MESによる業務改善
チョコレート・ショップ社が実現した最大の改善点の1つは、生産データを活用できるようになったことです。生産から在庫、財務に至るまで、詳細なデータ分析が可能になったことは、同社にとって大きな転換点となりました。Plexの技術によって利用可能になった膨大な情報量に加え、クラウドベースで即座にデータへアクセスできるという利便性の高さにも、同社は大きな感銘を受けています。
Plexの「バッチ管理」機能は、共通の特性を持つ製品群を整理・追跡するものであり、一貫性の確保や製品規格の維持に寄与することから、食品&飲料メーカにとって魅力的な機能となっています。このバッチ管理機能の導入により、チョコレート・ショップ社は製品の損失や廃棄の原因を把握できるようになりました。その結果、同社は生産歩留まりを向上させることができました。
チョコレート・ショップ・アイスクリーム社のSQF内部監査員兼施設管理者であるキャシー・サッチ氏は、次のように述べています。「今では、工場のどこで作業が行なわれているか、またはどの機械が停止しているかを、時間帯を問わず常に把握できるようになりました。そのため、『現場に向かって問題を解決しよう』と即座に行動を起こすことができるのです。」
品質を重視する文化
Plex QMSの導入により、チョコレート・ショップ社は業界規制への適合や顧客ごとのニーズへの対応、そして監査への備えを強化することができました。以前は品質管理が手作業や紙ベースで行なわれていましたが、Plexの導入後は品質関連の文書がデジタル化され、一元管理されるようになりました。このように信頼できる唯一の情報源(single source of truth)に基づいて業務を行なう体制が整ったことで、同社は監査の際にも安心して対応できるようになりました。さらに、製造工程における品質チェックの状況について、顧客への説明もより円滑に行えるようになりました。また、Plexへの移行はトレーサビリティ(追跡可能性)の面でも大きな効果をもたらし、かつては数時間を要していた作業が、今では即座に完了できるようになりました。
チョコレート・ショップ・アイスクリーム社の食品安全&品質マネージャであるアリッサ・ローシング氏は、次のように述べています。「文書管理に関しては、現在、すべてのSOP (標準作業手順書)やプログラムをPlex上で一元管理しています。承認やレビューが必要な事項があれば、システムがそれを知らせてくれます。品質管理の担当者として特に大きいのは、やはり情報が一元化されている点ですね。必要な情報を探すために、あちこちの場所を頼る必要がなくなったのです。」
在庫精度の向上
チョコレート・ショップ社は、Plexの導入以来、最も大きな改善効果が得られた分野の1つとして在庫管理を挙げています。Plexの導入により、同社の在庫精度は95%に達し、27%の向上を達成しました。以前は複数のシステムで在庫を管理し、従業員の個人的な知識や経験に頼る部分も大きかったため、資材を探し回ることに時間を費やし、生産の遅れが生じていました。現在ではプロセスがデジタル化され、Plexシステム上で即座に情報を確認できるようになったことで、チームは1日当たり3時間以上の時間を節約できています。品質管理が適切に行なわれるようになったことで、出荷業務が改善され、顧客満足度の向上にもつながりました。