Armor PowerFlex On-Machineドライブは、設計時間を短縮し導入を迅速化して、コストを削減
産業用オートメーションおよびデジタルトランスフォーメーションのグローバルリーダであるロックウェル・オートメーション(NYSE: ROK)は、産業用モータ制御アプリケーション向け新製品のAllen-BradleyのArmor PowerFlex AC可変周波数ドライブのリリースを発表しました。On-Machineドライブは、速やかな設置と容易な立上げ、および予知保全が可能です。
On-MachineソリューションであるArmor PowerFlexドライブでは、制御とハードウェアをキャビネットから出し、よりアプリケーションに近い機械上に移すことができます。これにより製造メーカは機械設計の負荷を減らし、導入に要するコストと期間を最小化できます。また、このドライブは設置の時間とコストの削減が最も求められる厳しい環境に向けて開発されています。
このスマートドライブにはリアルタイムのデータの高速収集を実現するEtherNet/IPデュアルポートスイッチが搭載されています。さらにこのドライブがコンポーネントの寿命を監視することで、ユーザはコンポーネントの交換時期を予測してスケジューリングできるため、コストのかかる計画外のダウンタイムを避けることができます。
ロックウェル・オートメーションのグローバル製品マネージャであるジョー・アゾリナは次のように述べています。「製造メーカは新製品のArmor PowerFlexドライブを使用することで効率と生産性の大幅な向上を期待でき、そのテクノロジは現在ある他のソリューションと比べてよりスマートで安全、かつセキュアで、導入が簡単です。Armor PowerFlexドライブは、機械のライフサイクル内で発生する時間のかかる作業を削減できます。さらにドライブは分散化ゼロキャビネット設計アプローチによって、より大きな収益力をユーザに提供します。」
Armor PowerFlexドライブが提供するモータ制御ソリューションは複数のコンポーネントを置き換え、オートメーションシステムへの統合を容易にします。このドライブでは標準および安全モデルが利用できます。どちらのオプションとも内蔵のデュアルポートEtherNet/IPとCIP Security機能を備えており、安全オプションは高度な安全機能を提供します。
ドライブの安全モデルは、機能安全を必要とするアプリケーションに適しています。モデルは統合CIP Safetyを提供し、ハード配線の安全トルクオフ(STO)または安全停止1 (SS1)の安全機能を内蔵してサポートしています。STOまたはSS1を内蔵している場合、外付けの安全モニタや制御コンポーネントの追加は必要ありません。さらに、Armor PowerFlexドライブをAllen-BradleyのGuardLogix PLCおよびエンコーダと一緒に使用することにより、高度な安全速度機能を実現できます。
産業オペレーションにおけるサイバーセキュリティの強化をサポートするために、Armor PowerFlexドライブはCIP Securityに対応しています。CIP Securityの実装により、データの真正性、完全性、および機密性が提供され、制御システムが要塞化されます。これは、ネットワークへのリモートアクセスや悪質な行為のリスクを防御します。
公開 2022/04/07
ロックウェル・オートメーションについて
ロックウェル・オートメーション(NYSE:ROK)は、産業用オートメーションおよびデジタルトランスフォーメーションのグローバルリーダーです。人々の創造力とテクノロジの潜在力を結びつけることで人の可能性を広げ、お客様の生産性を高め、地球に優しい技術を提供します。米国ウィスコンシン州ミルウォーキーに本社を置き、約25,000名の従業員が、世界100カ国以上の営業拠点でお客様をサポートしています。製造業におけるコネクテッドエンタープライズ実現の詳細は、当社ホームページをご覧ください。https://www.rockwellautomation.com