講演者および概要:
SRIインターナショナル 日本支社長 兼 事業開発担当バイスプレジデント イギデル ユセフ
「製造業と産業におけるデジタルトランスフォーメーション - 応用と適用事例」
日本の多くの製造業および産業は、高齢化と労働力の減少という問題に直面していますが、技術研究開発の最新の進歩によってスマートでカスタマイズされたイノベーションソリューションによるデジタルトランスフォーメーションは、これらの課題のほとんどに対処するために上手く活用ができます。 SRI Internationalは、60年にわたり日本の様々な業界の研究開発の強化に貢献をしてきました。 最近のSRIの技術の応用と適用事例について、いくつかご紹介致します。
マッキンゼー・アンド・カンパニー パートナー 黒川 通彦
「日本の製造業におけるDXのチャレンジと成功のための要諦」
日本の製造業におけるDXの進展は世界と比べて遅れている。倉庫・物流領域のDXにおいては、現場の業務の自動化、AIの活用等が「パイロットの罠」に陥り、全社に展開されていない。原因を分析すると、「ビジネス」「組織・人」「テクノロジー」の3領域に、大きな課題があることが浮き彫りになって来た。本講演では、毎年1,200社のDXを支援してきたマッキンゼーの経験から、日本の製造業DXを成功させる要諦を解き明かす。
ロックウェル オートメーション ジャパン株式会社 パートナー戦略事業本部 本部長(エバンジェリスト) 吉田 高志
「スモールスタートという検証導入により拡がるデジタルの世界」
近年の急激な産業や市場環境の変化などを背景として、ものづくりの現場でのデジタル技術の取り組みが加速化してきています。その一方で、導入前の投資対効果が明瞭ではないケースも少なくなく、現状のものづくりが曲がりなりにも成立しているが故に、デジタル技術適用を見送ってしまうこともあります。投資を決定するにあたっての必要十分な情報量ではないための判断は正しいと思う反面、将来の企業経営という側面において影響を及ぼす懸念を抱える可能性もあります。今回は、この投資対効果ということに焦点を当て、スモールスタートという検証導入による効果測定と効能展開という点について説明いたします。
シスコシステムズ合同会社 IoT製品 営業担当 中川 貴博
「製造業DX:製造現場の業務デジタル化変革に向けた工場ネットワーク整備」
製造業DXの一つの取り組みとして、スマートファクトリーが挙げられます。IT技術を活用し、生産業務/生産設備の高度化、収集したデータを経営に活かすお客様が増えてきております。工場での働き方や生産ラインも大きく変革してきており、サプライチェーン全体の変革を踏まえた、生産設備接続から導入推進方法含めた工場ネットワークインフラ導入事例をご紹介させて頂きます。