スコット・ウールドリッジ
ロックウェル・オートメーション
アジア太平洋地域社長
競争力を維持するための複雑性と課題を切り抜けていくことは、製造メーカと生産者が新たなテクノロジに目を向けるきっかけとなりました。世界的なパンデミックにより、人々はかってないほどテクノロジに頼るようになりました。パンデミックは私たちすべてに一歩後ろに下がらせ、パンデミック後の世界で増大するデジタルテクノロジの重要性の再考を促しました。
デジタルトランスフォーメーションは、組織が現在の環境で生産的であるためのライフラインを提供しました。オペレーション上のリスクを削減しながら最大限に効率化し、かつ利益を上げることがどんなに重要であるかがまさに明らかになりました。デジタルテクノロジを統合することにより、製造メーカは効率化と利益の増大を達成できます。
デジタルトランスフォーメーションにとって、最新式の分散制御システム(DCS)は必須です。最新式のDCSプラットフォームは、技術の発展と歩調を合わせてきました。今では、DCSは単純化された開発環境、データ、分析ツール、および洞察のような機能を搭載し、リアルタイムの意思決定能力を実現できます。最新式のDCSは、デジタルトランスフォーメーションへの旅の一環としてコネクテッドエンタープライズを構築できます。
本号の「Automation Today」ではデジタルトランスフォーメーションのパワー、およびどのようにして最新式のDCSが課題を簡単にし、より生産的にするかを詳しく掘り下げます。新しいテクノロジの導入がどのようにビジネスの仕組みを根本的に変更するかに焦点をあてて、最新のDCSプラットフォームがデジタルトランスフォーメーションの実現を支援できるかについても取り上げています。
本号の特集記事は、デジタルトランスフォーメーションを実現するための実用的な洞察を提供するトピックで、「デジタルトランスフォーメーションにとって必須の最新式のDCS」、「プレミア統合がエンジニアリング時間とコストを削減」、および「拡張現実(AR)はどのようにしてライフサイエンス製造業を支援できるか」です。
本号は最新の製品やテクノロジ、当社がどのようにしてお客様がアプリケーションの課題に対応するのを支援できるのかを紹介するお客様のケーススタディ、および最新の企業ニュースとイベントを掲載しています。
厳しい年であった2020年の終わりにあたって、お客様がデジタルトランスフォーメーションを進める際に、オペレーションの生産性向上と利益の増大する領域を特定するために本号がお役に立てましたら幸いです。
年末年始休暇を楽しくお過しください。2021年が実り多く幸多い年であることを期待しましょう!
スコット・ウールドリッジ
ロックウェル・オートメーション
アジア太平洋地域社長