お客様へのご提案
ロックウェル・オートメーションは1世紀以上にわたり、世界が最も重要なものを構築、輸送、保護する方法の進歩に貢献してきました。その歴史は、初期の制御システムからPLC、そしてコネクテッドオペレーションへと着実に進化を遂げてきたことを反映しており、業界が正確かつ確実に事業を運営することを可能にしています。
デジタルオペレーションのセキュリティ確保は、この進化における次の重要なステップです。産業環境を接続することで、新たな知見と効率性が得られますが、同時にリスクも増大します。多くの制御技術(OT)システムは老朽化、断片化、またはサイバーセキュリティを念頭に置いて設計されていません。従来のITツールや戦略では、稼働時間を中断することなくこれらの環境を保護するには不十分です。
同時に、国家、サイバー犯罪者、ハクティビスト、そしてAIを活用した攻撃手法によるサイバー攻撃はますます高度化しており、事業継続の要である産業システムがその主要な標的となっています。こうした進化する脅威に先手を打つためには、OT環境の現実を踏まえた、効果的なセキュリティ戦略と技術が不可欠です。
SecureOTのご紹介
SecureOT™ソリューションスイートは、産業用サイバーセキュリティのライフサイクル全般にわたり、レジリエントな運用を実現したいという業界のニーズに応えるために開発されました。SecureOTは、ベンダーに依存しないOT特化型で、グローバルな拡張性を備えたアプローチを採用し、SecureOT™プラットフォーム(旧称: Verve Security Center)と、専門的なセキュリティサービスおよびマネージド・セキュリティ・サービスを組み合わせて提供します。
SecureOTは、組織がサイバーセキュリティプログラムを能動的に成熟・拡大させ、現場の運用実態に適応し、規制への対応を進められるよう、統合的かつプログラム的なアプローチを提供します。同ソリューションは、Rockwell Automationが長年にわたり培ってきた産業分野の専門知識と、OT特有の保護機能および最新のサイバーセキュリティフレームワークを融合させ、人々の日常生活を支えるシステムの保護を支援します。
SecureOTが産業組織にもたらす価値
SecureOTソリューションスイートは、生産や変革の取り組みを妨げることなく、組織がサイバーリスクを低減することを可能にします。リアルタイムの可視性、実用的なコンテキスト(状況情報)、そして運用上の確実性を提供することで、組織がサイバーセキュリティのどの段階にあっても、よりセキュアな形での最新化を実現します。
多様なOT環境で機能するように設計されたSecureOTは、既存のアーキテクチャや投資にシームレスに統合されます。その高度な資産検出およびコンテキスト分析機能は、旧式のシステムと最新システムの双方に潜むサイバー上の脆弱性やリスクを特定し、チームが最優先事項を見極め、是正措置を効率化できるよう支援します。その結果、レジリエンスの強化、リスク低減の迅速化、そしてより信頼性の高い運用が実現します。
SecureOT機能: これまでの実績を礎に、次なる未来を見据えて
ロックウェル・オートメーションは、OT分野に関する深い専門知識、安全な操業への取り組み、そして包括的なサイバーセキュリティポートフォリオを駆使し、製造業や重要インフラを担う組織のデジタルトランスフォーメーションを加速させます。
戦略アドバイザリ
SecureOT™戦略アドバイザリサービスは、組織が単にリスクを認識する段階から、確信を持ってリスクを管理する段階へと移行できるよう支援します。IEC 62443、NIST CSF、またはEUのNIS2といったフレームワークに基づき、お客様の産業サイバーセキュリティ体制を体系的かつコンサルティング主導で評価します。これにより、リスクにさらされている領域を特定・定量化し、防御力が高くリスクベースのアプローチに基づいたプログラムを構築します。こうした包括的な取り組みは、リスク低減を優先し、将来起こりうる脅威の影響を最小限に抑えるための、明確かつ各組織の状況に最適化されたロードマップを策定する基盤となります。
産業用ネットワークおよびインフラ
SecureOT™産業用ネットワークおよびインフラは、当社の産業用ネットワークに関する深い専門知識とConverged Plantwide Ethernet (CPwE)の原則に基づき、製造業のお客様が高可用性、拡張性、費用対効果を備えた、強靭なOTアーキテクチャを構築できるよう支援します。セキュアな接続、セグメンテーション、可視化、管理されたリモートアクセス、産業用インフラに加え、年中無休24時間体制のプロアクティブな監視・管理およびライフサイクル全体にわたる運用管理を組み合わせることで、断片化し脆弱性を抱えたシステムを信頼性の高い拡張可能なネットワークへと変革できます。これにより、お客様は業務の安全を確保しつつ、生産活動そのものに専念することが可能になります。
