業は、データ所有権の向上、偽造品やグレーマーケットからの横流しの減少によるコスト削減、顧客満足度の向上などをしばしば実感しています。」
ロックウェル・オートメーションのサプライチェーン機能とケズラー社のクラウドベースのトレーサビリティ技術を組み合わせることで、お客様はサプライヤ、製造、物流、消費者を1つのリアルタイム・トレーサビリティ・プラットフォームにつなげることができます。ロックウェル・オートメーションとケズラー社は、すでに世界最大級の乳製品会社であるフリースランド・カンピーナ社などの顧客向けにトレーサビリティソリューションを構築しています。
公開 2022/07/12
ロックウェル・オートメーションについて
ロックウェル・オートメーション(NYSE:ROK)は、産業用オートメーションおよびデジタルトランスフォーメーションのグローバルリーダーです。人々の創造力とテクノロジの潜在力を結びつけることで人の可能性を広げ、お客様の生産性を高め、地球に優しい技術を提供します。米国ウィスコンシン州ミルウォーキーに本社を置き、約25,000名の従業員が、世界100カ国以上の営業拠点でお客様をサポートしています。製造業におけるコネクテッドエンタープライズ実現の詳細は、当社ホームページをご覧ください。https://www.rockwellautomation.com