産業オートメーションおよびデジタルトランスフォーメーションのグローバルリーダであるロックウェル・オートメーション(NYSE: ROK)は、テキサス州に建設中のDAC (Direct Air Capture: 直接空気回収技術)施設からCDR (Carbon Dioxide Removal: 二酸化炭素除去)クレジットを購入する契約を1PointFive社と締結したことを発表しました。
ロックウェル・オートメーションの目的の中核は、人々の想像力とテクノロジの可能性を結びつけ、人間の可能性を広げ、世界をよりつながりやすく、より生産的で、よりサステナブル(持続可能)なものにすることです。120年以上にわたり、ロックウェル・オートメーションの技術と専門知識は、希少な資源を最大限に活用するなど、産業プロセスの効率を改善してきました。当社の全体的な戦略は、全社的なサステナビリティへの取り組みを包含すると同時に、お客様や地域社会がよりサステナブルで公平になるよう支援します。ロックウェル・オートメーションは、環境スチュワードシップに取り組み、ネットゼロへの移行を加速するための選択肢を模索しています。
ロックウェル・オートメーションのサステナビリティ担当バイスプレジデントであるトム・オライリーは次のように述べています。「2030年までにネットゼロ、カーボンニュートラルという当社の目標達成に向けた一歩を踏み出すにあたり、1PointFiveと協力できることをうれしく思います。私たちは日々、データ主導のソリューションによって、何万もの世界中のお客様が生産性とサステナビリティの目標を達成できるよう支援しています。世界的な製造メーカとして、私たちは世界にプラスの影響を与えるという同じコミットメントを持っています。」
1PointFive社のDAC施設であるSTRATOSが稼動すれば、周囲の空気から二酸化炭素を直接抽出し、自動車や飛行機による移動など、取り組みが困難な分散した発生源からの二酸化炭素排出に対処することができるようになります。
1PointFive社のCDRクレジットは、実用的で透明性が高く、耐久性のある炭素除去ソリューションを提供することで、サステナビリティの目標を前進させることができるDACのような技術を支援するというロックウェル・オートメーションのコミットメントと一致しています。
1PointFive社長兼ゼネラルマネージャのマイケル・エイブリー氏は次のように述べています。「ロックウェル・オートメーションのサステナビリティ戦略を支援し、DAC (直接空気回収技術)クレジットが輸送機関からの排出を除去するソリューションになることを実証できることをうれしく思います。この契約は、脱炭素化が困難な排出源からの排出に対処するDACの可能性を強化し、他の組織が自らの気候変動目標を推進するために追随できる模範を提供するものです。」
ロックウェル・オートメーションのサステナビリティへの取り組みについてはこちらをご覧ください。
1PointFiveについて
1PointFiveは、カーボン・エンジニアリング社のDAC (直接空気回収技術)やAIR TO FUELS™ソリューション、地中貯留ハブを含む脱炭素ソリューションの展開を通じて、2050年までに世界の気温上昇を1.5℃に抑制することを目指している炭素回収・利用・隔離(CCUS)企業です。詳しくは1PointFive.comをご覧ください。