Sani-Matic社のお客様が洗浄とコンプライアンスを改善

データ収集とレポート作成

バリー氏は次のように述べています。「これらの業界は規制されています。プロセス機器はクリーンでなければならず、重要なクリーニング情報を収集し報告する必要があります。」

従来、Sani-Matic社のお客様の多くは、このデータを手作業で収集し、自動化とデータ洞察が限定された紙ベースのレポートを作成していました。

クラウドベースのソフトウェアソリューション

だからこそ、Sani-Matic社は2020年にSaniTrend® Cloud Cleaning Reports® (CR)ソフトウェア製品を開発したのです。ThingWorx IIoTプラットフォームをベースに構築されたSaniTrendは自動化されたクラウドベースのソリューションで、顧客はあらゆる自動CIPまたはCOPシステムからデータをセキュアに収集、保存、報告することができます。

バリー氏は次のように説明しています。「当初は食品&飲料業界向けに開発しましたが、その後、追加バージョンも発売しています。基本的な洗浄サイクルのレポートだけが欲しいというお客様もいらっしゃいますが、総合設備効率などについての洞察にも興味をお持ちのお客様もいらっしゃいます。」

Sani-Matic社は現在、SaniTrend CloudでEssentials、Insights、Insights+の3つの階層を提供しています。Essentials層には、すべての重要なクリーニングデータのレポート作成が含まれ、InsightsとInsights+バージョンには、OEEトレンド、イベントログ、予防保全などの追加機能があります。これらはすべて、システムとオペレータの効率に対する可視性を高めるものです。

バリー氏は次のように述べています。「Insights+バージョンは、特に製薬業界向けに開発したものです。完全なトレーサビリティにより、誰かがHMI上で何かを変更した場合、監査証跡に記録されます。また、デジタル･プロセス･レコーダも提供しています。これは、当社の洗浄システムと組み合わせることができるだけでなく、他のプロセス機器とも組み合わせることができるという点でユニークです。」

SaniTrend Cloudの他のバージョンと同様に、このデジタル･プロセス･レコーダは紙ベースのチャートレコーダを含む従来のデータ収集方法に取ってかわるものです。

バリー氏は次のように説明しています。「これは円形の紙のチャートで、温度データやプロセスデータなどを収集し、その紙を取って保管し、コメントするものです。しかし、ご存知のように紙は効率的ではなく、時間が経つにつれて色あせたり傷んだりします。デジタル･プロセス･レコーダは、紙のチャートレコーダを直接置き換えるもので、クラウドベースのテクノロジを試してみたいものの、何から始めたらよいかわからないというお客様にとって取り入れやすいものとなっています。」