アウトマチオーネ・インダストリアリ・カピタニオ社は、複雑さと時間の問題を克服

AIC社、複雑さと時間の問題を克服

ソリューション

結果

  • 最初の生産段階から最適な生産速度を実現
  • Integrated Architecture (統合アーキテクチャ)で、短期間でプロジェクトを完了
  • 最先端のオートメーション技術
  • 圧延工場としては世界で初めて新しいPowerFlex DCドライブをメインスタンドに採用
  • ユーザフレンドリなアプローチで各制御デスクを設計。オペレータは何の問題もなくスムーズにプラントを管理可能

インドの新設の鋼鉄圧延工場が、最先端の統合制御ソリューションによりホット試験のわずか数日内に最適な生産速度を実現

背景

アウトマチオーネ・インダストリアリ・カピタニオ(AIC)社は主に金属業界向けのオートメーションシステムを設計から製造、市場投入まで手がける世界的なシステムインテグレータです。約40年間にわたり、鉄鋼業界のプロセスオートメーションの管理に向けた産業用オートメーションシステムの設計、生産、立上げを成功させてきました。この成功の後ろ盾となるのが、溶解工場や連鋳機、条鋼製品(棒鋼、線材、形鋼)の圧延工場、水処理工場、除塵システムなどのさまざまなシステム類型に関する深い専門知識です。

高圧スイッチギア、高圧と低圧トランス、ACおよびDCドライブパネル、モータ・コントロール・センタ(MCC)、配電パネル、PLC、安全PLCオートメーションパネルといったさまざまな電気技術をベースとした広範な機能を提供するほか、さらに、AIC社は、メイン制御デスクやローカル制御ステーション、SCADAおよびOPシステム、CCVEシステム、完全統合されたPLC安全システム、電気架設、立上げ、ターンキー電気プロジェクトの設計、構築、設置も手がけています。世界各国のお客様の詳細な要件に合わせた製品提供を徹底しています。

現在、AIC社は条鋼製品の圧延工場をはじめとする世界の金属業界に電気およびオートメーションソリューションを提供するトップサプライヤの1つで、40か国以上で700件を超える設置実績を誇ります。そして、その大半に利用されているのがロックウェル・オートメーションのソリューションです。本社を構えるイタリアのブレシアでは、世界各国のお客様を対象としたカスタマサービスを提供しています。イタリアだけでなく、AIC北米(アメリカ、ニューヨーク)、AICインド(インド、コルカタ)でも現地市場を対象としたサポート体制を構築しています。

インドの新設の圧延工場で手がけた最近のプロジェクトでは、同社独自の専門知識に加え、ロックウェル・オートメーションの製品と経験を活用して非常に厳しい時間制約のなかで完全統合された制御ソリューションを開発しました。

課題

インドの独立系鉄鋼メーカの依頼を受けて開始したこのプロジェクトには、条鋼製品(棒鋼、線材)の熱間圧延機用の電気設備の設計、構築、テスト、立上げが含まれ、これらの設備は他の工場を含む既存施設に沿って建設されることになっていました。

同社のマネージングディレクタを務めるマルコ・カピタニオ氏は次のように述べています。「このインドのお客様は本プロジェクトの機械構成部品をスウェーデンの企業に発注していました。このため、このスウェーデン企業の仕様とインドのコンサルタントの意見を踏まえつつ電気的な側面に対処しました」。当事者間のやりとりはプロジェクトのあらゆる段階において続き、コマーシャル面、立上げ、エンジニアリング(設計)、エンジニアリング(ソフトウェア)、イタリアのワークショップでの電気機器の製造、内部テスト(ソフトウェアを含む)、インドへの出荷、コールド/ホット試運転、そしてサポートやトレーニングといった複数部分に個別に分類されました。

