オートメーションによって醸造の技は失われるのか。

オートメーションによって醸造の技は失われるのか。

「好きなことを仕事にすれば、一生働く必要がないでしょう。」

孔子は、その生涯に数人のクラフトビール醸造者と出会ったに違いありません。それは夢中になれる仕事です。生産プロセスよりも芸術的で、独自の伝統や秘訣があり、最終結果から喜びが得られます。

ほとんど手作業で行なわれるパイロットバッチから試飲会までの行程があり、多くの場合は、いつまでも情熱の対象や趣味のままです。

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しかし、成功を味わって醸造をさらに極め、規模を拡大し、趣味を職業に発展させようとする場合があります。決して事務所で働くような仕事ではなく、ベンチャービジネスでもありません。そこに需要があるときに、人々が愛するビールを作らずにはいられません。

これが、プロセスの芸術性を保ちながら、醸造の技を失うことなく一貫性を維持する、より実用的なツールに変えることができるポイントです。愛飲者が特定の銘柄やスタイルを選ぶたびに、まずあなたと同じ体験が得られるようにするためです。

優れた醸造の技は、レシピ設計および原材料の選択に注がれる知恵、直観、およびインスピレーションにあります。

その先にあるのが、プロセスを再現可能かつ効率的で費用効率の高いものにすることです。そこでオートメーションが登場し、優れたビールに何が含まれているかを記録して、何度も再現できる能力を醸造所に提供します。

技術的な観点からは、オートメーションによって醸造所を正確に制御すると、各ステップの効率が高まり、1日の醸造量が増えます。発酵温度を制御することで、バッチ品質および一貫性が向上します。

最先端の機器によって手作業のプロセスが不要になり、生産性が向上します。また、エネルギーおよび公共料金のコストも削減されます。

例えば、機器を洗浄するときに化学物質がないこと示す自動pHメータは、費用効率が高く持続可能な洗浄プロセスであることを意味します。

趣味の範囲を超えたビール醸造所の場合は、オートメーションが、新しいシステムに大きな投資をせずに生産量を増やし、生産品質を維持するための簡単な方法になります。

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高価な新型の10バレルシステムを導入しなくても、既存の5バレルシステムを自動化することで、より多くの量をより一貫して生産でき、お金と時間を節約することができます。

装置およびタイミングをよりよく利用することで、ビール醸造所はタンクの増設に投資せずに、生産量を最大50%増加させることが可能です。

さらに、今日のデジタルワールドには消費者として期待するようになった利点があります。今や、ビール醸造所は、モバイル機器で発酵の開始および監視を行なうことができるようになりました。

柔軟なレシピ管理によって、創造力を発揮し、既存レシピを修正し、新たな醸造スタイルを試すことなど、いくつかの簡単なデジタル化された手順を使用してすべて行なうことができます。

酸素濃度が100万分の1単位でも多すぎると、ビールの貯蔵期間が短くなる可能性がある場合は、瓶詰めプロセス中にその数値をチェックできます。オートメーションシステムを使用すると、ホップや大麦の特性がその年によって必然的に異なることで製品品質に及ぼす影響を低減することもできます。

1990年代に多くのクラフトビール醸造所が操業を停止した理由は、優れたビールを作っていても、その醸造の一貫性を維持できないという事実にありました。

現在のようにビール醸造オートメーションを利用できたら、状況はまったく変わっていたでしょう。醸造の技をさらに生み出す必要がある立場にいる場合は、オートメーションプロバイダと対話すると、あなたに必要な弾みをつけてくれるでしょう。

Jamie Nelson
投稿日 2017-10-20 投稿者 Jamie Nelson, Sales Manager, Columbus OH, Rockwell Automation
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