お客様へのご提案
産業用オートメーションと情報ソリューションを提供するロックウェル·オートメーション(NYSE:ROK、本社:米国ウィスコンシン州ミルウォーキー)の日本法人であるロックウェル オートメーション ジャパン株式会社(東京都中央区新川、代表取締役社長:矢田 智巳)は、本日、食品·飲料業界向け「iTRAK 5730小型リニア搬送システム」を発表しました。
食品·飲料メーカは、この新しいリニア搬送システムを導入することで、生産性を低下させることなく、多様な包装形態で様々な製品を包装でき、スループット(単位時間当たりの処理能力)を高めることができます。このシステムは、独立型カートテクノロジを用い、スマートで柔軟性が高く、かつ効率性の高い機械をサポートします。
独立型カートテクノロジは、従来のギアやチェーン、ベルトコンベアと比べ、機械の柔軟性、トレーサビリティ、稼働時間の向上など、多くの利点があります。磁気による推進力を利用することで、個別に制御できるカートの正確で素早い始動·停止が可能となり、機械の摩耗が低減され、エネルギー効率も高まります。また、HMI (ヒューマン·マシン·インターフェイス)のボタンを押すだけで実行可能な事前構成済み動作プロファイルを用いて、素早い切り換えも実現します。
iTRAK 5730システムは、ロックウェル·オートメーションの小型のリニア搬送システムです。最小ピッチが50mmで、フローラップ、エンドロードカートナ、製袋充填包装機などの主要な包装アプリケーションに合います。また、このシステムは、プラントシステムとの統合も容易で、エネルギー利用の最適化、消耗部品のモニタ、ダウンタイムの短縮に役立つ分析データを提供します。
ロックウェル·オートメーションのiTRAKプロダクトマネージャーのミカエラ·カウフマンは、「iTRAK 5730システムは、iTRAKの柔軟性と生産性を拡張し、カスタマイズされた食品·飲料製品への需要を満たします。これはまさにスケーラブルなテクノロジです。このテクノロジを用いれば、ピッチが50mmの小型のスタンドアロンの機械の製造も、ピッチが100mの大型で複雑なラインの一部に組み込むシステムの実現も可能です」と述べています。
また、ロックウェル·オートメーション·アジアパシフィックの独立型カートテクノロジ担当セールスマネージャであるマックス·キア―は、「弊社は常にお客様の声をもとに新製品の開発や機能追加に努めています。新しいiTRAK 5730は、アプリケーション設計における従来の制約をなくし、設備の処理能力を最大限まで発揮できるように開発されたリニア搬送システムで、特に工作機械や食品·飲料産業の用途でご利用いただけます。品質や安全性を兼ね備え、より敏速に動作する新製品を、梱包や組立工程の設備の向上にお役立ていただけると幸いです」と述べています。
iTRAK 5730は、よりスマートで安全性の高いモーションコントロールを提供いたします。安全トルクオフ、セーフストップ1、SIL 3、PLe、セーフティゾーンといった特徴は、機械の安全性に対する信頼度を高めることにつながります。例えば、セーフティーゾーン内でトリップが起きた後でも、その外で動作を継続することが可能なため、生産性を損なわずに安全性を高めることができます。
さらに、iTRAK 5730システムのスループットは、シミュレーションによって計測可能です。お客様は、デジタルツインを作成して、バーチャルリアリティでこのシステムを設計、作動、実演することや従業員の研修を行うことができます。標準化されたオブジェクト指向のライブラリも、一貫性のあるユーザエクスペリエンスを生み出し、製品化までの時間を短縮します。
iTRAKリニア搬送システムについて
iTRAKリニア搬送システムは、拡張性の高いモジュール式のシステムで、直線または曲線状の経路上で複数のムーバを個別に制御できます。従来のロータリ駆動のチェーンやベルト、ギアをなくしたiTRAKは、ハードウェアにかわるシンプルかつ効率的なソフトウェアプロファイルで、オートメーションのスピードと柔軟性を塗り替えます。連続モーションと断続モーションを併用し、ダイレクト·ドライブ·モーション·コントロールと高性能サーボ制御を組み合わせることで、スループット(単位時間当たりの処理能力)を高め、変更時間を短縮し、全体的な機械のサイズの縮小を可能にしています。梱包およびマテリアルハンドリング向け産業用モーションコントロールの設計と構築に革命をもたらすiTRAKは、リニアモーションとロータリモーションを組み合わせることで、機械の最大活用をサポートする柔軟な完全統合モーションソリューションを実現しています。
ロックウェル·オートメーションについて
ロックウェル·オートメーション(NYSE:ROK)は、産業用オートメーションおよびデジタルトランスフォーメーションのグローバルリーダーです。人々の創造力とテクノロジの潜在力を結びつけることで人の可能性を広げ、お客様の生産性を高め、地球に優しい技術を提供します。米国ウィスコンシン州ミルウォーキーに本社を置き、約23,000名の従業員が、世界100カ国以上の営業拠点でお客様をサポートしています。製造業におけるコネクテッドエンタープライズ実現の詳細は、当社ホームページをご覧ください。
報道関係者からの問い合わせ先:
ロックウェル オートメーション ジャパン株式会社
コマーシャル マーケティング 竹田 美香子 03-3206-1261 (直通) mtakeda@ra.rockwell.com
オグルヴィ·パブリック·リレーションズ(ロックウェル·オートメーション広報代理)
岸 敏弘 03-5793-2332 (直通) toshihiro.kishi@ogilvy.com