キャリブレーション手順
この例では、RTD入力タイプで使用する5034-IRT4Iモジュール上のチャネルのキャリブレーション方法について説明します。 5034-IRT4Iモジュールでは、以下のレジスタを使用してオーム(Ω)単位でキャリブレーションを行ないます。
- 1Ωレジスタ(下限基準値キャリブレーション用)
- 448Ωレジスタ(上限基準値キャリブレーション用)
アナログ入力モジュールをキャリブレーションするには、下限および上限信号基準値をモジュールに適用します。 基準値は、チャネルで使用される入力範囲と一致している必要があります。
入力タイプ | 入力範囲 | 下限キャリブレーション基準値 | 上限キャリブレーション基準値 |
---|---|---|---|
RTD | 1~500Ω | 1Ω | 448Ω |
熱電対 | -100~+100mV | 0.0mV | 100.0mV |
- キャリブレーションするチャネルに下限基準値終端抵抗を接続します。
- プロジェクトをオンライン状態にし、コントローラがプログラムモードになっていることを確認します。
- キャリブレーションするチャネルが正しい入力範囲に構成されていることを確認します。
- Module PropertiesダイアログのCalibrationビューで、Start Calibrationを選択します。
- チャネルをキャリブレーションすることを確認するダイアログが表示されたら、OKを選択します。
- キャリブレーションするチャネルを1つずつ選択するか、まとめて選択したら、Nextを選択します。
- Attach Low Referenceダイアログが表示されたら、キャリブレーションするチャネルに1Ωレジスタを接続します。
- Nextを選択します。Low Reference Resultsダイアログが開き、キャリブレーションしたチャネルのステータスが表示されます。
- StatusがOKの場合は、Nextを選択します。StatusがOKでない場合は、キャリブレーション手順を繰返します。
- Attach High Referenceダイアログが表示されたら、キャリブレーションするチャネルに448Ωレジスタを接続します。
- Nextを選択します。High Reference Resultsダイアログが開き、キャリブレーションしたチャネルのステータスが表示されます。
- StatusがOKの場合は、Nextを選択します。StatusがOKでない場合は、キャリブレーション手順を繰返します。
- Calibration Completedダイアログが表示されたら、Finishを選択します。
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