鉄鋼および特殊鋼の棒鋼、線材、形鋼向けに開発されたこの工場は、スタンド、シャー、ブロック、仕上げライン、冷却ベッドといった複数のステーションで構成されていました。これらすべてに異なる種類の電気インフラ基盤が必要とされ、最終的な制御は複数のローカル・コマンド・デスクとメイン・コマンド・デスクから行なわれました。カピタニオ氏は次のように詳しく説明します。「短い時間スケールでプロジェクトを完了する必要があったため、設置のスケールと複雑さは悪化しました。また当社とスウェーデンの機械装置メーカ(OEM)、プロジェクトコンサルタント、インドのお客様の作業手法がそれぞれ異なるため、これは一層複雑化しました。しかし、グローバル企業である当社は、異なる慣習や手順への対処に慣れていましたから、冷静に対処することができました。」

ソリューション

AIC社はメインと補助のモータ、メインと補助のACドライブとDCドライブ、全PLC、メインおよびローカルの制御デスク、PLCおよびHMI用全ソフトウェア、HMIおよびデータベースシステム、ネットワークを特定、調達/構築、設置し、また同時に、プロジェクトの成功に向けて必要なサービス(エンジニアリング、立上げ、リモートサポート)も提供しました。

この設置の成功の中核となったのが、ロックウェル・オートメーションの機器でした。4台のAllen-Bradley®のControlLogix® 5000プログラマブル・オートメーション・コントローラが全長にわたって42ものラックを使用した3,500点のI/O通信を確保し、ラインの主要制御を実現しました。ラックには位置と機能に応じてさまざまなモジュールが格納されていましたが、PowerFlex 2000Aスタンドアロンレギュレータ(SAR)と制御カードを含む合計19台のAllen-BradleyのPowerFlex®ドライブが使用されました。またローラテーブルやシャー・ピンチ・ロール、レイング形成ヘッドおよびバー、コイルハンドリングの制御には69台のAllen-BradleyのPowerFlex 755ドライブ、ポンプには4台のFLEX™ソフトスタータが使用されました。

Allen-BradleyのPanelView™ Plus HMIを一部のオペレータパネルに使用し、同時にさまざまな制御ステーションのPCでFactoryTalk® SCADAを実行。SCADA、HMI、ドライブ(ドライブは冗長構成)にはEtherNet/IP™、I/OにはControlNET™と2つのネットワークが導入されました。

カピタニオ氏は次のように説明します。「当社は、始動/停止シャーとレイングヘッドの制御にControlLogix PACの軸制御を使用しています。システムの効率性は抜群です。トレランスの面から見てもパフォーマンスは申し分ありません。AIC社のオートメーションとHMIソフトウェアの導入により、お客様はたった1つのプラットフォームで、再熱炉から最終製品の処理にいたるプラントの各分野を統合的に管理できるようになります。」

結果

「現在、インドのメーカ様には完全統合型の制御アーキテクチャをご利用いただいています。これは立上げに役立つだけでなく、ホット試験のわずか数日内に公称能力に到達することも可能となります。インドの市場平均と比べるとスタートアップやプロジェクトの時間は短めでしたが、プロジェクト期間内にすべての主要な目標を達成することができました」と、カピタニオ氏は満足した様子で語ります。

リモートアクセスによりAIC社のお客様にもメリットがもたらされました。当初は、問題発生に備えて従業員の一人が施設に在駐していました。「従業員の一人を施設に待機させたんです。「ロックウェル・オートメーションのIntegrated Architecture® (統合アーキテクチャ)を導入した今はすべて遠隔で操作できますからその必要もありません。保守もずっと簡単になりましたよ」と、カピタニオ氏は嬉しそうに語ります。

カピタニオ氏は最後にこう締めくくります。「ロックウェル・オートメーションとは2000年以前からのお付き合いで、最初のプロジェクト以来、素晴らしい関係を構築させていただいています。柔軟性に富んだスタッフ、優れた製品。そして当社の追い求める高いパフォーマンスを必ず実現してくれる企業です。問題解決も迅速でスムーズ。このプロジェクトでは、ローカルレベルでのやりとりも実に良好でした。」

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