拡張現実(AR)は製造業に革命をもたらします。必要な情報へのアクセスを容易にすることで、従業員のパフォーマンスを向上させ、安全やコンプライアンス上のリスクを回避することができます。これは、COVID-19パンデミックに関連する課題を考えると、特に重要なことです。ロックダウンやソーシャルディスタンス(社会的な距離)をとることが要求されているため、職場では対面式のオペレーションを維持することが難しくなっていますが、それでも生産は続けなければなりません。
ありがたいことに、ARがこれを可能にしてくれます。これらのツールは、工場の作業者が新しい規範に適応し、専門家がリアルタイムに対応するのに役立ちます。FactoryTalk InnovationSuiteは、組立やフィールドサービスが行なわれている場所で、作業指示をハンズフリーでリアルタイムに配信します。経験豊富な作業者の知識を簡単に取り込み、新しい作業者やサービス技術者と共有することができます。離れた場所に存在する専門知識を、場所を問わずに提供することができ、ARトレーニングがより効果的かつ効率的であることが証明されているため、トレーニングマニュアルは過去のものとなります。
基幹産業の稼働を維持
今回のパンデミックでは、多くの製造業が基幹産業に分類されました。製薬会社や医療機器メーカなどの業界では、急増する需要に対応する一方で、社会的な距離を置く措置やグループの最大収容人数の制限を遵守することが課題となっています。ロックウェル・オートメーションでは、ARプログラムへの無料アクセスを提供しています。これは、手作業をリアルタイムでキャプチャし、専門知識のギャップを埋めるために迅速な知識の伝達を可能にする高度なシミュレーションツールです。
ARは、計画外のダウンタイムや停電からの回復に必要な重要な作業やメンテナンスを、遠隔地の専門家が現場の担当者にかわって行なうことを可能にします。例えば、機器メーカの情報をエンジニアのデバイスに直接ストリーミングし、他の工場のメンテナンススタッフが診断を手伝うことも可能です。
また、複合現実デバイスは、複雑な製品を安全に組み立てるために、現場の従業員に必要に応じてリアルタイムの生産データや指示を与え、作業を行なうことができるようにします。シミュレーションツールは、エンジニアが世界のどこにいても、機器のレイアウトをマッピングしたり、レイアウト変更が生産性やスループット機器に与える影響を調べたりすることを可能にします。
ロックダウンの間も、カスタマサービスや学習・開発を後回しにする必要はありません。従業員は、ラップトップ型コンピュータや携帯電話を使って、リモートでお客様にサービスを提供したり、導入時の問題を解決したり、進行中のプロジェクトを継続的に監視したりするための技術を備えており、オフィスに戻る必要性を減らしています。
拡張現実(AR)は人間の労働力を30~50%効率化します。
将来を見据えたオペレーションを今すぐ実現
新種のCOVID-19がパンデミックへの対応に課題を残していることから、近い将来、旅行制限やロックダウンが新たな常態化する可能性があります。そのため、大手企業では、生産性と収益性を将来にわたって維持するために、新しいIIoT技術を採用しています。
ARは、あなたの武器として必要なツールのひとつです。作業員の生産性が向上し、より高品質な製品をより安全に生み出すことができます。また、従業員をより早く、より効果的にトレーニングすることができるので、先を見越した判断ができるようになり、より良いパフォーマンスを発揮できるようになるでしょう。訓練された生産性の高い作業員がいれば、コスト削減と市場投入までの時間短縮というメリットが得られます。