ロックウェル·オートメーション(NYSE: ROK)は、本日、イタリアを拠点とするデジタル·オートメーション·テクノロジの大手プロバイダであるASEM, S.p.A.を買収する契約を締結したことを発表しました。ASEM社は、産業用PC (IPC)、ヒューマン·マシン·インターフェイス(HMI)のハードウェアとソフトウェア、リモートアクセス機能、およびセキュアな産業用IoTゲートウェイソリューションを幅広く提供しています。
ASEM社の高性能なオートメーションソリューションは、スマートデバイス、制御プラットフォーム、設計·運用ソフトウェアをすべてネットワーク上に統合できるため、よりスマートな技術、向上した生産性、よりセキュアな環境を備えた「コネクテッドエンタープライズ」を実現します。
ロックウェル·オートメーションのアーキテクチャおよびソフトウェア担当上級副社長であるフラン·ヴォダルチクは次のように述べています。「ASEM社のIPC市場における強みとHMIにおける専門知識は、当社の制御&視覚化ハードウェアおよびソフトウェアのラインナップをさらに拡大し、高性能な統合オートメーションソリューションを提供する当社の力を高めます。ASEM社の製品は、当社のお客様の市場投入までの期間の短縮、所有コストの削減、資産活用の改善、企業リスク管理の改善を可能にする革新的なハードウェアおよびソフトウェアを通じて、産業用コンピューティングにおけるニーズに合わせた高度な構成を可能にします。」
ASEM社の創設者であり、社長兼最高経営責任者(CEO)を務めるレンゾ·グエッラ氏は次のように述べています。「ASEMはイタリアで有力な市場ポジションを占めており、私たちのブランドはその品質で高い評価を受けています。産業用PCや産業用ソフトウェアの設計·製造において当社の先駆的な専門知識を活用し、ロックウェル·オートメーションの制御&視覚化製品の幅を広げ、当社のお客様のデジタルトランスフォーメーションを加速する機会を得ることができ、うれしく思います。」
今回の買収には、ドイツのKEBグループが保有するASEM社の少数株主持分の取得も含まれています。ロックウェル·オートメーションは、買収完了後もASEM社の戦略的サプライヤおよび技術パートナとしてのKEBグループとの関係を維持します。
今回の買収は2020年春に完了すると見込まれており、慣例的な承認·条件の対象となり、アーキテクチャおよびソフトウェア事業セグメントの報告対象となります。ロックウェル·オートメーションは2月19日から20日にフロリダ州マイアミで開催されるバークレイズおよびシティの投資家向けカンファレンスで、追加の情報を提供します。
ロックウェル・オートメーションについて
ロックウェル・オートメーション(NYSE:ROK)は、産業用オートメーションおよびデジタルトランスフォーメーションのグローバルリーダーです。人々の創造力とテクノロジの潜在力を結びつけることで人の可能性を広げ、お客様の生産性を高め、地球に優しい技術を提供します。米国ウィスコンシン州ミルウォーキーに本社を置き、約23,000名の従業員が、世界100カ国以上の営業拠点でお客様をサポートしています。製造業におけるコネクテッドエンタープライズ実現の詳細は、当社ホームページをご覧ください。
ASEM社について
1979年に設立され、イタリアのアルテーニャに本社を置くASEM社は、機械およびプロセスオートメーション市場向けの製品、システム、ソリューションの研究·開発、設計、製造、マーケティングをリードしています。ASEM社の製品、システム、ソリューションはイタリアでの完全な自社設計·製造で、最先端のハードウェアおよびソフトウェア技術に基づいています。ASEM社は約200人の従業員を雇用しており、その30%は研究開発にあてられています。ASEM社はイタリアのほか、ドイツ、オーストリア、スイスにも拠点を持ち、30カ国以上の国で製品が販売されています。ASEM社については、www.asem.itをご覧ください。
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