CENTERLINE® 1500高圧モータ・コントロール・センタ(MCC)は、重工業の製造および処理環境向けにカスタマイズされた制御形式で利用できます。
モータコントローラのオプションには、可変周波数ドライブ(VFD)入力およびバイパスコントローラを使った全電圧、可逆、減電圧、減電圧ソリッドステート、多段速度、同期制御があります。さらに、これらのモータコントローラには負荷ブレークスイッチが搭載されており、モータアプリケーションを起動するための統合されたインテリジェンスとソリューションを提供します。
概要
製造プロセスの全モータの中でも、高圧モータは継続的な成功を大きく左右する可能性があります。高圧モータ制御および保護関連の製品は、70年以上にわたってロックウェル・オートメーションの中心的な分野として開発が続けられています。
CENTERLINE 1500高圧モータ・コントロール・センタは、すべての産業用電力および制御ニーズに対応する1つの基盤を提供します。当社のスマートで拡張性に優れた設計は、生産性と安全を向上させるための能力をカスタマイズできます。当社は、UL 347およびNEMAの要件を満たす高圧モータ・コントロール・センタを構築し、耐アーク性のMCC製品設計を提供しています。
高圧モータを利用することで、アプリケーションが過酷な産業環境でも安全に繰返し稼働できるようになります。システムの保護とパフォーマンスを向上させるために、CENTERLINEモータ・コントロール・センタは、厳しいアプリケーションの要求を満たすように構築されています。
- 2.4kV~6.9kV、最大9000HPで利用可能
- 最大定格800A
- UL 347規格に適合するように設計
- IEEE C37.20.7に従って耐アーク性を評価
- Allen-Bradley®の可変周波数ドライブで構成可能
高圧可変周波数ドライブとモータコントローラシステムを個別に構成する産業用制御システムとは異なり、統合CENTERLINE高圧モータ・コントロール・センタは、コモンバス上に単一のラインナップを作成します。その結果、ケーブルが減って設置が簡単になり、設置面積が小さくなり、さらに、総所有コストも削減されます。
産業安全機能
IPMG (Integrated Protective Maintenance Grounding)装置は、すべての負荷側接続と負荷ケーブルを接地します。UL承認されたこの革新的な製品は、危険な一時的接地装置の使用を排除することにより、スタッフ作業員の安全性を高めます。
統合接地装置:
- 負荷ケーブルを含むすべての負荷側接続をハンドルを回して迅速かつ容易に接地
- 煩雑で危険なユーティリティスタイルの接地ボールや一時的接地ケーブルアセンブリを取付ける必要性を排除
- MCCパワーセルのドア を開けることなく、出力(負荷側接続)を接地可能
- MCCパワーセルへのシームレスな組込みを実現
ArcShield技術搭載CENTERLINE
- アークフラッシュの危険性を低減し、内部電気アーク障害防止機能を強化
- IEEE C37.20.2規格に準拠し、内部電気アーク障害防止機能を強化
- 強化キャビネットおよびパワーセルのドアを装備(IEEE C37.20.7に従って、障害発生時に最大40kA、0.5秒、または50kAのアークフラッシュに含まれる物質を阻止するためにパワーセルドア閉鎖機構を含む)
- キャビネット上部にアーク放出口を備え、アーク・フラッシュ・エネルギーを頭上に放出(IEEE C37.20.7、タイプ2Bアクセス性準拠要件に適合)
- 電源バス、低圧、パワーセルの3つの絶縁型コンパートメントを搭載
- 強化されたスイングアウト式大型低圧パネルで密封され、アークフラッシュに含まれる物質の侵入を防止
- パワーセルに通電されていないことを視覚的に示す絶縁スイッチ
- 水平電源バスを装備(アクセスしやすい取り外し式カバープレート付き)
高圧モータ・コントロール・センタとは
高圧モータ・コントロール・センタは、工場の機械を稼働させるモータ用のモータ制御や電気機器を収納する産業用金属製エンクロージャです。内部には可変周波数ドライブ(VFD)、モータスタータ、ソフトスタータ、安全制御、電源、パフォーマンス収集機器があります。モータ・コントロール・センタは中央に配置できるため、潜在的に高温多湿で、ほこりっぽく、密集した製造環境から工場制御を取り除くことができます。
CENTERLINE 1500高圧モータ・コントロール・センタは、UL 347およびNEMAの安全規格に準拠しており、過酷な産業用制御システム環境でパフォーマンスと保護を向上させる材料と機能を使用して設計されています。
IntelliCENTERテクノロジを搭載したCENTERLINE 1500を使用して、オペレーティングシステムの視認性を向上
このテクノロジは予知保全やプロセスモニタ、高度な診断に役立つ情報を取得し、モータ、制御装置、アプリケーションのパフォーマンスの状態を確認します。さらに、IntelliCENTERテクノロジはセキュアなEtherNet/IPネットワークプロトコルを使用して、デバイスデータへのリモートアクセスと、工場と企業運営の統合を実現します。
- MCCにアクセスする必要性を減らすデータへのリモートアクセスを提供
- EtherNet/IPネットワークにより、工場と企業運営の統合を促進
資料
Resource | Publication Number | Language |
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CENTERLINE 1500モータ・コントロール・センタのカタログ | 1500-BR003 | |
UL 347モータ・コントロール・センタへの人的安全性のレイヤの追加の白書 | MCC-WP003 | |
高圧モータコントローラの仕様ガイド | 1500-SR020 | |
CENTERLINE 1500高圧MCCの調達仕様 | 1500E-SR001 | |
仮想工場出荷時テスト | MCC-SP005 |
認証
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ANSI
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IEEE
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NEC
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OSHA
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IEEE 519-2004
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IEEE C37.20.7、タイプ2B
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NEMA
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UL
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安全およびEMCに対するEU指令