グンジャンエナジー社は、エネルギー削減のため高圧インバータソリューションを導入

背景

グンジャンエナジー社の熱供給施設は、南道･赤北道群山にあり、群山地域工業団地のお客様に高品質の加工蒸気を供給し、安価な熱供給を目的としています。

同社は、最先端の高効率な公害防止施設をベースに、クリーンな産業団地環境を構築しています。地域経済だけでなく、国の地域エネルギー供給拡大プロジェクトにも大きく貢献しています。

8年間にわたり、各お客様は従来のエネルギー源を使用した場合と比較して、平均で36%の燃料費を削減することができました。また、複数の顧客先に分散していた20台以上のバーナーや燃焼システムを統合し、それらの煙突を一括管理することで、大気汚染物質(NOx、Sox、ダスト)を約29%削減しました。

グンジャンエナジー社は、工業団地内のお客様に安価な蒸気と必要な電力を供給するだけでなく、団地内の大気汚染防止にも重要な役割を果たし、顧客と地域社会の双方に利益をもたらしています。

同社は、将来に備えた熱供給施設を設置し、群山地域工業団地内の19のお客様と忠南長項地域の1つのお客様に産業用蒸気を供給しています。また、同施設で生産された電気をコジェネレーション発電所の運転に使用した後、余剰電力を電力取引所に売却しています。

お客様の現場で使用されているエネルギー機器を交換することで、お客様の生産効率の向上、生産コストの削減、大気環境の改善などに貢献します。

企業として、また世界市民として、燃料費の削減を中心とした生産コストの低減に努めています。また、環境管理の活動の向上に努め、最終的にはエネルギー使用量の削減を通じて、地域の大気環境の改善にも寄与しています。

課題

エネルギーコストが上昇傾向にあったため、グンジャンエナジー社は一貫したコスト削減を迅速に確立する必要がありました。

グンジャンエナジー社は、エネルギーコストを削減するための長期的なソリューションを短期間で提供することを希望していました。そのため、エネルギー効率を高めるために、コア製品のアップグレードを行なうことにしました。

グンジャンエナジー社は2年以内に投資収益率(ROI)を達成し、その数値を他の施設と共有することで、他の拠点でのエネルギー改善を促したいと考えていました。

その結果、グンジャンエナジー社はエネルギー利用に関して環境に優しい戦略を持つ他の類似企業と肩を並べることになります。
 

ソリューション

これまでグンジャンエナジー社では、空気の流れをコントロールするためにダンパーを使用していました。目標は、より一貫した効率性を生み出すことでした。ボイラーの指定温度とエアフローを維持するため、グンジャンエナジー社は既存のIDファン3台にPowerFlex® 7000高圧ドライブを設置しました。適切な容量のドライブを選択することで、エネルギー利用を最大化するための重要な要素である、連続的かつ高速な制御が可能になります。

また、安定性を確保するためには、施設内の活動を停止させることなく、新しいファンアプリケーションを完全に自動化することが重要でした。3台のPowerFlex 7000ドライブを同時に設置することで、より安定した設置と試運転が可能になり、リスクも低減されました。

このソリューションの主な利点は、シンプルで安定した信頼性の高い構造であり、設置に必要な部品はそれほど多くありません。

ロックウェル･オートメーションの正規代理店であるオートコン社が、ドライブパネルと制御システムの立上げを完了させました。グンジャンエナジー社は、プロジェクト全体の管理と代理店の現地サポートを高く評価しました。