第1の資産: 安全およびセキュリティ

第1の資産: 安全およびセキュリティ

人々、環境および重要インフラの保護は誰もが目指すところです。

生産性、効率および安全の向上をサポートするために、接続された、情報を利用できるアーキテクチャを実装する際、組織にとって産業用セキュリティが最優先事項です。しかし、生産工程の接続が進むにつれ、内在するセキュリティリスクが見逃されがちです。

接続性は、企業レベルのITとプラントレベルの運用技術システムを共通のネットワークインフラに統合し、組織全体での瞬時情報共有およびシームレスな共同作業など、より多くの機会が拓かれます。一方、接続ポイントが増加するに従って、物理的またはデジタル的、内部的または外部的、さらに悪意があるか無意識かに関わらず、セキュリティ脅威の侵入ポイントが増える可能性があります。

職場の安全は、多くの製造メーカおよび産業オペレータにとって、多面的な課題です。これには、機械安全とプロセス安全の両方が含まれ、これらは従業員の保護、生産中断の回避、およびオペレーショナルエクセレンスの実現に不可欠です。しかし、これには多数の課題が付随することもまた事実です。

LNS調査では、製造業や産業の53%は、EHSパフォーマンスデータをリアルタイムで表示できません。では、プロフェッショナル達は、どのようにそれを修正し、安全パフォーマンスを改善できるのでしょうか?

安全とセキュリティをプロフェッショナルな方法で統合

従来、安全セキュリティは個別のものであると考えられていましたが、プロフェッショナルおよび有能な企業とその専門家達は、リスクの分析および緩和に使用するアプローチによって、これらの共通点の視覚化に成功しています。

セキュリティベースの安全上の事故の発生を減少させたいと願う製造メーカおよび産業オペレータは、安全とセキュリティを相互に関連付けた検討を開始する必要があります。

トップレベルの製造メーカの一部では、より深い理解のための一連の慣行である、安全とセキュリティの3つのCを共有しています。

その3つのCとは、Culture (文化)、Compliance (規格準拠)、Capital (資産)です。

文化(行動): 従業員および企業の両者の間で、リスクおよび安全に関する基本的な価値観、優先順位、態度、インセンティブおよび信念を含むそれぞれの行動が一致していることが必要です。これは、企業が安全をどれほど重視しているか見極めるのに役立ちます。

規格への準拠(手順): 最新の方針と一貫した手順が、企業による適切な安全基準への準拠の達成をサポートします。

資産(技術): 最新の安全テクノロジおよびテクニックは、安全および生産性の両面を最適化するのに役立ちます。

現在では、組織はこれらの核となる安全のそれぞれの項目に、セキュリティを深く染みこませる方法を考慮することができます。以下に、いくつかの例を挙げます。

文化: 知的財産、プロセスおよび物理的資産の保護に加え、セキュリティ担当者は、自分がすることのすべてにおいて、安全システムの保護を核心価値とする必要があります。

これにより、EHS (環境・安全・衛生)、運用およびITチームのさらなる協調がより重視されるようになります。例えば、3つのチームが協力して、安全とセキュリティの共通管理目的を作成し、プラントフロアのシステムから重要な安全データ要件を特定します。そして、さらに重要なのは、強固な安全文化の確立には全従業員が関わるため、全社的にセキュリティと安全の関係が理解されていることが必須であることです。

規格への準拠: 規格への準拠の取組みは、IEC 61508および61511などの安全規格のセキュリティ要件を満たす必要があります。逆に、セキュリティへの取組みでは、多層防御アプローチを取るべきです。また、安全関連のセキュリティリスクには、組織の全レベルで対応する必要があります。

資産: 組み込まれたセキュリティ機能による安全テクノロジを採用するべきです。同様に、安全システム侵入に対する防御、および侵入が発生した場合の迅速な回復の両方を実現するセキュリティテクノロジを採用すべきです。

