- 在庫精度95%を達成
- 在庫精度を27%向上
- 原材料在庫を18%削減
- 欠品率1.1%を達成
- 欠品率を83%改善
- 手元在庫の管理時間を3~4時間削減
チョコレート・ショップ・アイスクリーム社は家族経営のスーパープレミアム・アイスクリームの製造・卸売・小売業者で、品質、革新、そして地域社会の幸福を中核的な価値観として掲げ、60年以上にわたり事業を展開してきました。同社はウィスコンシン州マディソンを拠点に、4つのアイスクリーム・パーラーと1つの製造工場を運営しています。製造施設では、数々の賞に輝く100種類以上のスーパープレミアム・アイスクリームを製造し、全米の800を超える小規模な独立系レストランやアイスクリーム店に製品を供給しています。
- 企業の成長に対応できない複数のシステムを運用していた
- 生産状況の把握や在庫確認を紙ベースの手作業で行なっていたため、生産状況の把握に遅れが生じ、在庫数も不正確だった
- 従業員が信頼できる、効率的に整理された生産データが不足していた
課題
複数のシステムと手作業による運用
直営店4店舗の運営、全米37州への流通網、そしてプライベートブランド製品の製造を手がけるチョコレート・ショップ・アイスクリーム社は、創業以来、目覚ましい成長を遂げてきました。同社の従来の製造管理体制は、生産状況を追跡するために2つの異なるシステムに依存していました。これらは一応統合されてはいたものの、システム間で必ずしも円滑なデータ連携が行なわれていませんでした。そのため、システム間で情報が不一致となることが頻繁にあり、従業員が正確なデータを把握しようとする作業に多くの時間を費やしていました。さらに、生産データは手作業で記録された後、事後的にコンピュータへ入力されるという運用でした。その結果、原材料や完成品の在庫状況の把握に数日の遅れが生じ、出荷業務にも悪影響が及んでいました。こうした状況を受け、同社は自社の成長と多岐にわたる事業運営を支えられるERP (エンタープライズ・リソース・プランニング)システムとMES (製造実行システム)の導入が必要であると判断しました。
「以前のシステムでは、ブラウニーの在庫が200ポンドあると表示されていました。実際には前日に使用されていたのですが、誰もそのことを覚えていなかったのです。そのため、多くの問題が生じていました」と、チョコレート・ショップ・アイスクリームの最高執行責任者(COO)であるサラ・デッドマン氏は語ります。
ソリューション
拡張性のあるソリューションの模索
チョコレート・ショップ社がPlexスマート・マニュファクチャリング・プラットフォームに関心を抱くきっかけとなったのは、自社の施設で同技術を導入していたプライベートブランド(PB)製品の取引先からの紹介でした。その推奨を受けて、同社は自社の生産ニーズを満たすPlexの製品として、Plex ERP、Plex MES、Plex QMSの導入を検討し始めました。新しいERPシステムの選定を進める中で、チョコレート・ショップ社は堅牢なMESシステムも不可欠であると認識していました。同社のチームは、Plex ERPが提供する包括的な事業管理機能に加え、Plex MESが持つ製造現場に特化した機能が業務に大きなメリットをもたらすと判断したのです。
新たな製造ソリューションの選定を振り返り、デッドマン氏は次のように語っています。「Plexは私たちのニーズや事業内容に完璧にマッチしていると感じました。」
結果
MESによる業務改善
チョコレート・ショップ社が実現した最大の改善点の1つは、生産データを活用できるようになったことです。生産から在庫、財務に至るまで、詳細なデータ分析が可能になったことは、同社にとって大きな転換点となりました。Plexの技術によって利用可能になった膨大な情報量に加え、クラウドベースで即座にデータへアクセスできるという利便性の高さにも、同社は大きな感銘を受けています。
Plexの「バッチ管理」機能は、共通の特性を持つ製品群を整理・追跡するものであり、一貫性の確保や製品規格の維持に寄与することから、食品&飲料メーカにとって魅力的な機能となっています。このバッチ管理機能の導入により、チョコレート・ショップ社は製品の損失や廃棄の原因を把握できるようになりました。その結果、同社は生産歩留まりを向上させることができました。
チョコレート・ショップ・アイスクリーム社のSQF内部監査員兼施設管理者であるキャシー・サッチ氏は、次のように述べています。「今では、工場のどこで作業が行なわれているか、またはどの機械が停止しているかを、時間帯を問わず常に把握できるようになりました。そのため、『現場に向かって問題を解決しよう』と即座に行動を起こすことができるのです。」
品質を重視する文化
Plex QMSの導入により、チョコレート・ショップ社は業界規制への適合や顧客ごとのニーズへの対応、そして監査への備えを強化することができました。以前は品質管理が手作業や紙ベースで行なわれていましたが、Plexの導入後は品質関連の文書がデジタル化され、一元管理されるようになりました。このように信頼できる唯一の情報源(single source of truth)に基づいて業務を行なう体制が整ったことで、同社は監査の際にも安心して対応できるようになりました。さらに、製造工程における品質チェックの状況について、顧客への説明もより円滑に行えるようになりました。また、Plexへの移行はトレーサビリティ(追跡可能性)の面でも大きな効果をもたらし、かつては数時間を要していた作業が、今では即座に完了できるようになりました。
チョコレート・ショップ・アイスクリーム社の食品安全&品質マネージャであるアリッサ・ローシング氏は、次のように述べています。「文書管理に関しては、現在、すべてのSOP (標準作業手順書)やプログラムをPlex上で一元管理しています。承認やレビューが必要な事項があれば、システムがそれを知らせてくれます。品質管理の担当者として特に大きいのは、やはり情報が一元化されている点ですね。必要な情報を探すために、あちこちの場所を頼る必要がなくなったのです。」
在庫精度の向上
チョコレート・ショップ社は、Plexの導入以来、最も大きな改善効果が得られた分野の1つとして在庫管理を挙げています。Plexの導入により、同社の在庫精度は95%に達し、27%の向上を達成しました。以前は複数のシステムで在庫を管理し、従業員の個人的な知識や経験に頼る部分も大きかったため、資材を探し回ることに時間を費やし、生産の遅れが生じていました。現在ではプロセスがデジタル化され、Plexシステム上で即座に情報を確認できるようになったことで、チームは1日当たり3時間以上の時間を節約できています。品質管理が適切に行なわれるようになったことで、出荷業務が改善され、顧客満足度の向上にもつながりました。
「Plexのおかげで、あらゆる情報をデジタル化し、コンピュータ上で一元管理できるようになりました。常に最新の状態が保たれており、必要な情報にいつでも容易にアクセスできます。今では社内の誰もが、製品の所在をリアルタイムで把握できるようになりました。これは、企業がさらなる成長を遂げる上で、極めて大きな意味を持つことです。」
自動化された未来
チョコレート・ショップ社は、製造の成功に向けて今後も活用できるPlexのさまざまな機能に期待を寄せており、さらなる導入の可能性を見据えています。同社は、工場現場における自動化の推進をはじめ、Plexに関連する数多くの目標を掲げています。
「Plexの導入により、私たちはまさに『メジャーリーグ』のレベルへと進むことができました」と、サラ・デッドマン氏は語ります。
このケーススタディは複製版であり、オリジナル版はPlexのウェブサイトでご覧いただけます。オリジナル版にアクセスするには、こちらをクリックしてください。
公開 2026年8月12日
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