ソリューション
新しいFGDプラントは、SO2, SO3, HCl, HF, および塵などの酸性化合物を沈殿させるために使用されます。これは、循環流動層(CFB)リアクタ、ファブリックフィルタ、ブースターファン、および複数の補助システムで構成されています。
稼働中、未処理の煙道ガスは乾燥粉末消石灰と循環反応生成物で構成される循環流動層を流れます。反応条件を向上し、原料ガスの温度を下げるために制御された量の加圧水がリアクタに噴霧されます。冷却され化学的に洗浄された粒子含有ガスはリアクタを出て、ファブリックフィルタに入り、ほこりを取り除きます。その後、沈殿した固体粒子は固体回収容器に集められ、ほとんどがCFBリアクタにリサイクルされます。少量が製品サイロに収集されます。
このプロセスの目標は、SO2濃度を2.190mg/m³ STP無水ベースから50mg/m³ STP無水ベースに減らし、浄化された煙道ガス内の固形分を6%無水ベースで50mg/Nm³から6%無水ベースで20mg/Nm³未満に減らすことでした。
エルサコ社のエンジニアの一人であるボグダン・パンサル氏は次のように説明しています。「FDGプラントの制御について、エンドユーザはロックウェル・オートメーションのPlantPAx® DCSを導入するという私たちの提案を受け入れました。PlantPAx DCSは、必要な性能、柔軟性、および可用性を提供し、システム設計者としての観点から、PlantPAxで使用可能なロックウェル・オートメーションのプロセスオブジェクトのライブラリによりプロジェクトの開発時間が大幅に改善されました。」
彼はさらに続けます。「特定のお客様のニーズを満たすために、DCSは、最先端のマイクロプロセッサに基づいて、自由に設定およびプログラム可能な自己診断コンポーネントを提供する必要がありました。お客様は、将来さらに優れたパフォーマンスを引き出すために、システムをさらに開発するための柔軟性と自由も必要としていました。」