完全自動化されたターミナルの基盤を築くために、Wachter社とMFCは集中管理型のスケーラブルなPlantPAx DCSを導入することを決定しました。Wachter社のオートメーション・ソフトウェア・システム・コンサルタントでプロジェクトのリーダであるダニエル・アルバレス氏が次のように述べています。「MFCがターミナルに集中管理型のDCSを導入したのはこれが初めてでした。PlantPAx最新式のDCSは、設計と配備が簡単で、端末をより早く動作させることができると知っていました。」
制御システムの設計時に、Wachter社はプロセスオブジェクトのロックウェル・オートメーションのライブラリを活用しました。事前に構築、事前に設計、テストされたプロセスオブジェクトにより、Wachter社はシステムを迅速に設計および配備できました。Rockwell Software®のStudio 5000® Logix Emulate™ソフトウェアアプリケーションを使用することでWachter社のチームはハードウェアなしでコードを検証、テスト、および最適化することができました。これによって設計時間が約25%短縮し、チームはMFC関係者から賛同を得て、オペレータを訓練することができました。
EtherNet/IP™バックボーンを備えた最新式のDCSは、コンベアや乾燥機システムなどのプラントの新しいマシンとスムーズに統合し、インバウンドからアウトバウンドまでのターミナルを効率的にモニタおよび視覚化します。この包括的なビューにより、オペレータは、受取り、計量、および積み出しにある3つのワークステーションのみを介してターミナルのすべてのエリアを制御できます。通常、古い端末ではプロセスを手作業で管理しているために複数人のオペレータが必要になります。
また、この新しいシステムは、エンタープライズレベルのモニタ、データストレージ、およびアラームをスムーズに管理します。エンタープライズレベルのモニタへのシステムの接続も、リモートアクセスも可能になります。問題が発生した場合、Wachter社はメンテナンスとトラブルシューティングのために制御システムにリモートアクセスでき、両方のコストと時間を削減できます。