大手建設化学会社は旧式の制御ソリューションを最新の分散制御システム(DCS)に移行

化学会社は最新DCRへと移行

課題

  • 大手化学会社は老朽化したブラックボックスのオートメーションとバッチシステムを、よりオープンで情報対応可能な柔軟なシステムに置き換える必要がありました。

ソリューション

結果

  • よりオープンで透明性の高いオートメーションおよびプロセスソリューション
  • 修正/拡張のために、サードパーティのサポートの必要をなくした。
  • より機能的な仮想環境
  • 旧式のハードウェア/ソフトウェアのリスクをなくした。
  • 長期的な製品寿命と可用性の向上

Tomatic Ltd.は、サポートされていないブラックボックスのハードウェアとネットワークを、インダストリ4.0の機能に対応できる最新の統合型PlantPAx DCSに置き換え

どの業界においても、最新化は常に業界主導または法律主導の傾向とは対照的に、大きなチャンスと見なされるべきです。

これは、古いテクノロジでは柔軟性をが低下し、重要なリアルタイム処理や製造データへのアクセスと可視性が制限され、法律的な目的と将来のアップグレードの両方で現代的な標準化が行なわれない、化学業界で特に当てはまります。

能力の低い古いハードウェア、場合によっては紙ベースのレポートソリューションからの上向きの進化によって、柔軟性の向上、プロセスの敏捷性の向上、合理化されたコスト効率の高い運用、そして収集するための最も重要な機能を含むリアルタイムおよび過去の製造データに基づいて行動できるようになります。

廃盤やスペアパーツの問題に直面したり、現代の消費者や現代の市場勢力の要求に応えることができない、いわゆるブラックボックスソリューションを実行しているプロセスについても同じことが言えます。

その結果、新工場の立上げや老朽化した工場の新生化を問わず、化学メーカは、最も差し迫ったビジネス上の課題を解決するために最高のROIを提供するテクノロジに関連する投資を優先しなければなりません。

この旧式の技術の状況に直面している会社の1つに、接着剤、クラッディング、シーリングおよび絶縁ソリューション、エポキシ、装飾用塗料およびコーティングならびにアクリル接着剤の開発、製造および販売を専門としている会社があります。同社は、競争の激しい市場での地位を維持するためには、プロセスおよびオートメーションソリューションを更新する必要があることに気付きました。

この認識に照らして、同社は、プロセスオートメーションと産業プラントの生産システム管理の分野を専門とするイスラエルのシステムインテグレータであるTomatic Ltd.のサービスを採用しました。Tomaticは、ロックウェル・オートメーションが提供しサポートしているソリューションを紹介しました。

エンドカスタマと協力して、コネクテッドエンタープライズの利点を活用するためにRockwell Automation®の完全デジタルプロセス制御システムの開発と展開に取り組みました。

課題

同社が直面した最初の課題は、時代遅れのハードウェアを使用していることでした。これは、スペアが利用できないためにすでにリスクが生じていました。さらに、同社のSCADAソリューションはWindows XPをベースにしていたため、セキュリティ更新プログラムを受取ることができなくなりました。最後に、そのバッチ制御ソリューションは、主に手動入力に基づいており、旧式のオーダーメイドのソフトウェアとプログラミングを使用していました。 これにより柔軟性の問題が発生しただけでなく、レポートを生成したり動向をつかみとるためにパラメータをエクスポートすることは困難となっていました。また、お客様は、新しいレシピを作成するために非常に限られた能力しかお持ちではありませんでした。

スマートデバイスを導入すると、ソリューションが提供する相互接続性によってさらに強化されます。

ソリューション

Tomaticのプロジェクトマネージャであるアサーフ・ベックマン氏は次のように述べています。「既存のシステムは、非常に古いコントローラ上で動作するオーダーメイドのブラックボックスソリューションに基づいていました。エンジニアがレシピを管理したり新しい機器を追加したりするのは非常に困難でした。 実際、多くの場合、大幅な変更を加えるには、元のシステムサプライヤの介入を求める必要がありました。彼らが望んでいたのは、システムの開発と進化という点でシステムを所有することができ、従来のサプライヤに人質にされないような、よりオープンでユーザフレンドリで柔軟なアプローチでした。

