ロックウェル･オートメーション、AWSと提携し、最先端の産業オートメーションソリューションを通じて製造業の変革を目指す

産業オートメーションおよびデジタルトランスフォーメーションのグローバルリーダーであるロックウェル･オートメーションの日本法人、ロックウェル オートメーション ジャパン株式会社(本社: 東京都中央区、代表取締役社長: 矢田 智巳、以下「ロックウェル･オートメーション」)は、本日、米国本社のロックウェル･オートメーションとAmazon Web Services, Inc.(以下AWS)が、製造業のデジタルトランスフォーメーションをより合理的かつ迅速に進めるために提携することを発表しました。ロックウェル･オートメーションの制御技術(OT)をAWSの先進的なクラウドサービスおよびグローバルなインフラと組み合わせることで、製造メーカは、資産パフォーマンスの最適化、運用状況の可視化の強化、生データからの実用的な洞察の提供を支援するとともに、拡張性、安全性、柔軟性に優れたクラウドソリューションを導入できるようになります。

ロックウェル･オートメーションの深い業界専門知識と革新的なオートメーションソリューションは、AWSの先進的なクラウド機能と組み合わせることで、製造メーカがデジタル化をより効果的に進められるようになります。AWSは産業事業部門に多額の投資を行なっており、その重点分野は、ロックウェル･オートメーションの主力市場であるライフサイエンス、自動車およびバッテリ、消費財、その他の産業分野と一致しています。この提携により、両社は工場フロアからクラウドへのシームレスなデータ接続を実現し、高度な分析、AIアプリケーションおよび産業用ソフトウェアソリューションの提供を可能にすることで、共通のお客様へのサービスを強化します。

この提携の一環として、ロックウェル･オートメーションはFactoryTalk® Hub内のSaaS (サービスとしてのソフトウェア)をAWSに拡大し、産業用DataOpsソリューションのFactoryTalk DataMosaix™とコンピュータ制御による設備保全管理システム(CMMS)であるFiix®CMMSをAWS Marketplaceで利用できるようにします。また、FactoryTalk Hubソリューションも今年後半にAWS Marketplaceで利用可能になり、ロックウェル･オートメーションのクラウドベースのサービスはさらに拡大します。

AWSは、テクノロジパートナとしてロックウェル･オートメーションのPartnerNetwork™にも参加しています。

• FactoryTalk DataMosaix – コグナイト(Cognite)社とロックウェル･オートメーションの提携により実現した、産業データのアクセス性と洞察を強化するクラウドベースのデータ管理プラットフォーム。
• Fiix CMMS – AWSの堅牢なクラウドインフラを活用し、製造メーカが資産パフォーマンスを最適化するのを支援するコンピュータ制御による設備保全管理システム。
• Production Logistics – AWSのAIを活用し、リアルタイム生産スケジューリングを最適化することで、自律移動ロボット(AMR)の混合フリートを管理するための単一画面ソリューション。

ロックウェル･オートメーションのグローバルマーケットアクセス担当バイスプレジデントであるNicole Denil (ニコール･デニール)は次のように述べています。「製造メーカは、今日業界が直面する課題に取り組むために、柔軟性、拡張性、安全性に優れたソリューションを必要としています。AWSとの提携により、AI主導の洞察、エッジからクラウドへの接続性、産業オートメーションの発展という新たな機会が切り開かれます。これにより、お客様がいる場所で対応し、お客様のニーズに合ったクラウドプラットフォームで運用できるようになります。」

AWSの自動車･製造部門ゼネラルマネージャであるOzgur Tohumcu (オズグル･トフムジュ)氏は次のように述べています。「ロックウェル･オートメーションとの提携により、AWSのクラウドコンピューティングにおけるリーダシップとロックウェル･オートメーションの産業オートメーションの専門知識が組み合わさり、より包括的で強力なソリューションを提供できるようになります。AWSのクラウドインテリジェンスにより、運用データを実用的な洞察に変えることで、製造メーカがより迅速に意思決定を行ない、運用を最適化できるようしています。私たちは単にテクノロジを展開しているだけではなく、今日の急速に進化する業界において、産業企業がよりアジャイル(機敏)で効率的に、そして競争力を高めるための道筋を切り開いています。」