これら2つの緊密な関係を理解したら、企業は安全とセキュリティの両方のリスクアセスメントを実施し、その上で全社的なリスク管理戦略を実施し、脅威や脆弱性に対応します。

その次の質問は、プロフェッショナル達は、どのようにして接続された生産工程の安全とセキュリティのパフォーマンスの改善を推進するか、ということです。

よりスマートな安全とセキュリティ

ロックウェル・オートメーションは、安全セキュリティに関する適切な専門知識を有し、組織固有のセキュリティベースの安全の問題への対応をサポートできます。アセスメントなどの安全関連サービスを含む、安全ソリューションの業界最大級の製品ラインを有するロックウェル・オートメーションは、シスコ社、パンドウィット社およびマイクロソフト社などのPartnerNetwork®の戦略的提携パートナとも協力し、ネットワーク製品、無料ツールおよびリソースなどの包括的な産業用セキュリティサービスを用意し、プロフェッショナルな産業用セキュリティのニーズに応える1ストップショップを提供しています。

シームレスな接続性の確立を目指すロックウェル・オートメーションのコネクテッドエンタープライズは、機械および安全制御を1つのプラットフォームに統合する最新の安全テクノロジを採用しています。こうしたシステムは、ハード配線された安全システムよりも面倒なシャットダウンの影響を受けにくいため、生産性と収益性を最大限向上させます。プロフェッショナル達は、コネクテッドエンタープライズを使って、生産を加速させ、効果的なコミュニケーションを実現することができ、また、安全および運用上のデータのパワーを活用して、安全規格への準拠および運用を大幅に改善することができます。

コネクテッドエンタープライズへの考察

コネクテッドエンタープライズにより、装置および動作のステータス、モーションモニタ、エラーおよび停止コード、およびその他のセキュアな安全システムデータにアクセスできるようになります。膨大な量の運用上のデータを正確かつ完全にキャプチャし解析する能力により、リアルタイムで作業員の行動、機械のコンプライアンスおよびシステムの詳細を把握できる安全担当者は、問題の原因を説明するだけの状態から、最初から事故を予測し、回避できる状態に移行することができます。

プロフェッショナル達がコネクテッドエンタープライズを完全に活用するとき、彼らはリスクをより深く理解し、安全とセキュリティを念頭に全社的な生産工程を 変革することができます。その結果、あらゆる側面で安全とセキュリティを強化できます。

それでも、コネクテッドエンタープライズは、継続的な過程であることを覚えておくことが大切です。そのテクノロジと機会は、常に進化を続けます。企業はこれに十分に注意し、未来の状態を改善する機会を常に模索していかなければなりません。

包括的なアプローチ

作業員に情報を提供することは重要ですが、その情報に基づいて作業員を行動させることも大切です。これが、安全システムを日々の生産工程に組み込むことが重要である理由です。

例えば、毎日の生産会議に分析結果を盛り込み、データ収集、分析および解釈の標準手順を確立すべきです。このような要素を確立したら、安全のプロフェッショナル達は継続的改善プログラムの一環として、コネクテッドエンタープライズの安全のすべての面をモニタし、改善していくことができます。これには、収集データ量の増大や、可視性の改善、事故発生率の低減、およびダウンタイムの短縮などの分野で、より高い目標を設定することが含まれます。

優秀で責任感のある安全のプロフェッショナルは、測定結果の改善や企業の安全目標の達成のみを追求するのではなく、データと稼働時間、インフラおよび物資、人々および環境の保護をサポートするため、安全とセキュリティの両方を確認します。

より大きな接続性に向けた継続的な進化に伴い、今日のセキュリティと安全上の問題は厄介なものです。最高の産業慣行に準拠し、最善のツールを利用することで、製造メーカおよび産業オペレータは、企業レベルの安全とセキュリティの知識および管理戦略をプラントレベルから、さらにはエンドデバイスに至るまで拡張することができます。

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