すべてのキー入力の履歴データ
フランク氏は次のように述べています。「今日の企業は、限られた資源に直面しています。自分のしていることが大きな効果を上げていることを確認する必要があります。Plexを使えば、すべてのキー入力の履歴データを集めて、どこに努力とリソースを集中させるべきかを確認することができます。」
在庫管理の改善もその1つでした。Arrow社の以前のプロセスでは、在庫の追跡を見失うことが問題になっていました。現在では、Plexを使うことで、Arrow社は生産が始まってから完成品になるまでのすべての在庫をバーコードで管理できるようになりました。
フランク氏は次のように説明します。「組織内の拠点を移動する際に材料をスキャンして管理しています。完成品カテゴリの在庫精度があまり良くなかったのが、98%を大きく上回り、定期的に99%に達するようになりました。」
予測精度の向上で顧客との関係を強化
受注･購買予測の改善も、Plexの成果です。Arrow社のお客様の中には強固なシステムを持っているところもありましたが、ほとんどのお客様はそうではありませんでした。
フランク氏は次のように述べています。「PlexのDemandCaster (サプライ･チェーン･プランニング)では、収集した履歴を利用して、特定の品目の将来予測(つまり、お客様から見通しをいただいていなかった項目)を作成することができました。これは、長期的な計画を確認し、原材料の流れを計画する上で、非常に大きな意味を持ちました。」
さらに、お客様と予測を共有できるようになったことで、Arrow社はお客様との関係を強化することができました。
フランク氏は次のように述べています。「お客様とデータを共有することで、自分たちに何が起こっているかを知ることができます。お客さまは、自分たちのために正しいことを行なおうとしていることを理解することができます。特に最近は、成功することや継続することが難しい時代ですから、お客さまはこのことを高く評価してくださっています。お客さまに自分たちのことをしっかり見てくれていることが伝われば、それは大きな違いとなります。」
成功の鍵はリーダシップのビジョン
Arrow社のPlexの成功には、リーダのビジョンと自省が不可欠でした。
フランク氏は次のように振り返っています。「このソリューションを開発するために適切なパートナを探すのに多くの時間を費やしました。そして、導入プロセスを開発する過程で、自分たちのことをよく研究し、自分たちにとって何がベストなソリューションなのか、今後どのようにビジネスを進めていけばいいのかを見極めるために、膨大な時間を費やしました。」
