製造業に特化したユーザフレンドリなERPシステム
シロー･インダストリーズ社のデジタルトランスフォーメーションへのアプローチはすべて新規に構築されました。同社は統合ERPシステムに接続された製造システムを求めていました。このアプローチによって、同社は廃棄品を低減し、在庫追跡を改善し、全体的な製造効率を向上させる同社固有の目標に対応したシステムを設計することが可能になりました。
「私たちは製造メーカなので、ショップフロアでの操作性が優れていて、望んだ方法でデータを取り込んで保存したり、より良い意思決定を助けるレポートを作成できるようにしたいと考えました」と、テリー氏は述べています。
シロー･インダストリーズ社はPlex Systemsの製造に特化したソリューションに魅力を感じ、最終的にそのプラットフォームを導入して業務をオンライン化し、データのアクセスと可視性を改善しました。「このソリューションの導入はこれまでのところ非の打ち所がありません。このシステムは簡単に理解でき、簡単に使えます」と、テリー氏は付け加えます。
短期間で嬉しい結果
期待通りの学習曲線を辿りながら、シロー･インダストリーズ社の施設ではPlexの使用開始からわずか数カ月でその効果が見え始めました。
例えば、テリー氏は次のように説明します。「当社では毎年、実地棚卸を実施していますが、当社のプラントの1つでは通常、年度末に不一致が出ていました。Plexの導入後、在庫に関して初めて、その不一致が1%を切りました。それは予想以上の大きな改善であり、スタッフは非常に喜んでいます。」
プラントごとに製造業務は異なっていても、組織全体でのデータとプロセスの標準化はシロー･インダストリーズ社に大きな効果をもたらしています。「私たちは共通の言語を手に入れたことになります。共通の方法で情報を入力し、共通の方法でそれを使用します。すべて同じ方法でできるようになりました。私たちは、データマイニングからデータアナリティクスに移行しました」と、テリー氏は語ります。
スマートマニュファクチャリングへの進化
シロー･インダストリーズ社では、拡張データを使用して業務を改善および進化させる方法について、いくつかの目標を立てています。
テリー氏は次のように述べています。「製造業では、総合設備効率(OEE)を高めることが成功に絶対不可欠です。廃棄品の理解、ダウンタイムの理解、予防保全の活用も同様です。当社ではスマートマニュファクチャリングの実現に向けて次のステップを踏み出すことも視野に入れ、マシンの接続を開始しています。それが、当社の進化の次のステップです。当社は、このシステムを中心にビジネス全体を再設計しています。」