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IoT戦略に勝る優れた企業文化の構築

コネクテッドエンタープライズ戦略を実現する技術については多数の資料が存在します。昨今の技術をもってすれば、よりスマートでセキュア、コネクテッドかつ標準化されたITおよびOTの産業用システムアーキテクチャの提供が可能であり、前例のない処理能力を搭載した優れたデバイスが実現します。

また、優れた分析やモビリティオプション、ビッグ・データ・ストア、クラウドコンピューティングといった新たな技術も活用できます。つまり、御社のあらゆるレベルとサプライチェーン全体にわたり、プロセス制御や情報を希望の方法どこからでもいつでもセキュアかつ柔軟な方法で提供できるというわけです。しかし、組織文化の意識統一や変革を現実的に図る方法や、利益を獲得、維持しながらIoTやコネクテッドエンタープライズがもたらす潜在的価値を効果的に実現するための厳格な変革管理プロセスの導入方法について書かれた資料はほとんどありません。

「Culture Eats Strategy for Breakfast (どんな戦略も文化の前には歯がたたない)」というピーター・ドラッカー氏の言葉がありますが、優れた企業文化の構築に勝る技術や製品、サービスもまた存在しません。文化が脆弱であれば、柔軟性の高い優れた分析ベースのアーキテクチャでさえ簡単に破滅してしまいます。真のプロセス改善とコラボレーションを実現する組織的アプローチをサポートしながら、技術革新と日々の業務の改善方法を取入れたプログラムを既存の従業員に支持してもらうには、作業プロセスの根本的改革や分析の効果的な活用をどのような形で組織に促し、指導すればいいのか…。コネクテッドエンタープライズへの道のりに足を踏み出すにつれ、こういった疑問に直面することがあります。

企業文化は成り行きでできるものなんだから設計なんてできない、という人もいるかもしれません。1つだけはっきりと言えるのは、文化的な変化は望もうと望むまいと起こるということです。つまり、社風の形成や文化的障壁の解消、変革管理を優先しない姿勢をとれば、効果的なコネクテッドエンタープライズの導入を促進する最も重要な要因を成り行き任せすることになるのです。

真のコネクテッドエンタープライズ実現に向け、構想から完成までの間に検討すべき要因はたくさんあります。

簡略化をサポートするためにロックウェル・オートメーションが開発したのが、コネクテッドエンタープライズの実行モデルです。このモデルでは、技術および組織的な文化を効果的に変化させるための手段とベストプラクティスについて説明しています。それでは、コネクテッドエンタープライズ実現の成功をサポートする継続的な組織改革の基本原則について見ていきましょう。

プログラムリーダシップ:組織的提携を達成し、正しい優先順位を設定することは、コネクテッドエンタープライズの導入を成功させるうえで極めて重要です。こういった広範にわたる文化変革プログラムは、必ず組織上層からの支援を受け、変革をもたらす主体を部門の枠を超えて集結させる必要があります。プログラムのビジョンを確立して周囲に広め、ストレッチ(少し高めの)目標や期待される数値化可能な結果を設定するのが経営幹部支援の役割です。さらに、障壁を克服して変革を支援し、必要な文化的変化を促進するよう多部門から構成されるリーダシップチームに依頼します。

最後に重要なのは、リーダはストレッチ目標の達成を目指して自らの組織を動機付ける必要があるという点です。

未来を思い描く:部門横断型のリーダシップチームは、大々的な改善に向けた機会を優先し、企業の業務プロセスや組織的構造の未来を明確化する作業グループに今後のビジョンを検討するセッションを実施するよう指導または依頼します。このステージでは、潜在的な改善機会を特定するために社内外のベンチマークが一般に使用されます。

利益の評価:部門横断チームは、現在の状況と今後のビジョンを比較することでギャップと機会を数値化します。このステージでは、広範なレベルのメトリクスを設定してこれまでに特定した機会の評価を改善します。このようなフィルタや関連メトリクスに基づいて、今後の予算や利益インパクトに対する評価の優先順位をさらに特定し、時系列化します。

プロセスの根本的改革:優先順位の改善後、対象のビジネスプロセスは根本的改革により以下を実現できるようになります。

  • 克服する必要のある障壁の特定(文化的、組織的、物理的なものを含む)
  • 新しいプロセスの詳しい実行方法の策定
  • 必要な人材/リソースレベル、トレーニングに関する見直しおよび変更の特定
  • 上記の障壁を克服するために必要な変革の策定(修正すべき組織境界、慣行など)
  • 未来をサポートするデータ、レポート、メトリクス、ダッシュボード/視覚化、モビリティの各要件の定義
  • 機運を促進する技術要件の特定
  • 価値計算($)、スケジュール、予算への影響の改善

組織的責任:コネクテッドエンタープライズの改善に向けた取組みの多くはサプライチェーンの上流/下流の境界を越えるため、リーダシップの役割を明確に特定し、変革の促進に責任を担うことが重要です。

  • 資金供給の確保(資本または経費)
  • 実績報告の確立
  • 進捗状況のモニタ
  • 経営幹部の支援者への成果、問題、修正した利益見積りの報告
  • 成果の測定
  • 文化的変化の促進

継続的な改善:新しいプロセスやシステムの導入にあたり、組織の文化や骨組みのなかに新しいプロセス浸透させるための微調整を行なったり改善を数値化することは極めて重要です。また成果を称賛し、意図とする変革に忠誠心を築くことは、利益を維持するうえで欠かせません。

ビジネスの段階的変化は現状にさまざまな課題をもたらします。真のコネクテッドエンタープライズとは、IoT技術が企業の骨組みや文化、日々の業務過程に深く根付くものであり、これを達成すればお客様のビジネスに高い価値がもたらされるのは間違いありません。

組織文化に必要な変革を行なうことはこの取組みに必要不可欠であり、これによって物事に対する姿勢や期待される行動が強化されます。大規模な統合システムの導入に伴い、一時的に何らかの損害が組織にもたらされ、マイナスの影響が及ぼされることは明白です。これはもはや、予想され計画されていることなのです。

しかしここで問題となるのは、この深刻かつ未知の事象に御社がどのように対応するかです。「文化は、戦略だけでは達成しえないある程度のリスク予防を提供する1」。この言葉にもあるように、強固なコネクテッドエンタープライズの導入計画は必須ですが、回避不可能な一時的後退を前にして、建設的かつ支援的な姿勢を維持する力強い文化を構築することも同時に必要なのです。

過去に実施された大規模なシステム統合計画の成功率は、およそ15~20%であることが報告されています。技術システム計画と文化/変革管理計画との適切なバランス。これがプロジェクト成功の鍵を握っているのは明らかです。

 

1ジョー・タイ氏、バリュー・コーチ社。


Ray Zimmermann
Ray Zimmermann
Industry Consultant, Systems Innovation Management
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