情報パイプラインの構築
監督者は次のように述べています。「プロジェクト開始時に、さまざまなユーザにとって最も合理的なシステムは何かということを中心に目標を設定しました。1つのデータレポジトリがあり、さまざまなユーザがデータにアクセスしやすく、将来の拡張やアップグレードに対応できるものでなければなりません。」
この部門は、生産インテリジェンスにアクセスするために、ロックウェル・オートメーションのFactoryTalkソフトウェアスイートを選択しました。このソリューションにより、従業員は1つのポータルを使用して、固定レポートを要求して取り出したり、特定のニーズに基づいてレポートを生成したりできるようになります。
この決定は、ポンプの多くで使用されていたロックウェル・オートメーションのControlLogixおよびMicroLogixコントローラの過去の経験が後押ししたものです。制御と情報システムを統合することで、新しいソフトウェアの導入にかかる時間を短縮し、コントローラから受信するデータが正しく配信されているかどうかを検証することができます。
製造インテリジェンスソリューションのキャリブレーションと最適化を行なうために、電力会社向けの情報ソリューションの展開に精通した協力者が必要でした。そこで、ロックウェル・オートメーションのPartnerNetworkプログラムのソリューションパートナであるAutomated Control Concepts (ACC)社を選びました。
FactoryTalk Historian Site Editionソフトウェアを実装することで、ACCは、ポンプステーションから来る生データに意味のある構造とタイムスタンプを提供することができました。より大きなデータ要求のための保存手順とインデックスにより、ヒストリアンは、組織化されたI/Oポイントの数が増え続けている場合でも、レポートの可能性を最適化しました。
すべての受信データを分析し、レポートするために、同部門はFactoryTalk VantagePoint EMIソフトウェアを選択しました。従業員は、このソフトウェアを使用して、ステーションごとにタグを動的に選択し、水位、流量、水質に関する自動生成レポートを受取ることができます。
「ポンプからの情報に新たにアクセスできるようになったことで、エンジニアや請負業者は水の流れをより適切にモデル化できるようになり、運用データの検証や新しい流量モデルの開発が可能になりました」と、監督者は述べています。
運用データがフルフローに
新しいソフトウェアソリューションの導入により、公共事業部のエンジニアと請負業者は、下水道システムのフローモデルを作成するために必要なレポートを得ることができました。これにより、EPAの要件を満たすと同時に、コンプライアンス報告書の作成に必要な時間を短縮することができました。
現在、同局では、このソフトウェアをさらに活用する方法を模索しています。
監督者は次のように述べています。「このプロジェクトの開始時に設定した目標を達成し、廃水インフラが現実的に汲み上げることができる量を詳細に示す、郡の流量モデルを作成する能力が向上しました。HMIとヒストリアンを仮想化し、製造インテリジェンスソリューションのデータポイントを増やす予定です。必要なときに必要なものにアクセスできるよう、近々、郡の職員にソフトウェアの最適な使用方法を教えるつもりです。」
上記の結果は、この組織がロックウェル・オートメーションの製品およびサービスを他の製品と組み合わせて使用した場合に固有のものです。具体的な結果は、他のお客様とは異なる場合があります。
ControlLogix, FactoryTalk, Historian, MicroLogix, およびVantagePointは、Rockwell Automation Inc.の商標です。