クロエレン社のメンテナンスコーディネータであるホリー・チューロス氏は、会社のメンテナンス戦略の立案、管理、更新を担当しています。同社のただ一人のメンテナンス管理者として、ホリー氏は日々忙しさが増しています。昨年には、クロエレン社の4つの米国工場で同氏が管理を支援するマシン数が22%も増えました。この増加によって、クロエレン社が保有するマシン台数は北米全体で100台を超えました。
「マシンが増加するということは、作成するスケジュール、マニュアル、そして追跡する資産が増えるということです」と、ホリー氏は語ります。
クロエレン社のメンテナンスチームは、マシンツールの稼働時間を改善し、予防保全戦略を導入するという目標を設定しました。しかし残念ながら、「故障するまで動かす」のようなメンタリティを乗り越えることはできませんでした。この考え方は危険で、必然的に何かが故障した場合にはアセンブリライン全体の入れ換えを意味し、クロエレン社は時間とコストを費やすことになります。
修理コストの上昇で、クロエレン社はこのやり方を続けることはできないと判断しました。
CMMSの必要性を認識
これらの問題に取り組むため、クロエレン社はエンタープライズ・リソース・プランニング(ERP)システム用のメンテナンスモジュールを購入し、多くのプラントの資産を管理し、これを実装および維持するためにホリー氏を雇用しました。しかし、この新システムには必要な機能が欠如していました。
「当社のマシン情報は、技術者がこれらのイベントを計画する方法が分かるように、読んで分かりやすく整理する必要があります」と、ホリー氏は述べています。
同氏はマニュアルにしっかり目を通し、システム用に全スケジュールを作成した後、敗北感を覚えました。モバイルが統合されていないため、作業指示を印刷し、その紙をプラント中に配布する必要がありました。さらに、従業員は同じ古いマニュアルを参照し、トラブルシューティングのためにヘルプセンターに問い合わせる必要がありました。
「これらのリソースは、関連するアイデアやソリューションを提供することがほとんどなく、ユーザのニーズからかけ離れているように思われます」と、ホリー氏は述べています。
ホリー氏は、自分の業務の障害になるソリューションではなく、業務を支援するソリューションが必要でした。それは、技術者が必要なときにマニュアルに容易にアクセスできるようにするソリューションであり、毎日のように記入するペーパーワークを減らすことができるソリューションでした。こうした状況を念頭に置いて、メンテナンスチームはCMMSの調査を開始しました。
使いやすいシステムを探して
Fiix®を選択することを決めるのは難しくありませんでした。比較的少ない立ち上げ費用で、ERPシステムを対話的に操作する機能や「ユーザフレンドリ」な機能を実現できるので、チームはこの購入を承認してもらうために多くの承認を取ったり、更に投資対効果検討書を作成する必要はありませんでした。
このシステムは、技術者が作業指示や修理依頼の更新や受取りに使用できる使いやすいモバイルアプリを提供しました。これにより、技術者はプラントのどこにいても作業指示の作成と完成に必要な情報にアクセスできるようになりました。
また、ホリー氏は、Fiixの新機能のベータ版テストグループへ参加する招待も受けました。これは、他のシステムにはない利点でした。クロエレン社は、これを活用することで、ホリー氏が同社のすべての要件を満足させるソリューションを発見する絶好の機会であると考えました。
同じような考えを持つ人々のコミュニティでサポートを探す
ホリー氏は、Fiixersコミュニティに紹介されました。このコミュニティはユーザが繋がり、お互いにアイデアを出し合い、Fiixを使用して最善の結果を得るためのベストプラクティスを共有するためのフォーラムです。この活動や、フィードバックを受け取ってそれを実装するためのFiixチームの絶え間ない努力が相まって、ホリー氏はチームの成功にとってFiixが心強い支援ツールであると考えるようになりました。
「Fiixの代表者から私に電話がかかって来て、どの機能が好きで、どの機能が嫌いかという質問を受けました」と、ホリー氏は述べています。
彼らは製品のフィードバックを聞きながら、その間に問題の解決策を提案できました。
ホリー氏は、FiixersコミュニティをCMMCに関する質問の掲示板として使い始めました。
「このコミュニティに参加して、ガイダンスを求めるメッセージを送信し、すぐにソリューションが手に入るのは素晴らしいことです」と、ホリー氏は述べています。
たとえ私の問題がFiixプラットフォームに関連がなかったとしても、このコミュニティではこの問題に困っているのは自分一人ではないと感じさせてくれました。
クロエレン社は、そのメンテナンス戦略の監査を実施し、すべてが正常に動作していて、将来的な故障を防止していることが確認されました。これらの監査を実施した際に過去のFiixウェビナーにアクセスできたことは、大きな助けになりました。
ホリー氏は次のように述べています。「私はこれらのウェビナーの記録のいくつかを3~4回も繰り返して見ました。そして、その中で何かが理解できない場合は、コミュニティの他のメンバーに質問すればきっとサポートが得られるだろうと確信しました。」
データへのアクセスがアセットマネジメントを改善
現在、ホリー氏は、Fiixからのリアルタイムデータを使ってメンテナンスプログラムに関するレポートを引き出せることを非常に便利だと感じています。
「作成済みのリポートを引き出せることは、メンテナンスの意思決定のために必要なすべての情報を提供してくれるため非常に便利です」と、ホリー氏は述べています。
これらのレポートから得られるデータは、予防保全戦略へと会社を移行するホリー氏の現在の取り組みを支援しています。これにより潜在的な障害や懸念のある領域の存在を同氏に示してくれるので、それを上司に報告することができます。
「私はデータを使ってアクションプランを作成すること以外は、何も考える必要はありません」と、ホリー氏は述べています。
明るい未来への展望
Fiixを使用することにより、ホリー氏は予防保全戦略に開発に集中することができるだけでなく、同じような考えを持つ人々のコミュニティに参加する貴重な機会も同氏に提供しています。
今後とも、ホリー氏は、メンテナンスおよび資産知識について十分な情報に基づいて意思決定をするためにFiixが同氏とその同僚を支援し続けると確信しています。
「メンテナンス業務に携わるすべての人にFiixをお勧めします。その理由は、Fiixersコミュニティが管理者に非常に多くの知識共有を提供するからです」と、ホリー氏は述べています。