ロックウェル・オートメーションは、北米におけるスマート・モータ・コントロール・センタのマーケットシェアのリーダであり、NEMA規格に準拠しています。また、ヨーロッパ、アジア、中東、南米のお客様向けに、IEC規格に準拠したFLEXLINE™ 3500低圧MCCを発表しました。
FLEXLINE 3500モータ・コントロール・センタは、ネットワーク化されたデバイスを使用して、プロセスや人々をリアルタイムの生産データでつなぎます。その結果、企業は生産性の向上、エネルギーの節約、ダウンタイムの削減、安全の向上を実現することができます。そして、FLEXLINE LV MCCは、これら3つの製造トレンドのそれぞれに価値をもたらします。
1. スマートファクトリとスマートな施設の創造
製造および商業分野は、コネクテッドテクノロジを使用することで、かつてない成長の機会に直面しています。スマートMCCは、EtherNet/IPを使用して、プロセス・オートメーション・ソフトウェア、スマートモータ制御装置、リアルタイムデータなどのテクノロジを統合し、運用効率と生産性を向上させます。さらに、接続されたMCCテクノロジは、年中無休24時間体制でリモートモニタすることができます。また、ネットワーク化されたシステムは、ダウンタイムの削減、製品品質の向上、および生産能力の向上に役立ちます。
2. 人工知能(AI)と予知保全の統合
人工知能(AI)と高度な分析ツールが製造業を変革しています。スマート・モータ・コントロール・センタ内のソフトウェアとテクノロジにより、お客様は膨大な量のリアルタイムデータを収集・分析し、生産を改善することができます。
適応制御技術は、稼働状況に応じて変化し、生産量を維持するように調整します。予知保全は、部品が壊れる前に交換時期をエンジニアに知らせます。人工知能は、ドライブ、ポンプ、トランスなどの重要な生産資産をモニタします。これらの予測技術により、メンテナンスコストを最大40%削減し、ダウンタイムを70%削減することができます。
3. 安全とサステナビリティ(持続可能性)の向上
安全の向上は、今日のモータ・コントロール・センタ設計の基本です。FLEXLINE 3500 MCCは、IEC 61439 1&2規格を満たし、耐アーク性テクノロジを搭載しています。また、リモートオペレータによるモータ制御装置のモニタおよび診断が可能です。
さらに、スマートなモータ制御装置は、企業のサステナビリティの目標達成にも役立ちます。可変周波数ドライブは、エネルギー使用量を最大50%削減できます。
ロックウェル・オートメーションのグローバル・プロダクト・マネージャのディエゴ・ウィルチェスは、次のように述べています。「私たちは毎年、何千もの製造業者を対象に調査を実施していますが、そのほぼ75%がスマート・マニュファクチャリング・ソリューションが自社の成功に不可欠であると認識しています。当社のコネクテッドFLEXLINE 3500 MCCテクノロジはリアルタイムの運転データを提供するため、製造メーカは問題が発生する前にそれを把握し、解決することができます。」
「製造業や加工業では、生産は1分1秒を争います。当社の統合ネットワークインフラとスマートデバイスを使えば、エンジニアはどこからでもモータ・コントロール・センタのデータにアクセスできます。リアルタイムのデータが手元にあることで、従業員は生産に関する賢明な決定を下すことができます。このような意思決定により、数百万ドルのコスト削減と生産性向上が実現できます」と、彼は続けます。
FLEXLINE 3500モータ・コントロール・センタの仕様と製品情報については、rok.auto/flexlineをご覧ください。
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