さらに彼は続けます。「同社はその要件のリストを提供してくれました。私たちは提案するソリューションを掲示するためにロックウェル・オートメーションと提携しました。私たちとロックウェル・オートメーションが協力関係を結んだ後に、エンジニアは現場調査を行ない、何が求められているのか、そしてお客様の正確なニーズに基づいて構成を開発するのに最適な方法を調べました。」

ソリューションは、当初は中規模のプログラマブル・オートメーション・コントローラ(PAC)に基づいたパイロットプロジェクトで構成されています。これは既存の制御アーキテクチャと並行して実行され(そして配線され)、そして手動フィードシステムを使用して新しいシステムの動作能力を確かめるために使用されています。

このパイロットプロジェクトは、最新のDCSを提供するFactoryTalk® BatchおよびFactoryTalk Historianソフトウェアスイートと組み合わせた、より大きいレンジのPACに基づいた新しいサーバおよび制御ソリューションによる2台の旧式のコンピュータの交換を通じて、最終的に全プロセスシステムにわたってスケールアップされます。「私たちは既存の配線システムを維持することができ、交換部品のサイズによる制御キャビネットへの影響はありません。そのため、変更による物理的な影響は無視できます。最大の影響はシステムがどれだけうまく機能するかということです。そして、パイロットプロジェクトを、先に進むために必要であるとお客様が判断されるのであれば、自社の能力の段階的な変化をご覧いただけるようになります。」

スマートデバイスの展開はソリューションが提供する相互接続性によってさらに強化され、お客様は最新化してコネクテッドエンタープライズへとさらに進むことができます。コネクテッドエンタープライズは、プラントレベルおよび企業の基幹ネットワークを統合し、人、プロセス、およびテクノロジを安全に接続します。これにより、より多くの(より簡単な)第三者との相互作用と、はるかに幅広い情報ノードからのデータの分析および処理が可能になります。

この新しいソリューションによって、Tomaticのお客様はプロセスと自動化のパラメータを完全に制御できるようになります。

結果

この新しいソリューションにより、Tomaticのお客様はプロセスとオートメーションのパラメータを完全に制御できるようになり、当初の簡潔な報告に求められていた柔軟性がもたらされます。エンジニアは、外部エージェントの「ブラックボックスの専門知識」を必要とせずに、システムのセットポイントを変更して精密にチューニングできるようになります。

自動化されたHistorianソフトウェアはそのデータ収集と照合の点でより強力で柔軟であるのと同時に、エンジニアは離れた場所からプロセスと制御ソリューションにダイアルインできるようになります。FactoryTalkサーバは、テストおよびセットアップ手順のための仮想環境も提供します。

ベックマン氏は次のように説明します。「私たちはロックウェル・オートメーションから非常に大きなサポートを受けました。スペイン国内の事業所に所属する専門家が、バッチソリューションの策定を支援するためにオンサイトとオンラインの両方で協力してくれました。また、彼らは、私たちの努力をサポートするために必要なソリューションとトレーニングのすべての開発を支援してくれました。お客様は地元のロックウェル・オートメーションの販売代理店と国内の事務所を通じて、優れたスペアサポートも享受できます。高いレベルのサポートにより、私たちはロックウェル・オートメーションとの共同作業を継続し、お客様にも同じことを行なうようにお勧めしています。」

Allen-Bradley, FactoryTalk Batch, FactoryTalk Historian, PlantPAx, およびRockwell Automationは、Rockwell Automation, Inc.の商標です。

Rockwell Automationに属していない商標は、それぞれの企業が所有しています。

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