ロックウェル･オートメーションとInfinitum社はエネルギー集約型産業用アプリケーション向けに高効率の低圧ドライブとモータを提供する契約を発表

産業用オートメーションおよびデジタルトランスフォーメーションのグローバルリーダであるロックウェル･オートメーション(NYSE: ROK)と、サステナブルなエアコアモータの開発元であるInfinitum社は本日、新しいクラスの高効率統合型低電圧駆動とモータ技術を共同で開発・販売する独占契約を発表しました。このソリューションは、世界中の産業用顧客の大幅な省エネとコスト削減を実現するとともに、カーボンフットプリントの削減とサステナビリティ(持続可能性)の向上を支援します。

企業のエネルギー意識が高まり、温室効果ガス排出量の削減が求められる中、高効率モータを搭載した可変周波数ドライブ(VFD)が注目されるようになってきました。国際エネルギー機関(IEA)によると、電気モータは世界で消費される電力の約40%を占めており、産業用企業ではその割合が70%近くにまで上昇しています。

この契約により、市場をリードするロックウェル･オートメーションのPowerFlex®ドライブ技術とInfinitum社の高効率エアコアECモータシステムが組み合わされます。この強力なパッケージは、従来の鉄芯モータよりも50%小型･軽量で、銅の使用量を66%削減し、消費エネルギーを10%削減するモータシステムにより、企業の二酸化炭素排出量を削減します。

ロックウェル･オートメーションのパワー・コントロール担当副社長兼ジェネラルマネージャであるバリー･エリオットは、次のように述べています。「私たちは、クラス最高のエネルギー効率、サステナビリティ、操作性を誇るInfinitum社のモータとドライブの統合システムの利点を以前から認識していました。私たちの新しい共同ソリューションが、世界中のお客様のサステナビリティ、エネルギー効率、生産性の向上に強力な影響を与えることを期待しています。」

ロックウェル･オートメーションとInfinitum社は、ロックウェル･オートメーションがイInfinitum社のシリーズC資金調達の一部として初期投資を行なった2021年以来協業しています。

Infinitum社の創業者兼CEOのベン･シューラー氏は次のように述べています。「ロックウェル･オートメーションとの良好なパートナシップを拡大できることを嬉しく思います。この合意は、より少ないエネルギー、材料、廃棄物で世界に電力を供給できる当社の持続可能なモータに新たな顧客チャネルを開くものです。ロックウェル･オートメーションとの協力により、産業用企業に直接的かつ広範な影響を与えることができ、電力消費を削減し、エネルギー集約型のこの分野の持続可能性を高めることができます。」

統合VFDとモータは、2024年後半にロックウェル･オートメーションとそのパートナを通じて独占的に販売される予定です。