ロックウェル･オートメーションとサイティバ社が革新的な医薬品開発センターにおける業務のデジタル化に向けて協業

両社の専門知識を組み合わせることで、起業家的な医薬品開発者が展開する、俊敏でスケーラブルかつ柔軟な製造ソリューションを提供します。

産業用オートメーションおよびデジタルトランスフォーメーションのグローバルリーダであるロックウェル･オートメーション(NYSE: ROK)は、スウェーデンのウプサラにある革新的な医薬品開発センターで、同社の高度なデジタル化ライフサイエンス生産ソリューションが重要な役割を担っていることを発表しました。

スウェーデン政府とライフサイエンスのグローバルリーダであるサイティバ社とのイニシアチブであるテスタセンターは、ライフサイエンス産業の成長とその製造能力を支援するために2018年に設立されました。2019年からは、ロックウェル･オートメーションとサイティバ社の長年の関係と、バイオ製造業界内の自動化に関する協力関係を強化する役割を担っています。

ロックウェル･オートメーションとサイティバ社は、バイオ製造とオートメーションに関する専門知識をセンターに提供し、業界のデジタル変革を説明、証明、加速するために設計された効率的で柔軟、かつ拡張可能なプラットフォームを構築しています。このコラボレーションにより、より強力な統合、データ収集、分析が可能になり、コアデータ管理が可能な標準化された製造プラットフォームが実現します。

ロックウェル･オートメーションのEMEA北地域担当副社長であるオーサ･アルビドソンは次のように説明します。「適応性と拡張性は、現代のライフサイエンス事業にとって不可欠な要素です。個別化治療、シングル･ユース･スキッド、迅速な開発プログラムがますます一般的になるにつれ、製造メーカは開発、テスト、改善、製造をこれまでよりもはるかに速いペースで行なうための敏捷性を必要としています。これは、製薬会社のニーズを念頭に置いて特別に開発された、デジタル化されたプロセスと自動化ソリューションによってのみ、効率的に達成することができます。」

テスタセンターのCEOであるイエスペル･ヘドベリ氏は次のように詳しく説明しています。「このセンターは、生物学的、技術的、デジタル的なイノベーションの成長をサポートします。これらのイノベーションが一体となって、より迅速で、より正確、かつ効率的な個別化治療の開発のための俊敏なフレームワークを作り上げるのです。私たちが協力し合って物事を行なえば、より早くイノベーションを起こせるだけでなく、人類を助けるために劇的な変化や改善をもたらすことができるのです。」

このコラボレーションでは、上海にオートメーション&デジタルトランスフォーメーションセンターを設立し、モノの産業インターネット(IIoT)、拡張現実(AR)、その他の先進技術を製造プロセス全体に接続するためにどのように適用するかを検討しています。ロックウェル･オートメーションとサイティバ社は、工場現場管理のための革新的なソリューションの開発を進めながら、バイオ医薬品企業向けのデジタルソリューションの有望な未来を確立し、オペレータのトレーニングと効率の向上を支援することで、製造プロセス全体への接続性を向上させます。

スウェーデンのテスタセンターの能力、将来を見据えたビジョン、そしてコラボレーションの成果を紹介するショートムービーをこちらからご覧いただけます。