西オーストラリア州ウィッケピンの新しいカオリン採鉱事業では、統合オートメーションソリューションを活用して全体的なコストを削減し、スケジュールを改善し、運用に継続的なメリットをもたらします。
価値がますます高まっているカオリンは、需要が急増しているやわらかい白色の粘土で、紙や石膏ボード、セラミックス、繊維ガラス、塗料やコーティング、プラスチック、ゴム、製薬や医薬品、化粧品、コンクリート建設材料、農業などの用途に使用されています。
WA Kaolin社 - ASX上場の鉱物探査、抽出、加工会社 - は、原材料を世界中の顧客向けの市場に適したフィードストックに変える、K99として知られる独自の乾式加工方法を開発しました。
K99プロセスは、高品質の鉱石埋蔵量と組み合わせることで、従来の化学漂白や磁気分離処理よりも低コストで高品質の超高輝度カオリンを提供します。
WA Kaolin社は、西オーストラリア州パースの南東約200kmにあるウィッケピンの3ヘクタールの敷地に第1段階の商業加工プラントを建設しました。この場所は、採掘および保有保管地全体で、非常にグレードが高く容易にアクセスできるカオリンの鉱物資源推定量が6億トンを超えることが確認されており、カオリンの既知の世界最大のプレミアム一次資源の1つです。
36カ月後に生産能力が年間40万トン(tpa)を超えるように拡張する戦略計画が策定されているため、WA Kaolin社は、着実なスケールアップのプロセスを管理するエンジニアリングおよび計画コンサルタント会社であるWillyung Electrical & Controls Engineering (WECE)を選択しました。
WECE社は要件を分析し、ロックウェル・オートメーションのPlantPAx®分散制御システム(DCS)を選択したことにより、より良くかつ迅速なビジネス上の意思決定を行なうための柔軟性と、将来の拡張のためのスケーラブルなソリューションを備えた、単一のプラント全体の制御システムを提供しています。