テーブルステークス
1Point5のような二酸化炭素回収事業を成功させるには、業界の成長に対応できる技術が必要であり、独自のテーブルステークスが必要となります。当初から、規模を拡大できるモジュール式ビジネスを開発する計画となっています。装置を作ってから現場に出荷するような、静的な組み立て式ではありません。モジュール式にするには、分散制御システム(DCS)が必要です。
ロックウェル・オートメーションは、1Point5のテクノロジパートナとして、PlantPAx®と共に以下を提供します。
- オープンアーキテクチャ
- 拡張性とリモートサポートの自動化
- 将来性のあるもの
- ライフサイクルパートナ
では、それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。
オープンアーキテクチャ
プラントの重要なエリア間のシームレスな統合のために共通のオートメーションプラットフォームを使用し、最新のDCSは、プロセス、ディスクリート、パワー、情報、および安全制御を1つのプラント全体のインフラに接続します。
同じプラットフォームを単一のステーションにも、大規模な分散型アーキテクチャにも使用できます。モジュールをシームレスに接続して施設を運用し、データを複製することなく統合できるため、運用コストを削減できます。
拡張性とリモートサポートの自動化
スケーラブルでモジュール化されたアーキテクチャは、ビジネスの需要に応じたペースで成長することが可能になります。この場合は、二酸化炭素回収と隔離です。より迅速で容易な統合は、二酸化炭素回収と隔離に適用されるバッチ管理の改善と、データ収集の改善に役立ちます。二酸化炭素回収ビジネスモデルにとって、データは進捗状況を示し、カーボンクレジットを受取り、大気からどれだけ二酸化炭素が除去されたかを知るために不可欠です。
リモートサポートにより、機器やシステムを修理するために担当者が遠隔地まで出向くコストが削減されます。データ収集もリモートで行なうことができます。クラウドは、設備とオートメーションエンベロープの設計を容易にし、ファームウェアのアップデートを便利にダウンロードするためにも使用されます。リモートアップデートは、各アイテムを手作業でアップデートするよりも大幅なコスト削減を実現します。
将来性のあるもの
モジュール式の下位互換性のあるシステムは、施設の新しいセクションを古いセクションに接続するための新しいテクノロジや複雑な回避策に投資することなく、必要に応じて拡張する余地を提供します。
クラウドテクノロジを活用し、一元管理された制御室のエンタープライズレベルで接続できるHMIを使用すると、特定のパッケージ型のシステムのデバイスレベルだけでなく施設レベルでも機能することができます。ほぼリアルタイムのデータ視覚化を提供することで、正確な意思決定が可能になり、コストが削減されます。何かをやり直す必要はなく、エラーの可能性が大幅に減少します。
ライフサイクルパートナ
ロックウェル・オートメーションでは、お客様をサポートし、幅広いテクノロジパートナへのアクセスを提供するライフサイクルサービスを提供しています。これらは、ロックウェル・オートメーションのテクノロジを使用してプロセスユニットをサポートする当社のパートナです。基本的に、ロックウェル・オートメーションをライフサイクルパートナとして持つことにより、お客様がアクセスできるテクノロジエコシステムが拡大します。
機械学習、データサイエンス、デジタル・ツイン・テクノロジなどのツールにアクセスして、エンタープライズレベルでシナリオを実行すると、最適な運用方法を確立するのに役立ちます。これらのシナリオをインフラに沿って自動的に実行すると、コストがさらに削減されます。
将来のための構築
1Point5が定めた直接空気回収目標を達成するために、ロックウェル・オートメーションがテクノロジパートナとして選ばれました。これはエネルギー業界の新たな方向性であるため、当社のテクノロジが二酸化炭素回収目標の達成に貢献していることを誇りに思っています。
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