分析戦略を実行する前に回答すべき4つの質問

分析を実行する前に回答すべき4つの質問

食品生産工程の問題を明らかにして生産性を向上させる

投稿者: ロックウェル・オートメーションの消費包装品の産業マネージャ  コーリー・ガーリック

 

食品会社は、重大な業界の課題に直面しています。価格圧力、消費者需要の変化、コストの上昇、および激しい競争が強い向かい風となって立ちはだかっています。これらの課題は、製造を含むビジネスのあらゆる側面に影響を及ぼしています。

製造の生産性を向上させなければならないことは認識していますが、対処すべきポイントは認識していますか? 対処すべきポイントをしっかりと理解していなければ、生産性を絶えず向上させることは困難です。費用や時間がかかる結果を招くおそれがある損失や問題を見落としてしまいます。

分析などの先端技術は、生産工場に常に潜む問題や課題を検出できます。これらの問題を表面化させて、生産能力を高め、生産性と生産量を向上させることができます。

しかし、分析に移ることは難しいと思うかもしれません。分析を実行する際に、インフラ基盤、システムおよびデータに関する多くの質問が生じる場合があります。

分析の世界に移行しますか。分析戦略を実行する前に以下の4つの質問に回答してください。

どのような生産課題が存在しますか?

分析戦略の検討を開始する際に、会社が直面する課題を明確にすることが重要です。これらの課題は生産能力、生産量、または全体の生産性に影響を与えていますか? 分析は生産工程におけるこれらの課題や他の側面を改善する上で非常に有効です。

生産に存在する課題について自信がない場合または懐疑的な場合は、業界トップの技術提供者に相談してこれらの問題を分析すると有効な場合があります。例えば、バーボンウイスキーの蒸留所であるであるジム・ビーム社は、工程に改善の余地があることは認識していたため、技術パートナと連携して対処すべきポイントへのアクセス方法を特定しました。工場についてじっくりと調査してから、適切な分析戦略を策定して、会社が存在さえ把握していなかった問題を解決しました。

このソリューションにより、クレアモント蒸留酒製造所の部門の最新化を進め、スループットを最大化させてプルーフや品質基準を維持しながら、品質のばらつきを60%削減しました。製造や業界について理解している技術パートナと連携することで、分析をより良く行えるため、会社への効果を上げることができます。

インフラ基盤はつながっていますか、また安全ですか?

分析ソリューションを導入する際に、工場のインフラ基盤は重要なパズルのピースとなります。インフラ基盤が正しくつながっていれば、情報をシームレスに共有することができます。例えば、製造実行システム(MES)に接続されているマシンは、通常、分析プラットフォームとデータを共有することができます。しかし、工程にネットワークインフラ基盤が備わっていない場合や技術の老朽化に取り組んでいる場合は、戦略を策定する際に対処する必要がある課題が増える場合があります。

適切なインフラ基盤とともに、データのセキュリティについても考えましょう。分析によって価値のあるデータを入手することができますが、データや接続性が増すと、第三者がデータにアクセスできる機会も増えることになります。セキュリティ(物理およびサイバー)に総合的な手法を取り入れるベンダーと相談することで、分析ソリューションを導入する際にデータの安全を守ることができます。

投資利益率はどうですか?

食品業界の顧客とよく話題にする課題の1つに、IoTテクノロジへの投資に関する投資利益率(ROI)の表示方法があります。この質問に答える場合、重点を置いているプロジェクトでの「最初の使用」からスタートして、他の生産領域や他の工場に展開する前にその領域の改善率を測定することができます。

ただし、測定の対象は何にしますか? 成功の測定基準は何ですか? 生産能力、生産性、または生産量の増加をXパーセントで表すことができます。成功の測定基準が何であろうと、投資利益率の期間を決定します。複雑さに応じて、通常、3ヶ月から12ヶ月の間しっかり見極めることから開始します。

プロジェクトが終了したら、分析の実行で判明した結果を確認して、パートナと連携して拡大のための次のステップを決定します。

どこからスタートしますか?

最初の分析プロジェクトをどこから実行するかを決めることは簡単な選択ではないかもしれません。しかし、最初の使用を開始するプロセス領域、生産ラインまたは工場を選択することは、必要な投資利益率や利益を実現する上で重要です。工程の領域を選択する際に、最高投入原価、または問題が一番再発している領域または収益性に一番インパクトがある領域を検討します。課題の一部に対処することができるだけでなく、新しいチャンスを発見することもできるかもしれません。

また、分析の実行の再現の可能性も検討します。固有の生産ラインは1回限りのメリットしかないかもしれので、製造拠点で共通の生産領域のスケーリングに同じ分析を継続することができない可能性があります。

分析の実行

分析が、生産ラインに存在する未知の課題への回答になる可能性がありますが、オール・オア・ナッシングの方法である必要はありません。最初にインフラ基盤やセキュリティの問題に対処し、重点を置いているプロジェクトを実行することが生産能力、生産性、および生産量の向上を実現するための最初のステップになるのです。詳細はこちらを参照してください。

お問い合わせは、以下までお願いします。
Hannah Johnson
Padilla
612.455.1735
hannah.johnson@padillaco.com

Automation Today

Automation Today Asia Pacificは、ロックウェル・オートメーションが発行する季刊誌で、最新の産業オートメーションと情報技術の動向、ケーススタディとアプリケーション記事、新製品と機能の情報をお届けします。