リスク管理のデジタル化: 安全およびセキュリティ

リスク管理のデジタル化: 安全およびセキュリティ

コネクテッドエンタープライズが製造メーカに提供するすべての利点の中で、リスク管理の改善と事業継続はとりわけ重要です。

モノのインターネット(IoT)テクノロジにより、経営者が資産、ビジネスシステム、従業員を保護するのに役立ちます。

問題が起こった場合、すぐに予防措置がとられ、長期にわたる費用効果の高いソリューションが迅速に実装されます。

セキュリティの強化

当社の理解では、コネクテッドエンタープライズの開発を検討している経営者は、会社がサイバー攻撃にさらされるリスクが増大するのではないかと心配されているようですが、それは真実ではありません。

なぜでしょうか? 何故なら、多くの製造メーカでは、旧式のコントローラやセンサから既に保護されていない運用技術(OT)にデータが配信されているからです。その多くは、現在のインターネットのセキュリティプロトコルに適合しません

こうした旧式のシステムは、不正確なデータをキャプチャし、共有するのが精々で、企業のオフィス、お客様、出資者、監督官に不正確な運用情報をもたらします。最悪の場合、こうした時代遅れのシステムは、情報技術(IT)セキュリティを危険にさらし、ビジネスで勝ち残るというまさにその目的をリスクにさらします。

さらに問題なのは、プラントでハンドヘルド機器の使用が増えるにつれ、ハッカーの侵入口も増えるということです。こうした犯罪者達は、企業データやお客様のデータを危険に陥れるだけでなく、生産プロセスも危険にさらし、リモートで製品仕様を変更したり、生産を停止に追い込んだり、それ以上の悪い結果をもたらします。

幸運なことに、ますます多くの経営者がセキュリティを強化するコネクテッドエンタープライズの能力を認識しつつあります。経営者の4分の1が、自身の会社のIoTテクノロジがビジネスシステムと情報のセキュリティを改善し、しかも他の69%の経営者は悪影響がないと見ていることが報告されています。

経営者は、EtherNet/IP (CIPバージョン)のような標準的なインターネットやイーサネットプロトコルを適用すれば、運用データを企業の他部門と確実に統合するのに役立つということを理解しています。

一般的に、最初のステップは、現行の機器やOT/ITネットワークとの問題を評価し、文書化することです。それから、より高度な技術(例:最新の制御、ビジネス分析システム、クラウドコンピューティング機能)を活用します。

言い換えると、お客様の会社へのリスクが増加しています。スマート(賢明)な行動は、こうしたリスクを緩和し、向上した性能の利点をいかすことです。

より良い安全管理のために

IoTテクノロジは自動化のリーンコンセプトをデジタル化します。人間味のある自動化は、管理部門の注意を問題やニアミスに向けさせながら、不適切な操作や怪我を防止するのに役立ちます。

自己認識装置は、自分のパフォーマンスを監視でき(例: 信号、エネルギー消費、製品のばらつき、故障パラメータ)、メンテナンス要員に安全、規格への準拠、資産問題が発生する前に知らせます。

さらに、IoT対応ネットワークにより、モバイルで接続されたオペレータがヒューマン・マシン・インターフェイス(HMI)を携行し、装置のリモートアプリケーションにリアルタイムの調整を行ないます。また、モバイル端末を使用することにより、装置から安全な距離をとって、機械のセットアップやメンテナンス作業を効果的に行なうことができます。

IoT安全投資は、通常、運用コストの減少を相殺する(例:保険料、労働者補償費、メンテナンスコストの減少)以上の効果があり、プラント内での装置寿命が長くなります。

しかも、プラント外ではさらにメリットがあります。製品やパッケージの組込みインテリジェンスにより、お客様は製品の配送を追跡してから使用できます。こうした機能は、偽造品の可能性を最小限にし、お客様の安全を改善し、リコールや品質保証に関する諸経費を減らし、付加価値をお客様にもたらします。

セキュリティと安全はコネクテッドエンタープライズが構築される基礎です。IoTを導入する時期ではありませんか?

Beth Parkinson
投稿日 2017-05-29 投稿者 Beth Parkinson, Market Development Director, Connected Enterprise, Rockwell Automation
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