資産インベントリとライフサイクル管理
産業用資産の全体像を把握できていなければ、リスクは潜在したままとなります。資産インベントリとライフサイクル管理は、OT環境を効果的に保護・管理するために不可欠な可視性とコンテキストを提供します。SecureOT™プラットフォームは、製造メーカを問わずOT資産を完全に可視化すると同時に、リスク状況を包括的に把握するための、コンテキストに富んだリスクに関する知見を提供します。単なる資産の検出にとどまらず、数千ものデータポイントを単一の統合ビューに集約することで、プロアクティブなリスク管理に向けた、一貫性のあるデータ主導型の基盤を確立します。こうした詳細な知見は、セキュリティ運用の効率化とレジリエンスの強化を実現し、組織による資産のライフサイクル全体にわたる管理を可能にします。
リスクと脆弱性の管理
資産の棚卸しが開始されると、SecureOTプラットフォームは脆弱性を特定し、多角的なリスクスコアリングを適用することで、OT環境のリスクが業務に及ぼす影響を詳細に把握します。このリスクと脆弱性の管理機能により、自動監視や、構成管理・パッチ管理といった対応策が単一のプラットフォームに統合されます。その結果、組織は生産を停止させることなく、脆弱性への優先順位付けと修正を迅速に行ない、リスクの最小化とリソースコストの最適化を実現できます。
マネージド検出と対応(MDR)
多くの産業系組織では、リスク状況を継続的に監視するためのOTおよびサイバーセキュリティの専門人材やリソースが不足しています。SecureOT™セキュリティ監視および対応は、OT環境に特化して設計された年中無休24時間体制の継続的監視と高度な分析を提供する、当社のマネージド検出と応答(MDR)サービスです。OTセキュリティ・オペレーション・センター(SOC)およびネットワーク・オペレーション・センター(NOC)を擁し、経験豊富なOTサイバーセキュリティの専門家がお客様の運用チームの一員として機能することで、業務への支障を最小限に抑え、コスト効率を向上させるとともに、重要なスキル不足を補います。既存のアーキテクチャにシームレスに統合される本サービスは、複数のソースからデータを収集・集約し、生産への影響が生じる前にリスクを特定して優先順位を付けることを支援します。
インシデント対応および復旧
サイバー攻撃が発生した場合、ダウンタイムを最小限に抑え、復旧を加速するためには、迅速な封じ込め、駆除、システム復旧が最優先事項となります。そのためには、綿密に準備された対応計画が不可欠です。SecureOT™インシデント対応および復旧は、包括的なデータ分析、フォレンジック調査、根本原因究明、封じ込め、復旧を通じて、長期的なレジリエンス計画を可能にします。年中無休24時間体制のオンサイトおよびリモートサポートにより、これらのソリューションは効率的な生産再開を支援すると同時に、詳細な事後調査結果に基づいて将来のサイバーレジリエンス強化戦略を策定します。
進化を支えるために: SecureOTの歩み
電気機械式制御から自律型オペレーションに至るまで、ロックウェル・オートメーションは、産業界の課題やニーズに応えるべく絶えず進化を続けてきました。SecureOTもまた、その精神に基づいて構築されています。本ソリューションは、人、プロセス、技術を統合し、エンド・ツー・エンドのレジリエンスを実現する、先を見越した継続的なセキュリティプログラムを提供します。
SecureOTは、新たな機能やパートナーップの基盤を確立し、継続的な改善、協業、そして「お客様第一」のイノベーションに取り組んでいくという、長期的なコミットメントを体現するものです。
セキュアなアーキテクチャの構築から継続的なリスク管理に至るまで、SecureOTは、お客様の産業エコシステム全体にわたり、重要な業務を保護するために必要な専門知識、技術、サービスを提供します。セキュリティの進化は、新たな可能性をもたらします。SecureOTは、産業のイノベーションとサイバーセキュリティのレジリエンスを融合させるという、ロックウェル・オートメーションの伝統における「次なる進化」を体現するものです。
SecureOTについてご確認ください
公開 2026年10月13日