産業オートメーションおよびデジタルトランスフォーメーションのグローバルリーダであるロックウェル・オートメーション(NYSE: ROK)は、ARCインダストリ・リーダシップ・フォーラムに先立ち、Open Process Automation™をサポートする重要な新製品を発表しました。革新的な製品には、PlantPAxの制御プラットフォーム、組み込みエッジ・コンピューティング・モジュール、FactoryTalk Optix、およびFactoryTalk DataMosaixが含まれています。この動きは、Open Process Automation™フォーラム(OPAF)への関与とピアリーダシップを強固なものにし、オートメーションの未来を再構築する重要な一歩となります。O-PAS™規格は、OPAFによって開発された「規格の規格」であり、OPC FoundationのUnified Architecture (UA)規格と協調しています。
Open Process Automation™フォーラムのディレクターであるアニール・アリ氏は次のように述べています。「The O-PAS™規格は、産業用プロセスオートメーションのためのオープンで相互運用可能かつセキュアなアーキテクチャを提供します。OPC-UAを活用するO-PAS™コネクティビティフレームワーク(OCF)は、オートメーションユーザが、まったく新しいシステムを設備に設置することなく、アーキテクチャコンポーネントの接続や交換を可能にするものです。私たちは、製品サプライヤがOCFを使用して通信するために製品を拡張する機会を受け入れていることに興奮しています。」
オートメーションユーザ主導の標準化イニシアチブとして、O-PAS規格は、拡張性、柔軟性、アップグレード性を強化し、オートメーションインフラを最新化する絶好の機会を製造メーカに提供します。これは、システムの寿命にわたって機能を向上させ、システム統合機能を拡張することによって投資保護を提供します。
ロックウェル・オートメーションは、オープンな産業用オートメーション規格を支持してきた歴史を持ち、最先端技術に積極的に投資してきました。これらの投資により、企業は自社製品とロックウェル・オートメーションのPartnerNetwork™の製品の両方に統合されたエクスペリエンスを提供することができます。
ロックウェル・オートメーションのソフトウェア&コントロール担当シニア・バイス・プレジデントであるブライアン・シェパードは次のようン述べています。「私たちは、エッジとクラウドのデータソースをうまく統合し、コラボレーションを可能にする製品やシステムに対するユーザのニーズを理解し、高く評価しています。OPAFやOPCのような組織と協力することで、市場をリードする相互運用性と長寿命、高性能を実現するために、当社のシステムや製品、サービスに投資し続けます。」
ロックウェル・オートメーションのプロセス産業向けの主力製品であるPlantPAx®分散制御システム(DCS)は、オープン、モジュール式、セキュアなアーキテクチャを活用してDCSと情報対応機能を提供してきた15年以上の実績で傑出しています。ロックウェル・オートメーションは、この強力な基盤上に構築されたPlantPAxシステムの機能を拡張し続けています。最近のイノベーションには次のようなものがあります。
- PlantPAxの制御プラットフォーム: Logixコントローラをベースとしており、OPC-UAをネイティブにサポートするようになり、エッジおよびクラウドアプリケーションとの直接のデータ共有が容易になりました。MQTTおよびRESTでは追加の接続オプションが利用可能です。
- 組み込みエッジ・コンピューティング・モジュール: Logix環境内にコンピューティング機能を提供し、OPC-UA、MQTT、およびRESTAPI通信を通じてプラント全体の接続を強化します。
- FactoryTalk® Optix™: PlantPAxで使用できるスケーラブルなプラットフォームは、OPC-UA向けにネイティブサポートを提供し、運用、メンテナンス、プラント担当者が企業全体から発信されるさまざまな情報を視覚化できるようにします。
- PlantPAxとFactoryTalk® DataMosaix™を組み合わせることで、OPC-UAをサポートし、複数のソースからのデータのコンテキスト化を実現する最先端の産業用データ運用プラットフォームが提供されます。データモデルを使用して、ロックウェル・オートメーションの事前に構築されたエネルギー、バッチ、資産の最適化ソリューションをサポートしたり、カスタムソリューションの開発を加速したりできます。
O-PAS規格、OPC-UA、およびNamur (ドイツのプロセス産業におけるオートメーション技術使用者協会)のモジュール型パッケージ(MTP)規格などのオープンな業界標準との連携により、ロックウェル・オートメーションは拡張性、モジュール性、相互運用性に対する市場の需要の高まりに対応できます。当社はオープン規格を重要視しているため、さまざまな業界にわたるユースケースやデモンストレーションプロジェクトを継続的にサポートし、業界の要件を満たすことができます。
ロックウェル・オートメーションは、今後開催されるARCフォーラムでこれらの最先端の機能を紹介し、オープン規格と革新的なテクノロジソリューションを通じてオートメーションの未来を形作るという継続的な取り組みを実証していきます。